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【おりょうりの森~cooking therapy①~】


おりょうりの森…



あなたは
この絵本をご存知ですか…。


1970 年代を中心に刊行された
小学舘の創作童話シリーズの一作

幼児、小学生の低学年向けの愛らしい絵本

おりょうりの森

であります。



さて
おりょうりの森と聞きますと
皆さんは
どんなイメージを浮かべるでしょうか。

そう

まさしくそのタイトル通り
お料理をする森なのだと
想像されるかと思います。

ところが
想像以上に
頭の中
夢が広がるこの絵本のストーリーに
いつも海風や

山の香りを楽しみながら
走り回っていた幼い頃の私にとって

自然豊かな森の中では
不思議な出来事が待っている

そんなトキメキを与えてくれる一冊でも
ありました。

小学生の頃、図書館に行っては
何度も何度もこの絵本を繰り返し繰り返し
読み耽っていました。

大人になってからも
忘れることが出来ず
地域の図書館にて
全国の図書館から探していただき
取り寄せて
お借りさせて頂きました。

あの頃と同じ感動はなかった事は
事実ではありましたが

それでも
お料理を作る楽しみを教えてくれた
一冊ということもあって

私は
この絵本に感謝をしながら
一頁一頁
あの頃の自分を思い出しながら
めくったのでした。

さて、
そこまで多くの子ども達を
魅了しお料理をする楽しさを
教えてくれた

この内容について

お話しましょう。


お話の始まりは


1人の女の子が

お小遣いが足りなくて
おままごとセットを買うことが
出来ないまま

家路に向かいます。


近道するためにおもちゃ屋さんの近くの
森を通ることにしました。


ところが
みたこともない森の中に迷いこんで行きます。



すると

なにやら不思議な音が聴こえて来ました。


カチーン

ぼこーん

なんと木の枝にぶら下がっているのは
フライパン。

ぶつかり合って音を鳴らしていたのです。

それだけではなく
ランプの木


スプーンの花
フォークの花

卵のキノコ…

目玉焼きのご馳走を
森の動物達と一緒にテーブルを囲んで
食すのです。


イラストがとても可愛く
色彩も優しくて

お母さんみたいに
お料理につくれたらと

そんな

憧れいっぱいの
一桁の年齢の女の子ならば

この絵本の世界に
引き込まれてしまうのも
当然と言わんばかりでしょう。


子どもの頃
初めてのお料理は目玉焼きという
お子さんもいらっしゃるかもしれません。

実際

塩もふらず
何もつけずにそのまま食べて

美味しい美味しいと
食べていたお子さんがいらっしゃって

私の父親が確か
その事について

自分で初めて作った料理は
塩気がなくても美味しいんだろうなぁ


笑っていた記憶がありました。

そうです。

野菜嫌いな子どもさんでも
自分で育てた野菜は
美味しいと言って自ら
そのお野菜を頬張ってくれるのですから

本当に不思議ですね。


みんなで
作るから美味しくて…


みんなで囲んで食するから
楽しくて…


森の動物さん達のスプーンもフォークも
ひとつひとつテーブルに並べて


テーブルコーディネートは
森の中で繰り広げられていく…。


cooking therapy

幸せホルモンが
溢れる絵本。


この絵本が
見つからず

子どもたちの
読み聞かせは
できなかったけれど

こどもに読みきかせたいと
ママ達の声があるのです。



懐かしい想い出の絵本に
お料理という事に対して

とても
良い印象を与えてくれたこと



心より感謝しています。


あなたも

どこかで


このおりょうりの森の絵本に
出会えると
良いですね…。







感謝します…。































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