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LEGOでプログラミングを学ぼう

今回が初めての投稿です。

わたくし、小学生を対象にプログラミングなどのイベント、またボランティアでの授業を行なっている、かわちゃんと申します。

2020年の小学校でのプログラミング教育必修化にむけ、最近では県や市などの自治体を中心にすでに学校でのプログラミングの授業が見られるようになりました。

画面の中でネコが動くscratch(スクラッチ)にはじまり、マイクロビットやイチゴジャム、オゾボットなど多くの教材が見られるようになりました。

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↑スクラッチ・・・行動が書かれたブロックを並べることで猫を動かします。無料でできるソフトなのでプログラミング教育必修化に伴い多くの学校で取り入れられることが予想されています。

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↑イチゴジャム

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↑マイクロビット

現在ではここに挙げた教材以外にも数えきれないほどのプログラミング教材が国内、海外問わず様々なメーカーから製造、販売されています。

そこで今回は私がプログラミングを学ぶにあたって最もおすすめしている教材「教育版レゴ  マインドストームEV3(イーブイスリー)」をご紹介いたします。

プログラミングを新しく学ぶ方にとてもおすすめしている教材ですので、子供にプログラミング教育をさせたいと思っている方はぜひ読んでみてください。

マインドストームEV3とは

マインドストームEV3はレゴ社が出しているロボットプログラミング教材です。みなさまも小さい時に一度は触れたことがあるあのレゴです。

2017年には名古屋に世界で8個目のLEGOランドがオープンし、今でも連日多くの人が訪れるほどの絶対的な人気を誇っています。

レゴは自分で好きなものを自由に作ることができるため、子供のクリエイティブ能力、創造力を育てることができます。

そのレゴ社が出しているプログラミング教材がマインドストームEV3です。

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日本では福井にある株式会社アフレルなどが正規代理店として、教材の販売などを行っています。

アフレルのホームページはこちら

気になるお値段は6万円ほどと子供の教材としては若干高く感じると思います。

しかし、私は「決して高くない」と断言できます。

そこで私がマインドストームEV3を高くないと思う理由を簡単にまとめてみます。

①プログラミングだけでなくロボット製作も行うことができる。

多くのプログラミング 教材はプログラムを入れて様々なものを作ることができますが、自分でロボットを作ったりと言ったようなことはできません。

しかしマインドストームEV3ではインテリジェントブロックと呼ばれるプログラムを入れる頭脳部分の他に、距離を測る超音波センサー、色を識別するカラーセンサーなどの各種センサーに加え、大小合わせて3つのサーボモーターなどロボットをつくる全541個のパーツが入っています。

そのため「作りたいものを考える」⇒「ハードウェアとなるロボットを作成する」⇒「プログラムを入れて動かす」という実際のロボットや機械の開発さながらの体験ができてしまいます。

<歩行ロボット>

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ジャイロセンサーという、傾きを感知するセンサーを使い、倒れそうになるとモーターが回転する事で常に倒れないロボット。

<ロボットクレーン>

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<コンベアロボット>

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カラーセンサーにより色を識別し、それに従いコンベアを決まったところに動かす事で荷物を仕分けします。

このようにプログラムだけでなく様々なロボットを作ることができ、もちろん練習を重ねることで自分でオリジナルロボットを作ることも可能です。

YouTubeなどでも様々なクリエイターたちが自分で作った作品を公開しているので、それを参考に学習を進めていくことも可能です。

そう考えると自由に何回でもロボットやプログラムを作ることができるこのキットは非常にお買い得だと思いませんか??

またレゴというブランドのおかげもあり中古品などもメルカリやオークションサイトでも、それなりの値段で売られています。※中古であっても3〜4万円ほどで売買されています。

飽きたり、とことん使い込んだ後に売る事もできると考えるとかなりコストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。

②様々な大会が開催されている

私たちプログラミング教育関係者の中でも多くの方がマインドストームEV3は高額であるが、性能や応用性を見たときに「間違いのない教材」だと評価しています。高専や大学でも1年時にこのキットを使った授業を行う学校もいくつか見られます。

また世界にもたくさんのユーザーがおり、世界中のロボットプログラミング教室でも使用されています。

つまり、マインドストームEV3はワールドワイドにメジャーな教材であるということが言えます。

日本では株式会社ロボット科学教育が運営する「クレファス」や「ロボ団」が有名です。

クレファスHP

ロボ団HP

先ほど紹介したアフレルが毎年春に行うアフレルスプリングカップにはじまり、FLL(ファースト・レゴ・リーグ)やWROというマインドストームEV3を使用した世界的な大会もあります。

FLL HPはこちら

WRO HPはこちら

また前述の競技会以外にも各地方で様々な団体により大会やコンテスト等が開催されています。

1人で楽しむことができれば、頑張り次第で難しいことにも挑戦でき、自分の力を試す場も数多く準備されているということです。

メジャーな教材ならではのメリットですね。

③ロボット+ブロックプログラミングであるため子供にとって興味を持ちやすく、学習の第一歩としては最適である。

マインドストームEV3では無料で開発環境が提供されています。

またプログラムはビジュアルプログラミングと言われているように視覚的に、直感的に子供にも理解することができるブロックで作成することができるため、タイピングができない子供でも十分に取り組むことが可能です。

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※もちろんJavaやPythonといった言語にも対応しています。

例)前進のプログラム

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政府のプログミング学習指導要綱を見てもわかるように、プログラミング教育において言語でプログラムを書くバリバリのプログラマーの育成を目指しているのではなく、プログラムを作る上で必要な論理的な思考能力を鍛えることが目標とされています。

PythonやJavaなどのプログラミング言語を学ぶことは日本語や英語を学ぶように、それぞれの言語での表現の仕方を学ぶこととイメージしてください。

プログラミング教育ではその前提としてあるコミュニケーション能力を鍛えることが目標です。

どのように考えればより効率的にできるか、どのように作れば間違えずにプログラムが動くかというモノ作りのプロセスを学び、ほかの教科の学習にも応用されることが期待されています。

そのためマインドストームEV3を通して学習することで、勉強に欠かせない「考える力」という土台を作ることはもちろんプログラミングという分野でステップアップしていくことも可能ですし、ロボットや機械工学という分野にも強い人材になることは間違いないでしょう。

まとめ

このようにレゴ マインドストームEV3は文字通り「無限」の可能性を秘めています。是非興味のある方は、お子様への教育の1つにEV3を取り入れてみてはいかがでしょうか。

また使い方などの関連記事も随時アップしていくのでよろしけばフォローの方も宜しくお願い致します。

閲覧ありがとうございました。






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