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よくある質問

昼食について

 現在、ここのねでは、ボランティアの方が美味しいお昼ごはんを作ってくれています。季節のもの・地産地消・無添加で安心して食べられるご飯を意識してメニュー立てをしております。材料代として1食につき300円頂いています。
 オンライン連絡帳を通じて、メニューを前日までに確認してもらい、食べる/食べないかを連絡してもらっています。もし、食べない場合はお弁当を持参するか、昼休みに近くのお弁当屋さん・スーパー・パン屋さんでお昼ごはんを買いに行くこともできます。

ここのねクリエーターとは?

 外部講師として「好き」や「得意」を子どもたちに楽しく伝えてくれる「ここのねクリエイター」(以下、ここクリさん)は、ここのねの理念に共感し、深く理解をしてくれている人が登録してくれています。
 「からだとこころ」や「出会う時間」には、スタッフから講師として講座を依頼し、子どもたちに提案することもあります。また、「プロジェクト」では、子どもたちから「ここクリの〇〇さんにこんなことを学びたい」という声が上がり、子どもたちがここクリさんに直接交渉する経験もすることができます。ここクリさんは、子どもたちへの好奇心や興味が生まれるキッカケを与えてくれる存在でもあり、子どもたちの「もっと知りたい」という探求学習・自由研究を支える存在でもあるのです。

運動会はあるの?

 特に決めてはいません。しかし子どもたちの中で「運動会をやりたい!」という声があがれば、土づくりで提案してもらい、運動会をやりたいメンバーを集めて開催に向けて準備を行います。

出席扱いについて

 出席扱いになるかどうかの権限は、お子さんの在籍する学校の校長先生が持っています。本人と家族が望めば、スタッフが在籍校に連絡を取り、学校長・ご家族の方・ここのね・(本人)の4者面談(3者面談)を行います。
 その後、在籍校と教育委員会との協議を経て、出席認定となる可能性は十分にあります。出席扱いになると、通学定期も発行可能となりますので、ご希望の場合は、入学後にスタッフにお問い合わせください。

小・中学校の卒業資格について

 小・中学校の場合、法律上、出席日数は進級・卒業認定の要件と定められておりません。仮に1日も出席しなかったとしても校長の裁量によって、子どもの家庭や学校以外の場での学びと成長を評価して進級・卒業を認めることができます。

高校の進路先について

 高校の進路が狭まる可能性はあると思います。公立高校の受験の合否は学力検査(試験)と内申点で決まります。受験する学校によって比率は違いますが、学力検査:内申=7:3〜5:5といったものになるそうです。
 フリースクールに通う子どもの評定(いわゆる内申点)は、その子が在籍している学校においてつけられます。そのため、在籍している学校とここのねが連携を取り、ここのねに通うことで出席扱いとみなしてくれた場合は、評定で1をもらうことができます。しかし、定期や期末テストや提出物を出さなければ、2以上の内申を得ることは現時点ではないみたいです。(※出席扱いしてくれなければ、評価対象外になるため、内申は斜線がつく可能性もあるみたいです。)
 県によっては公立高校の受験の際に「不登校枠」というものが存在します。大分ではないとのことでした(市内の高校教育指導班に問い合わせた結果)。なので、現時点でフリースクールやオルタナティブスクールを卒業した子どもたちは通信制の高校や一般入試を受け公立の高校へ進学します。

親の学べる場所について

 ストーリーパーク上で親目線での子どもの振り返りを残すことで、そこに対してスタッフからのコメントを行います。振り返しとコメントの繰り返しを行うことで、親御様自身の新しい気づきを得ることができると考えています。それ以外にも、オンライン連絡帳BANDにおいて、親だけのグループも作成しております。そこで相談したいことを投稿することで、親御さん同士で様々な意見を聞くことができます。
 それ以外にも、普段子どもたちに向けて講座を開いてくれる「ここクリさんの出来ること」と「保護者の方の要望」や「スタッフの学びたいこと」がマッチした場合に、大人向けの講座を開いていきたいと考えております。

他のスクールとの連携について

 連携を取っていきたいと考えています。現時点(21年2月)では、サイエンスに特化した理科フリースクールマイムさんと定期的に交流できる仕組みを作り、フリースクール間の交流を目指しています。ここのね以外の素敵な民間スクールと連携を図ることによって、子どもたちの学びの選択肢が増えていくことを確信しています。

地域の方との連携について

 積極的に行っていきたいです。今まででは、隣に住むおばちゃんに「季節のジャム」「地域に伝わるおやつ」の作り方を教えてもらったり、素敵な農家さんから「お野菜や果物の差し入れ」などの繋がりがありました。子どもたちは「家と学校以外の大人の存在」を知り、そんな繋がりを嬉しく感じることがあったそうです。
 今後は地域の方にここのねクリエーターとして登録してもらい、「大分(豊後大野/大野町)のこと」「郷土料理」「先代の智慧」を子どもたちが学べる環境を作りたいと考えております。また、少子高齢化などで廃れてしまった地域・季節行事(お花見やお餅つきなど)をここのねが主催して、近所の方が気軽に立ち寄り、笑顔が溢れる場所でもありたいと考えています。

規律と規則について

 大人が「一方的に決めるものは一切ない」というのが、ここのねとしての原則です。なにか意見があれば、大人子ども関係無く誰でも意見を出すことができる「土づくり」という話し合いの場を設けます。その話し合いの中で決まったことが、規則や規律になっていきます。しかし、自分以外の他人と共有することや場所に規則・規律がないことは実質ありえないのではないかと考えます。

ここのね自由な学校の名前の由来は何?

