見出し画像

【ワンポイント英文法】仮定法におけるifの省略

文法の解説、大学受験、英検、TOEIC、おとなの学び直しなどに。



仮定法過去がわからない場合は、復習をしましょう。

省略

 ex. If I were a bird, I would fly to you. 
 = Were I a bird, I would fly to you.
「もし私が鳥なら、君のところに飛んでいくのになぁ」

 仮定法のifを省略すると、その後ろは倒置されます。「If I were」の部分を見てください。ここの「if」を省略します。すると、その後ろの「I were」が倒置されます。疑問文の形にします。「Were I」ですね。

後ろ

 ex. I would fly to you if I were a bird.
= I would fly to you were I a bird.

 また、「were I a bird」が後ろに行った形もあります。それが上の例文です。これらの形がすべて同じであると認識できるようにしましょう。

仮定法過去完了

 ex. If I had had enough money, I could have bought a car.
 = Had I had enough money, I could have bought a car.
 = I could have bought a car had I had enough money.
 「もし十分お金があったら車を買えただろうに」

 今度は仮定法過去完了の形です。この3つがすべて同じだと認識できるようにしましょう。2つ目は、「if」が省略されて後ろが倒置したものです。3つ目は、後ろに行った形です。

仮定法における「if」の省略のすべてに言えることですが、「if」が仮定法を認識するポイントではありません。目のツケドコロは助動詞の過去形です。これを見つけた場合は、仮定法だと疑いましょう。

とくに3つ目の文は、could have boughtを見たときに、仮定法を疑えないと、後ろの「had I had」ってなんだ?と思ってしまいます。

were to

 ex. If the sun were to rise in the west, I would never forsake you.
 = Were the sun to rise in the west, I would never forsake you.
 = I would never forsake you were the sun to rise in the west.
 「太陽が西から昇るようなことがあっても、絶対に君を見捨てないよ」

 今度は「were to V」を使った仮定法の形です。この3つがすべて同じだと認識できるようにしましょう。2つ目は、「if」の省略の形です。3つ目は、後ろに行った形です。

should

 ex. What would you do if war should break out
 = Should war break out, what would you do?
 = What would you do should war break out?
 「仮に戦争が起こったとしたらどうしますか?」

 今度は「should」を使った仮定法の形です。この3つがすべて同じだと認識できるようにしましょう。疑問文だとなぜか難しく感じるようですが、全く考え方は変わらないです。

 ex. Should you have any questions, please do not hesitate to contact me.
 「質問がありましたら、遠慮なく私に連絡してください」

 TOEICでは頻出の表現なので、ついでに覚えておきましょう。

覚えるポイント

1、仮定法の「if」を省略すると後ろの形は何になるか。

2、「if」を省略できるパターンを覚える





サポートされたお金は英語の教材に全部使います!よろしければサポートお願いします!