成功者とお近づきになる方法3（相手の側に合わせる）

　成功者とお近づきになるといいことがいっぱい💖と思っている方が多いですが、それは「自分次第」になります。

　どういうことかというと、「いいこと」だと自分が思えるかというところが大きなカギになります。

　成功者は私たちと「思考回路が違う」のですよね。なので、お相手の言動に「え？！」と思うこともわりと多いんです。

　その「え？！」な出来事を

「なにそれ？！（無理！）（おかしい！）」と反感を覚えちゃうのか

「おおおお、そういう風に考えるのか！」とか
「なぜですか？（抗議ではなく純粋な疑問）」
と学び欲をわきあがらせるのか

　道はここで二つに分かれます。

　前に、ある有名な方に急遽「通訳」を依頼されたことがありました。

　私は英語はわかるし日常会話程度ならいけますが、通訳できるほどではありません。その方が行うことになっている対談のテーマについても、相手の方の専門分野についての事前知識もゼロ！
　しかも、3時間交代なしの同時通訳という・・・！プロの方からしたら「無茶振りもいいとこ！」な依頼でした。（通常は3人くらいのチームになって交代しながら行うそうです）

「いやいやいやいや、それは無理ですよね」
　と言ったら、真顔で
「でも、他にいないから。対談はやるって決まっているんだから、あなたがやればいい」

　この時に私は

　おおおおーーーーーーーい！！！

　と思うのと同時に

　ああ〜そういう風に考えるのか！だからこの方は成功するんだ！

とも思えたので、やると心を決めました。（内心はガクブルです）

　そしてね、実際にやれたのです。（プロの方のレベルではなかったですよ。でも、少なくともその成功者と関係者には、いてくれてよかったと、ものすごく喜んでいただけました）

　あとで聞いた話ですが、なぜ私が急にその役割をふられたかというと、交代なし3時間連続の同時通訳という条件を聞いて、もともと通訳するはずだった人が「ありえない」と降りたからだそうです。

　だよねー、普通そうなるよねー、わかる！と思った方は要注意。
　成功者とお近づきになるのとは逆向きの考え方です。

　ちなみにこの時の通訳料はなしです。

　この件について、「あれだけ働いたんだから普通お金もらうとこ！」と言った方もいましたが、成功者が払わないなら、「そんなのありえない」ではなく「ほうほう、そういうものなんだ。でも、なぜかしら？」という姿勢でいることが欠かせません。

「なぜかしら？」

　と考える。そして問う。
　これはとてもとても重要なのです。

　彼らの言動を否定するのでもなく、考えなしにただただ受け入れるのでもなく、「なぜ？」と考え、問い、その背景を得ることは重要なのです。

　無条件にお相手の言うことに従うわけではなく、「彼らの思考回路」を得ることが「お近づきになり」、さらに「仲間になる」ことだからです。

　彼らが「そうする」のには「理由」があるのです。
　
　その理由に納得できるかどうかはこの際、どちらでもいいのですが、それを「そういうことなんだな」と受け入れていくのは「成功の思考回路」をより速く作る道です。

　ちなみになぜ無報酬なのか、こんな会話でその理由を知りましたよ。

「では、やります！報酬はもらえますか？」

「え？ 何言ってるの？ 友達が困ってる時に助けるのにお金もらう？」

（えーー？　私、友達？！）
って内心驚いたのでこう聞き返しました。

「え、友達ってとても光栄です！　ただ私、あなたにお会いしたの2ヶ月前のパーティー会場だけですよ？」

「そう。そこでいっぱい話してすごく面白い人と思った！ けっこう色々話し込んだ内容も覚えてる。今日の巡り合わせは天の采配だと思った！」

　あー、それでもう「友達」のくくりに入れちゃうのか。（笑）
　新世界。

　そんな風に思ったのを覚えています。

「わあお、ありがたいです！友達だと思ってくれているのですね。では、私、友達の窮地を全力でヘルプします！」

　そんな流れでした。

　ちなみにその後、私はこの方から、英語ではなく私の専門分野についてのお仕事をいただけるようになりましたし、旅行にも一緒に行ったり、たまにZOOMでおしゃべりしたりするようになっています。もう6〜7年のおつきあいですね。

　成功者とお近づきになるポイント
・お相手の教えを素直に受け取る
・なぜそうなのか背景を知り、自分もそう考えるようにする

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