 ここのねに込めた想いは3つあります。一つ目は、「今、ここ」に生きること。二つ目は、「こころの根っこ」の声を聴くこと。三つ目は、「ここの音色」を奏でること。です。詳しくはこちらに書いております。

「わたしのこたえを創る」って何?

 わたしのこたえを創るとは、正解が無限にある(正解のない)社会の中で、自分が納得して生きることができる人生を選ぶことです。
 ここのねでは、正解のない問題に日々取り組みます。その中で、自分中心に考えるだけでなく、他人の考え方、知恵や技術なども取り込み、自分や自分や他人を含んだ皆が「納得できる正解」をつくる経験を積んでいきます。

ここのねの自由ってどんなものなの?

 ここのねにおける「自由」とは、自分がやりたいと思ったことができることです。しかし同時に、自由は勝手に手に入るものではありません。例えば「英単語200語を覚えて海外の人とコミュニケーションを取りたい!」と思っていても、なにもせず寝ていればその能力が手に入ることはありません。英単語を覚えるためには、それを覚えるための練習が必要です。
 だから、ここのねにおいては「自由」でいるための「責任」が伴います。何をどのように学ぶかを自分で選ぶことができるからこそ、なにもせずに自由に近づけなかったとしても「それはあなたが決めたことだよね?」と常に問われるのです。そのタイミングで本人が気づけば、やり方を変えてまた新しくやり直していけば自由に近づくことができるでしょう。この繰り返しによって、自分の人生を自由に生きるには、自分で切り開いていく必要があることを学んでいきます。
 ここのねは、「自由な学校」ではなく「自由をつくる」学校なのです。

好きなことばかりやってていいの?

 ここのねでは「好きから学びが始まる」と考えています。学びというものは「教えられたことを、疑問を感じずに、正確に覚えること」ではなく、「自分で疑問を感じたことを、自分や仲間とともに調べて、納得できる正解を導き出すこと」だと考えているからです。
 そのために、まずは子どもたちの興味があること、好きなことから物事に取り組みます。そのプロセスの中で、好きや楽しいから「気になること」「もっと知りたい」が生まれ、探求する学びに繋げると確信しています。
 スタッフやここクリさん、それ以外の大人の心得として「好きの中の学びを具体化するための提案」や「苦労や困難が来た時に乗り越えるためのサポート」そして「好きを共にワクワクしながら話せる想い」を持つことを大事にしていきたいと考えています。


少人数で社会性は身につくの?

 社会性は、学校や家だけで身につくものだけではなく、実際の社会に出て沢山の人と関わり新たな体験をすることで身についていくものだと考えています。ここのねの生徒数は公立の学校と比べると少人数ではありますが、数が少ないからこそ、子ども同士間で起こる衝突を誰しもがスルーすることは難しく、問題が解決するまで丁寧に話していくことが必要になっていきます。当事者や周りの子どもたち同士が本気で向き合うことで建設的な人間関係を築き上げていくようになるだろうと考えております。
 また、ここのねでは外部の人と繋がれる環境を積極的に作り、多様な人との関わり合いや今までに経験したことのないプロジェクトをしていくことによって、子どもたちが真の社会性を身につけていくのだと考えております。

ここのねの力になりたいけど何ができるかわからない

ありがとうございます!そのお言葉が何よりも嬉しいでございます。ここのねを支援していただける6つの方法がこちらにございます。

一つ目は、【直接寄付をする】資金面で支援をしていただくことで、学校の運営費・環境設備維持費・活動費に当て、持続的な学校運営ができるように心がけていきたいと思います。
二つ目は、【学用品の寄贈する】学用品の寄贈をしていただくことで、子どもたちによりよい環境を提供し、やってみたい!から始まる学びを支援することにつながります。
三つ目は、【ここのねクリエーターになる】ここのねクリエーターに登録して、あなた自身が講師となって講座を開催し、子どもの「学び」を支援できます。子どもたちへの好奇心や興味が生まれるキッカケを与えてくれる人を大募集しています!
四つ目は、【運営サポーターになる】「給食スタッフ」「食材提供」「場所整備&DIYメンバー」「広報メンバー」というここのねを共に創るボランティアメンバーを随時募集しています。
五つ目は、【ここのね自由な学校の公式アイテムを購入する】子どもたちの奨学金になる「ここのね未来チケット」、子どもやスタッフ、保護者が考案・デザインしたアイテムの販売をしています。
六つ目は、【有料noteを購読する】有料noteを購読いただくと、ここのねの内情に詳しく&応援しながら資金面での支援ができます。主な内容は、「スタッフの日々の振り返り」「ここのね未来の構想」「子どもたちの創作した小説等の作品(掲載許可のみ)」です。

ここのね自由な学校は、民間スクールのため100%実費で運営をしています。今後、補助金や企業へ協賛してもらうように動いていく予定ですが、まだまだ経営的に厳しいものがあります。ですので、このようなご支援がとても貴重であり私たちの運営する糧になっていくのです。私たちも自分たちの足でしっかりと歩いていけるように日々精進して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

スタッフに求める能力とは?

 自分を振り返ることが好きなことだと思います。子どもたちと関わるなかでいろんな感情が生まれてく、その感情に対してとことん向き合うこと、それがたとえ自分にとって都合の悪いことだったとしても、その部分を直視して改善していこうとする、その過程が好きであることがスタッフに求める一番の能力だと思います。

ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!