Negiccoオタクの八百屋が考えるネギの完全攻略
こんにちネギネギ。ここのやさいです。
毎回お久しぶりになってしまいます!最近、ここやさのホムペをリニュるために、定期便のお客さまにアンケートをお願いしておりました。みなさん回答が早くてとっても助かります!素敵なお客さまばかりだ。
そんな中、「野菜の保存方法を知りたい」と、ねぎの食べ方を知りたいというご意見がいくつかみられました。何を隠そう私はNegiccoのオタクです。ネギのことを言いたくて仕方ないんですよ。ということで、今日はネギの保存方法と、ネギの食べ方についてお話します。
そもそもネギってどう作られているんじゃ?
ネギには「夏ネギ」と「冬ネギ」があるのを知っていますか?ここのやさいで取り扱っているのは、冬ネギ。大まかに2シーズンに分けられます。新潟は冬ネギが主流で、10月くらいからネギが出始めるイメージです。冬のネギは、寒さで身がギュっと引きしまって甘くておいしい。
そして、ネギはどう生えているか?こうです!
ネギは縦に生えています。土から出ている部分は、光合成で全て緑色、反対に、土に埋もれている部分は白い。そしてさらに言えば、白い部分を増やすために「土寄せ」という作業が行われています。ネギがにょきにょき伸びてきたら、周りに土をかけて覆う。これを繰り返すことによって土に埋もれている部分が増えて白い部分が長くなるってわけ。そのときに肥料をあげたりすることでネギに栄養がいって大きく育って…という感じで作られています。知ってた~?!
ネギをどう保存するのがいい?
これを見ると分かるかと思いますが、ネギは縦に生えています。自然な状態で保存するのが、野菜にとっては一番よいのです。つまり、立てる。さらにいえば、ネギを新聞紙で覆って寒いところに立てて保存することで、ネギの水分が逃げてパサパサになるのを防ぐことができます。これが、ネギの保存方法。ちなみに私はクソ寒い古民家に住んでいるので、自分が食べる用のネギは玄関に立てたりしていました。商品のネギは、米袋に入れて立てて冷蔵して管理しています。
ネギって使い方無限大なんやで
ネギって普段どうやって食べてる?
そんなネギですが、4月頃まで健在。飽きずにみなさんに食べてもらいたい。ネギって何にして食べていますか?味噌汁、薬味、鍋…このあたりがメジャーでしょうか?
ネギは玉ねぎの代わりにもなるよ
2月にFinder Coffeeの戸田さんと一緒に開催したお野菜ビュッフェのイベントの際、メインディッシュとして「ほうれん草のチキンカレー」を作りました。このとき、使ったのは玉ねぎではなくネギ!食べた方は気づいたでしょうか?ほうれん草カレーを作るのが初めてだった戸田さんとの打ち合わせのとき、ちょうどコーヒーを飲みに来ていた「晴れる屋」さんから、「ネギでも玉ねぎの代わりになるよ~!」とのアドバイスをいただき、「え?玉ねぎ高いし、それならネギでカレー、作ってみる?」となってほうれん草カレーをネギで作ることにしました(結果大成功)。
ネギは思ってるよりたくさん料理に入れていいんだ
ネギって、思ってるよりもたくさんの出汁が出ます。ネギの緑の部分からとろ~っとした液体(以下ネギ汁とする)が出ているのを見たことありますか?市場に出荷する際は、このネギ汁が段ボールを汚すため、ネギを振ってネギ汁を出し切ってから箱詰めする農家さんもいるそうです。
でも、このネギ汁がうまみの元。これを出し切るなんてもったいないの極みでございます。緑の部分は出汁がたっぷり出るだけでなく、肉や魚を煮るときの臭み消しとしても活躍します。そしてネギの特徴って、「火を入れると思ったよりちっちゃくなる」ことだと思うんですよね。ここのやさいの定期便をご注文いただいている方、これからおためし注文してみようかなと思っている方には、「想定の1.5~2倍はネギを入れる」をぜひやってみてほしいです。
ネギが主役の副菜も、作れちゃうよ
ネギはぶつ切りにして塩コショウやスパイス(クミン入れるとそれっぽくなる)で焼くとおいしいネギ焼きになります(マリンピア日本海近くのベジタリアンレストラン「ハヴァナ・ダイニング」の定番レシピ!)。おうちで作るときは、事前にレンジでチンしておくと中まで柔らかくなって時短調理にもなりますよ。
料理って、自炊って、もっと自由に雑でええんやで。だって素材がおいしいんだもの。刻んで、軽くチンしてからキャベツや小松菜、にんじんやほうれん草などのそのときどきの野菜と和えて、油とポン酢や白だしでサッと和え物にしてもおいしい。だって素材がおいしいんだもの(2回目)。火の通ったネギは冷めてもおいしいので和え物にして作り置き、大変おすすめでございます。
「Good Night ねぎスープ」であったまろ
そんな感じで、ネギのことをつらつらと語ってきましたが、Negiccoに『Good Night ねぎスープ』という最高の曲があります。作り方はというと
まだまだ寒い日が続くし、疲れたときに料理したくないよね。でも、結構料理って、自炊って、適当でもいいと思うんだ。だってネギが、素材がおいしいんだもの(3回目)。肩の力抜いて、お野菜食べて、ほっとあったまれますように。
ネギのこと書いてたら、私はおなか減りました。そんなかんじで、今夜はおやすみ。