ビールの泡
ぼくはビールが大好きなのですが、どうしても理解できないことがあります。
それは、泡が重宝されていることです。
泡があった方が見た目が美しいという意見なら、確かに白と金のコントラストが生まれて美しいように感じるからわからなくもないです。
しかし、泡が美味しいというのは何とも理解ができないのです。ビールが飲みたいのにファーストインパクトで泡が来てからしばらくビールがやってこないじゃないですか。泡に味がついていればそのフェーズも楽しめるけれど、何の味もないからぼくは「おいおい、泡なんかより早く喉に潤いを与えさせてくれよ。」と感じるのです。
調べたところによると泡には見た目以外にも泡でふたをすることで、「ビールが空気に触れて風味が落ちるのを防ぐ」「口当たりをやわらかくする」「炭酸ガスが逃げてしまうのを防ぐ」などの効果があるそうですが、ぼくは否定したい。
確かに酸化によって風味は落ちることはあるでしょう。しかし、お店で注文して飲み終わるまでの時間だけで風味が落ちたり炭酸ガスが逃げたりなんてことがありますか。そんなの風味や炭酸ガスというよりぬるくなってまずいと感じているだけでしょう。泡無しで風味がなくなったり炭酸ガスがなくなるほど放置してたら、初めに泡があってもなくなっている上にぬるくなっていると思います。風味を気にするほど美味しさを求めているのであれば早く飲めば良いじゃない。
そもそも、ぼくが泡に対して疑問を感じるようになったのはある動画を観てからです。
ある動画というのは海外のバーでの動画で店員が客に対してビールを注ぎ、その過程で発生した泡を捨てて空いたスペースに注ぎ直してビールをヒタヒタにしていたのです。
日本ではわざわざ泡を追加しているのに海外では泡は捨てるのか!とぼくはギャップにかなり驚いたと同時に上で述べたような意見を持つようになりました。
NHK BS の番組でも似た話題が取り上げられていたようで海外の人はぼくが海外の動画を観て驚いたように日本式のビールに驚いていたようです。
いつからなのかわからないですが、どこの居酒屋に行っても泡無しなんてところは無いから日本には泡文化が深く根付いてるのでしょう。ぼくには理解できないというだけで泡が好きな多数派の人たちを決して否定するつもりは決してありません。
ぼくは少数派であることを意識しつつ、「生ビール、泡無しでお願いします。」と頼むこともあるかもしれませんが多数派の一員に「お前は何を考えているんだ、バカじゃないのか」と言われないことを祈っています。
最後に、ビールの泡をヒゲみたいに付ける女の子はアザトカワイイから好きなので泡文化は無くならないで欲しいと心から願っています。