いろんな相談先があることを、もっと多くの人に知ってほしい

こんにちは😁
レッスンで取り組む曲ではない曲の視聴・暗譜がなぜかものすごく捗る現象に名前を付けたいと思っている、青空 すみれです。

はじめましての方は、まずこちらをご覧くださいね。
私について、簡潔にまとめてあります。


昨日、ずっと見たいと思って初会放送を見逃した、『エマージェンシーコール 〜緊急通報指令室〜』の再放送を見ました。

この番組は、事故や怪我や病気の時、“119”に電話をかけるとつながる先、“消防指令センター”で通報を受ける指令員にカメラが密着したドキュメンタリー。

見終えて感じたことを書き残します。

※ ネタバレを含みます。

通報者、指令員それぞれが、それぞれの想いで精一杯のことをしている

まず番組を見終えて一番に思ったのは、通報の大半が、救急車の出動有無はさておき、通報者それぞれに通報に至る切羽詰まった理由があるのだということ。

それに真摯に向き合い、必要な指示を的確に出している指令員たちの姿は、すごいの一言ではとても言い表せないものを強く感じました。

「この人、もうダメかもしれないと思って指令したことは一度もない」

これは、ある指令員(仮に“A指令員”)が話していて、強く印象に残った言葉。

“電話”という、目で見て確認することが難しい状況の中で、動揺したりパニックになっている通報者から、必要な情報を聞き出して、その中で、「(傷病者の体が)冷たい」とか、素人目で「もうこの人は助からない」と思ってしまうけれど、A指令員を含めて、指令に当たる人たちは、「(傷病者は)助かる!」、「助けたい、助ける一助になりたい」、そんな想いで指令をしているのだと語っていました。

不安で電話をかける人

他方、指令室にかかってくる電話は、必ずしも緊急性の高い、一刻も速く、救急隊を現場に派遣しなければならないものばかりではないのです。

番組内では、日本語があまり堪能ではない外国籍の方が、
「私はアルコール依存で、いますぐに病院に行きたい」
と、とても動揺されながら、泣きながら、必死に訴える場面がありました。

会話の中で、周りにご家族がいることがわかり、ご家族に指令員は、
「アルコール依存の人を救急隊が搬送・介入することは難しいので、ご本人とよく相談されて、専門の病院を頼ってください」
と、結果、指令員はこの通報者の元には救急隊を派遣しない判断をしました。

この場面は、“緊急指令”が、福祉的な要素を含んでいる、身近に相談する先がないとか知らないことで、最後の最後に“119”をダイヤルしてしまう……
そんな場面だと感じました。

まとめ

“緊急通報”があることで、救える命はたくさん増えたはずです。
でも、一方で、電話を受けた指令員に、何か通報者の抱えた不満を怒鳴って電話を切るとか、人命救助ではない、「ネコがずっと泣いてるから来てほしい」など、“適切に緊急通報”が使われないことで、救えたはずの命が救えなかった……
そんなこともあると感じました。

“緊急通報”の前段階、救急車を呼ぶほうがよいのか相談する窓口として、子どもなら“子ども医療電話相談事業(♯8000)”があるし、それ以外なら“救急安心センター事業(♯7119)”、これ以外にもたくさんの相談先があることを、もっと多くの人が知ると良いと感じました。


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