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鱧を食べに釜山へ

旅の目的。

今回の旅の目的はいくつかあるけど、まず一番は「韓国で鱧がどういう風に食べられているのか知りたかった」から。日本では韓国産の鱧が非常に高値で取引されていて、高級料亭なんかで重宝されている。でも、こゝちよでは当然ながら淡路島産の鱧を使っている。

お客様に教えてもらったんだけど、韓国では麗水という街が鱧で有名らしい。でも今回は時間的余裕がなくて、釜山で鱧を楽しむことにしたんだ。それに、コロナ以来久々に海外に行きたくなってね。日本だけにいると、感覚が鈍りそうで怖い。ちょっとした冒険心もあったわけです。

到着

釜山に到着!駅で仕組みがわからず固まってたら、親切な男性が助けてくれた。彼は料理人で、近いうちに北海道で仕事をする計画をたてているらしい。優しい人に出会えて幸先良いスタート。
しかも彼も料理人。時間があればゆっくりご飯でも食べたかったんだが。

地下鉄でチャガルチ市場へ移動。

まずは市場前のレストランで昼食。鮑粥を注文。これはもう、めちゃ美味しかった。出汁が濃すぎず薄すぎず、鮑肝の旨味も最高。韓国料理は野菜が多いのが嬉しいね。外食が続くと、ビタミン不足で人間がウサギになる危機感を覚える。

市場の魚種は驚くほど豊富。こゝちよで使っている穴子より巨大な穴子がたくさん!貝類や鯛、平目など、日本でもお馴染みの魚も多い。ウニ、タラバ、クエ、ヌタウナギなども見かけたけど、ヌタウナギは日本じゃあまり見ないよね。1階の魚屋で買って2階で食べるシステム、斬新だ。

チャガルチ市場
韓国だと野菜が多く出てくるのがありがたい。
魚屋で指定。
カンジャンケジャン。

夕方は旅の一番の目的『韓国で鱧を食べる』

下調べした松島の鱧専門店に行ったら、なんと休日。ネット情報では営業日のはずだったのに、世の中の情報はやっぱりあてにならない。横の店の人に尋ねたら、少し歩けば鱧が食べられる店があるとのこと。こうして韓国での鱧体験が実現。

昼食から夕食までの短時間で、胃袋が「そんなに急いでどうするの?」と問いかけてくる。鱧は昆布の出汁にクミンなどの薬膳っぽい味付け。しゃぶしゃぶして酢醤油、紫蘇の葉、コチジャンで食べる。薬膳っぽいし韓国っぽい。ただ、鱧の骨が全く切れていなくて、これはダメだった。残念。

骨が切れてなくて、食べられなかった…

その後は温泉へ。

松島ヘスピアという温泉施設へ。日本の温泉とそっくりで、海が見える露天風呂。塩が効いている感じの泉質で、温度もいい感じ。サウナもついていて、2時間くらいまったり。旅の疲れをしっかり癒せた。

お風呂から上がると、施設内のテレビでプロ野球が放送されていた。これにはびっくり。まるで日本にいるかのような雰囲気だ。お風呂でリラックスして、プロ野球を観戦するなんて、もうここが日本か韓国かわからなくなるほど。

日本とあまり変わりがない

一旦宿に戻る。

今回の旅で初めてウーバータクシーを使ってみたが、これが大活躍。タクシー代金も日本よりリーズナブルな印象。事前に支払いができるのでぼったくられる心配がないし、言語の壁もなく、正確な目的地を伝えられる安心感もある。日本ではタクシー不足が地方でも大問題になっている。淡路島でも大問題。それなのにライドシェアの浸透が全く進まない。新しいテクノロジーの浸透が遅くて、日本の未来が心配。

宿の前の屋台で夜食。

宿に戻る前に、宿の前の屋台で夜食を調達。胃袋はもう限界を迎えていたが、旅先でのグルメは別腹だ。

韓国で感じたこと

今回の旅で感じたことがいくつかあります。まず、男同士が仲良く、グループになって飲んだりしている光景が日本よりも多いこと。徴兵制があるからなのか、仲が良さそうでした。また、街の雰囲気も日本と似ていて、特に釜山は大阪に近い感じがしました。あまり海外に行った気がしなかったのも面白い経験でした。

さらに、今回はglobal wifiを利用してノートPCも持って行ったのですが、仕事の連絡が山のように来て、結局スタバで仕事をする時間も多く、日本で過ごすのとあまり変わらない日を過ごしてしまいました。どこにいても仕事ができる時代ですが、次回はもっと現地の雰囲気を楽しみたいと思います。

お土産

女子スタッフからパックを買って欲しいと依頼があったので、ロッテマートで山ほど買って帰りました。お菓子や韓国海苔も買い込みました。帰ってからスタッフのみんなが喜んでくれたのが嬉しかったです。こんなにも喜んでもらえるなんて、何かとっても特別な気分になりました。お土産が人の気持ちに与える影響を再認識させてもらえた旅です。これからもいっぱい買ってこようと思います。

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