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「セクシー田中さん」は、明日からの日常を少し頑張ろうと思える作用あり

セクシー田中さん、ハマった。電子で無料分を読んで、即購入。まだ3巻までしか出ていないのが辛い。最終巻が出るまで…生きねば。

したたかぶりっ子の朱里は、仲良くなれない、する必要もない女子。田中さんも同じ会社にいたら、他の社員と同様、距離を置く…。チャラリーマンも昭和脳の男も嫌い!と、現実社会にて登場人物達と一緒になったら、突き放してしまうかもしれない。

だがしかし!!

読み進める事に、それぞれの事情や魅力に胸を打たれ、長所も見えてくる。

切り捨ててしまいたい日常の地続きにありながら、励まされる少女漫画。なんだこれは。

令和の少女漫画。胸に響いてくる。

私がこよなく愛する昭和の少女漫画に比べると地味である。王子も悪魔も出てこない。タイムスリップもしない(笑)。

本当に現実にある出来事。でも救われる。

この漫画が令和で流行っているってことは、みんな自信が持てなかったり、それぞれ迷ったりしてるんだなぁと思った。第一印象があてにならないのは知ってるつもりだったけど、もっと周りの人間関係を優しく眺めようと戒めた。笹野じゃないけど、つい偏見や先入観、思い込みで人物像を作りがちだから。

とりあえず、2巻でハムスターの「真壁くん」の名前の由来が出てきたけど、そんなの即わかってた世代としては、田中さんに幸せになって欲しい(笑)。

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