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会社の大枠の捉え方の話

こんにちは。ココノエです。
自分が会社という組織を大枠でどのように捉えているかの話です。
製造業の友人と会話している際に考えついたものなので、製造業チックな用語の使い方になっています。

会社を5つに分解する

会社を要素に分解してくださいと言われたらどのように分解するでしょうか。人それぞれとは思います、資本と労働に分けたり色々あるでしょうが、ある組織の集合体のモデルと考えた場合、次のように考えられるのではないかと思っています。

  • 営業部門:商品、サービスを顧客に販売することで売り上げをたてる部門

  • 製造部門:営業が取ってきた売り上げ(契約)に対して、その納期を守りつつ、最大の利益(粗利)をたてる部門

  • 開発部門:将来的に商品、サービスになりうるものを開発する部門

  • 間接部門:他の部門が円滑に、効率的に業務を遂行できるようサポートする部門

  • 経営部門:上記4つの部門をマネジメントしつつ株主価値を最大化する部門

製造業用語で書いているので、SaaSをやっている企業はどうなるのかといったことになるかと思いますが、SaaSであってもサービスを運用している部門などがあるため、抽象的に各部門の役割を捉えていただければ良いのかと思います。また、業界・業種によっては、複数の部門をまたがってある部門があったりすることもあると思います。

余談ですが、最近DX部門があるところが増えていますが、上記定義ではDX部門は間接部門になると思っています(結局DX部門=社内コンサルなので、コンサルが中間業な以上こうなるイメージです)。

会社の中心はどこになるのか

会社の中心は、営業部門と、製造部門です。
営業が売り上げをたて、それに対して納期を履行し、利益を確保し続けられる限り、会社は存続し続けられます。
そのため、常に会社の中では、この部門の発言が強くなりがちなのはどの会社でも同様かと思います。

会社組織の重要課題

営業部門と、製造部門はそれぞれのアイデンティティを達成しようとすればするほど、コンフリクトを起こします。
営業からすれば契約を取れば取るほど良いので、当然納期や利益が難しくても売り上げを取りに行きます、一方製造からすれば無理な契約は利益や納期の履行の最大のリスクになるため、これを受け入れません。
結果として、会社の中では常に、営業部門と、製造部門が綱引きを行い続け、その線引きをどこにおくかで対立します。この課題は会社組織を5つの組織構成から見れば必ずどの会社でも起こる構造としてなっているため、どの会社でも重要改題として現出します。
逆に言えば、この部分に関して、何らかの優位性を持ちえれば他社への比較優位性を持つことになります。

さいごに

会社の捉え方は各人によって色々あるかと思いますが、どう見るにしろビジネスマンは必ず会社との関係性を持つことになりますので、会社をどう見るかのイメージはあったほうが良いと思います。
イメージがあれば、社内で何らかの問題があったときに、社内の政治的な力関係などすぐに捉えられるようになるかと思います。

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