転職日記②。そういえば俺、天才じゃなかったわ。

転職して3週間くらい。ようやく仕事にも慣れてきたような、まだそうでもないような。

今日は出社して仕事した。前の会社よりも職場は働きやすい。やっぱり電話がないのはいい。「出なきゃいけないかも」と思いながら仕事するのは私には負担が大きい。あと開放感のあるオフィスなのも大きいかも。「こんなおしゃれにして意味あんのかな」と思ってたけど意外と意味ありそう。まあソファ席とかは一生使わなそうだけど。わざわざ行くの面倒だし。

仕事は結構大変だ。今週は「市場分析」のような依頼をこなしたが、結構タフな課題だった。そもそもデータが汚すぎて前処理に時間がかかったというのもあるが、やはり見慣れないデータだと「どこから見ればいいか」「何から手を付ければいいか」を判断するのに時間がかかってしまい、なかなか前に進められなかった。

やっと作成して提出してみると、必要な項目があまりにも抜けていて、指摘のオンパレードだった。どうしてあんな状態で提出してしまったのだろうと悔やむ。しかし、提出するときはまあとりあえずこのくらいで最初はいいだろうと思っていたのだ。社会人2年半で「相手の要求した要件を満たした分析・資料の作成」は多少できるようになったと感じているが、やはりこういった「必要な項目を自分で決める課題」については本当にまだまだ下手くそだなと思う。

あとは時間の使い方が上手くないというのもあるんだろう。前の職場はものすごくゆったりとしていて、分析も1~2週間かけて行っていたし、そもそもまともな分析課題が大量に来るみたいな状況じたいほとんど発生しなかった(チームリーダーが業務過多を嫌ってペース配分してたのもあるけれど)。今はけっこうスピードが求められてそうなので、3~4日でやってみたのだが、「何を見るべきか/最終的に何が分かっていればいいのか」を正しく捉えられていなかったことで、本筋でないデータを集計してしまったり、最終的なアウトプットだけに気を取られて途中の論点整理に必要な指標が用意できていなかったりと、効率的なプロセスを踏めていなかった。この辺りが改善しなければいけない課題なんだろうなあ。

あと、前の日記を読んだ人には伝わっているかもしれないが、ちょっと張り切りすぎたし、自分の能力を高く見積もりすぎていた節がある。転職で自分の能力が認められたような感覚になって、少し舞い上がっていたのかもしれない。これは私の悪い癖だが、少し上手くいくとすぐ調子に乗ってしまって、さも自分が非常に優れているかのように錯覚してしまうことがよくある。だが、実際はそうではないので、すぐに壁にぶつかって必要以上に落ち込んでしまうのだ。

確かにうまくいくときもあるが、それは自分が天才でなんでもできる人間だからではなく、周囲の人の助けや自分の努力がたくさん積み重なったからこそ得られたものなのだ。それを、どうしていつも忘れてしまうのだろうか。どちらかといえば私は不器用な人間で、何かを身につけるのにも人一倍努力が必要であるというのに。周囲の方のサポートがあるおかげで、なんとかこの人生ここまでやってこれているというのに。

とにかく、「俺は天才じゃない」ということを改めて自覚したので、地道にコツコツと、自分のペースで頑張ることにした。とりあえず、まだ今は入社したばっかりだし、幸い上司も先輩もめちゃくちゃ丁寧に教えてくれるので、あんまり気負い過ぎず、勉強させてもらうという気持ちで取り組もうと思っている。頑張りすぎて心身壊したら意味ないし。即座に大活躍!みたいにはいかないだろうけれども、まあゆっくりやったほうが最終的には良い方向に進むでしょう。3連休はゆっくりやすも~っと。(原稿の締め切りはあるけど……)

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