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【参考書レビュー】関正生の英文法ポラリス0 基礎レベル

この1冊が憧れの大学への第一歩



レベル感

 高1・高2: 偏差値60位までの大学 / 受験生 : 偏差値50前後の大学

雑感

 まさかの0が出るということで楽しみにしていました。中身を見て思ったことをつらつら書いていきます。

 うーん。個人的にはこれではないなっていうのが正直な感想です。

 個人的には、英語が出来ない人って中学英語が完全ではない人が多いと感じています。だから、そこを補ってくれる教材だったらなあって感じで期待していました。

「この問題集は、中学の問題で出来ています。じゃあやらなくていい?そんなことはありません。基礎は中学英語にあるのです。ここが出来ていないと、結果的に…」みないな感じで、中学英語めっちゃ大事みたいなスタンスだったら良いなと勝手に思っていたので、少しガッカリです。少しは中学レベルのことがあるみたいですが。

 でもポラリスは、入試問題に直結するから、入試問題でって縛りがあるんだと思います。確かに、問題は基本的で良い感じだと思いました。

 ポラリス1が出来ない人は、ポラリスOの前に絶対に中学英語です。中学英語が出来て、スタサプの関先生の授業を見たら、ポラリス1は出来るようになります。つまり、ポラリス1の前にやるのは、ポラリス0ではなく、中学英語の可能性の方が高くない?って話です。

 欲しいのは、そこじゃなくて、ポラリス1も分からないようなもっと下の層を助けてあげられるようなものなんです。

と思ったときに、出たのが、こちら

大岩のいちばんはじめの英文法の対抗馬として注目されていました。

しかし、結局中身はかなりスタート地点が高かったので残念。苦手な人は大岩の方がスタート地点は低いですよ。

さて、今まで結構良くないことを書いてきましたが、使える場面はあります。

使える場面

まず、問題数が258題なのでかなり厳選されています。よって、高1・高2生がさくっと終わらせるのにちょうど良い量になっています。

 最終的には、こちらまでやってほしいのですが、いきなりやると挫折してしまう人が多いのです。その時は、問題数を絞ったものをある程度回して全体像を把握した方がはるかに良いです。

 解説もわかりやすいので、ピッタリだと思います。注意しないといけないのは、演習書だということです。必ず理解書や授業を聞いた後にやってください。このレベル帯がほしい人にとって、ポラリス0に書いてある解説だけで進めていくのは基本無理です。

あと、すっごく勉強が苦手な人。偏差値50前後の大学を目指している人もこちらで良いと思います。本当に最低限の文法問題でなんとかやり過ごしたい人にオススメです。


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