見出し画像

【参考書レビュー】大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕

なぜ英語が苦手なのか?



雑感

英語長文は、関先生の「The Rules」や「ポラリス」シリーズが人気をかっさらっていくなか現れた期待の新人参考書。

とにかく丁寧に英語長文を読んでいくことを「独学」で学べるので少しずつではあるが人気になってきている。

この点がとにかく良いポイント。最初にこの参考書で勉強すると、以降の長文の復習方法に間違いがなくなる。

+最初にこの本の特長がかなり詳細に書いてあるので、それを読んで良いと思ったらやれば良いと思う。

良いところ

+学習の進め方がSTEPごとに詳細に載っており、それ通り進められるため、独学にかなり向いている参考書。長文の参考書はとくに勉強法を間違えやすいので、これ通りにやってと書いてあるのはかなり勉強が楽になる。

+精読に重きを置いていること。長文の勉強をしていると、必ず考えるのが、時間が足りないということ。だから裏技的なものを探したくなるが、この本は違う。真向から英語の底力を上げて、その結果早く読めるようにしようという、王道の勉強法を提示し、それをやりやすい形で本に落とし込んでいる。

→まず、単語でつまづかないように、長文の最初に単語が書いてある。これで単語がわからないから読めないという最も壁になる語彙力をカバーしている。

+また、長文には設問がない。正確にはあるが、別冊になっており、最初は読むことをメインにおいてほしいという願いが込められている。

+さらに、WPMを最初に測らせるのは他の参考書にない特長。

+理解度をチェックするという項目があり、穴埋めがあるストーリーが載っている。それを埋めていくというページ。これは実はかなり力が付く。実は、みんな読んでいるフリをして、読んでないことが多い。文字を目で追っているだけみたいな。その結果何が起こるかというと、読んだ後に何も覚えていない。これを対策できるようになっている。
→ 全部長文を読んだ後に、長文を見ずに設問を解く練習をすると、かなりレベルが上がる。キツイ勉強法だが、試す価値はあるよ。ただ難しい場合は、英検の下の級からやっていくと良いよ。

+構文解析や読み方のコツ、さらに内容にまで深く考える記述があり、とにかく他の参考書よりも正確に読んでいくことを重点に置いている。

+さらに、1回読んで終わりではない。復習のサポートが丁寧。まずはチェックシートがついており、自己評価ができるようになっている。問題を解いた感想を書くというのは(長文の参考書では)やる人は少ないがとても良いこと。振り返るからこそ次回に活かせる。何も残しておかないと経験値が貯まっていかないのです。

+チェックシートだけではない。WPMをメインにおいて音読させる復習もポイントとして入っている。そのため、しっかり1冊やり切ったらレベルアップしているはず。

イマイチなところ

+ベーシックと書いてあるが、意外と難しい。訳も意訳があり、人によっては難しい。

+SVOCの部分が個人的に見にくい。

+硬派な参考書なので、合わない人もいる。

+スラッシュリーディングを推奨しているが、自分で入れましょうとなっているので、正解というかなんというか、お手本がないのは少し不親切っぽい。だってベーシックなわけだし。

+これはこの本には関係ないんだけど、言いたいことがあって、よく「長文は読めれば問題は解ける」って言ってる人がいるんだけど、あれは間違い。だって普通に語彙、語法、文法とかの問題が出て来るからね。「正確には、読めれば解ける問題もある」だよ。

他のレベル

他にも2つのレベルがある。気に入ったなら、やってみると良い。こちらもスタンダードと書いているが難しい。が、丁寧な長文参考書でレベルも高めとなると結構ありがたい人もいると思う。

速読力を上げる他の参考書

出たときに、ぶったまげた参考書。最近は浸透してきているみたい。簡単にいうと、「読み方のメリハリ」を教えてくれる参考書。速読するには「メリハリが大事!」と先生は言うが、「メリハリって具体的になに?」を教えてくれない先生いるよね?あれってよくないよね。まじで、良いこと言ってる風で何も教えていない先生良くないよ。


サポートされたお金は英語の教材に全部使います!よろしければサポートお願いします!