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【参考書レビュー】大学入試 ゼロから覚醒 はじめよう英文法
「英語が大嫌い」「文法を勉強して何の役に立つのか」
そんな人たちのマインドを、この本が覚醒させます!
勧めるために、初心者用の参考書はできるだけチェックしているのですが、今のところ、大学受験において、英文法のはじめの一冊目は「大岩のはじめの英文法」ですね。長年ずっとこれなんです。
これに待ったをかけたのが、こちらですが、残念ながら脅かすものではありませんでした。スタートのレベルが高い。
そして、また出てきたのが、ゼロから覚醒です。実際どうなのでしょう。読んだ感想をつらつらと書きます。
ゼロから覚醒はこちらのシリーズになっていますね。
雑感
入試に必要なところがしっかり載っている1冊になっています。大岩は230ページに対して、こちらは、184ページになっており、少ないですね。周りの本屋さん探してもなく、kindleで買っちゃったんで、厚さとかはわかんないんですが、薄いですよね。核心は336ページで意外と分厚い。
じゃあ、大岩よりも内容が薄いかというと、そうではなく、大岩より多くの内容が載っています。そのため、大岩より1冊やり終えた後の到達点は高いと思います。感覚としては、
こちらの説明を詳しくしたみたいな感じになります。
1番後ろに不規則動詞活用チェックの項目があります。意外と出来ない人が多いので、便利ですね。
イマイチなところ
文が多くて、難しい。個人的には別に難しくないんですよ。でも、この本って、いわゆる英文法の正攻法で内容が書いてあるんです。だから、品詞とか用法など文法用語をしっかり使って説明しています。しかもぎっーしり書いてあります。
あと、覚えなきゃいけないところが、まとまっていないんです。文中に書いてあるだけなんです。代々木ライブラリーみたいな、基本はここだみたいな感じ?ここは、肘井先生の参考書の方がかなりレイアウトが見やすいのではないかと思います。
英文法が嫌いな子って、用法とか無理!難しい!結局なに?で避けちゃうんですよね。だから、正直そういう子には向かないかもしれません。
ただ勘違いしてほしくないのは、長いから、専門用語を使っているから難しいってことではないってことです。丁寧に説明しようとすると、文字は多くなります。だからスタンスの違いなんです。スパっと簡単に言い切ることで、わかりやすくする方法もあるし、できるだけ丁寧に書いてわかりやすくする方法もどっちもあるってことです。
だから、ちゃんと用語も理解して進めば、わかりやすい本になっています。
あと、これは完全に個人的な考えですが、4択問題で英文法の理解度を測る系のはあまり好きではないかなぁ。
どんな人がオススメ
まずは、中学英語は最低限マスターしていて、しっかり文が読める人にはオススメです。あと、高校英語を基礎から正攻法でしっかりやりたい人の1冊目にオススメです。
こんな人はこっちがオススメ
初心者は「大岩のいちばんはじめの英文法」がやっぱりオススメです。
中学英語はある程度大丈夫。スッキリとした解説が好き!って人は、
「ゼロから英文法が面白いほどわかる本」がオススメ。
ちなみに
あまり知られていないですが、ゼロから覚醒シリーズの英作文はオススメです。また今度紹介します。
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