【参考書レビュー】1カ月で攻略! 大学入試読むための英文法【標準編】 ~ スラスラ英文が読める「型」を短期間でインストール![音声DL付]
スラスラ英文が読める「型」を短期間でインストール!
レベル感
肘井の読解の英文法より難しめ。動画でわかる英文法 読解入門編と同じくらい。読んでみて思ったのは、第2章の句・節の練習問題からレベルが上がる感じ。
あと、動画でもおっしゃっていますが、「動画でわかる英文法」と「1ヵ月攻略」は結構違うので人によってどっちを選ぶかは変わるでしょうね。
雑感
森鉄先生と斉藤先生のタッグといえば、こちらが有名ですね。
この1ヵ月で攻略シリーズが色々増えていくみたいなんです。どうやらこれより簡単なレベルも出るみたいですね。長文も出るのかな?楽しみですね!
そういえば、斉藤先生って聞くと、こちらも思い浮かびますね。発音・アクセントのルールが学べる良い参考書です。
あと、The Japan Times Alphaで解説していますよね。評判良いみたいですね。
さて、「1ヵ月で攻略!読むための英文法 標準編」なのですが、「"一文"を正確に読む「型」をインストール!」するための本になっていますね。
もちろん、英文を読むルールっていうのも大事なのですが、「推論力」「類推力」も大事なのです。つまり、今読んでいる文って、前に習ったあれに似ているな!この参考書に載っているあれと同じじゃん!っていう感覚も大事ってことです。
そのためには、いろんな英文のパターンをあらかじめに知っておくことが大切なんです。
肘井先生の読解のための英文法はまさにそんな感じの参考書ってイメージです。あと、文法を使って1文を読むって方向だと、こちらに似ているような気がしました。
うーん、良い本ですが、キュンとしなかったので、★★★★☆って感じですかね!あと、英文解釈か?って言われると、英文法の要素が強めなんじゃないかなーって思います!まぁ英文法って書いてあるからね!
中身
+約300ページの「本編の本」と「別冊の暗記ブック」で構成されている。
+本編は3章構成で「動詞の型」「句・節の型」「特殊な型」に分かれている。1章に8セクションあり、全部で24日で終わる設定になっている。
+1セクションは、以下のように進んでいく。
①「今日のターゲット文」で問題を解き
②次にその文を理解するための英文法の説明や例題が続く
③そして「今日のターゲット文」の解説がされる
④さらに他のパターンや応用の例文が解説され
⑤「練習問題」「チャレンジ問題」を解き
⑥「型トレで攻略」で音読を10回する
→セクションの最初に「学習目安時間」が書いてあってすごいなーと思ったけど、全部60分だったw
+別冊の暗記ブックには、ターゲット文、基本例文、暗記すべき項目(動詞の語法や従属接続詞など)、前置詞、群前置詞などが載っている。
良いところ
+かなり説明が詳しい。見てもらえればわかるが、文字が多い。これでわからなかったら知らんぞくらいの気持ちで文字がある。1冊で分かり切らせる気がしてすごい。
+カラーで見やすい。英文のSVOCもカラーになっていたり、重要なところも色が付いていて視覚でわかる。
+音声があり、索引がある(※ただ、本編用の索引はなく、別冊用の索引しかない)。
+ターゲット文は誤訳しやすい文を採用していて、「単語をつなげて読む人を撲滅」することを目的にしている。かなり作るのが大変だったそうですよ。
+暗記ブックに接尾語が載っているところ。解釈でこれをしっかり載せているものは少ないんじゃないかなー。品詞がわからないと文型が判断できないわけだから、接尾語の知識は必要だよね。
→また前置詞や群前置詞が載っているのもいいね。ただ、解説はなくパターンが載っているだけだから詳しくはないけど。
→あと、暗記ブックの基本構成がターゲット型になっていて良い!
+予測の話では、うまく文章を図解化している。
+受動態や関係詞などの欠けた箇所をしっかり書いている。ここは意識してほしいところだからしっかり図解していてわかりやすいね。全体を通して、欠けた箇所をわかってほしいというこだわりを感じる。
+カンマだけのコラムがあって面白い。自分はカンマだけで通して使い方を教えたりするけど、参考書で書いてあるのは結構まれなのでは?コロン、セミコロンは英文熟考に書いてあったかな!
改訂前の英文熟考には少しだけ接頭語については載っていました。
イマイチなところ
+文字が小さい(重要なところは大きくなってたりするが)。文字が多いのも人によっては合う合わないがあるから注意だね。これはどこかでも書いたけど、文字が多いのは優しさなんだよね。きちんと伝えるために「文字を多め」にするか、あえてわかりやすくするために言い切ることで「文字を少なく」するか。どっちもアリだし、合うか合わないかの問題。
+カラフルだが、人によってはあまりチカチカするのが合わない人もいるかもしれない。
+ポイントや文に出てくる大切な考えのまとめもほしかった。
+項目はやっぱり、Vingの識別やthatの識別でまとめてほしかった。ここは話し合って決めたみたい。
+これは完全に個人的なんだけど、「おわりに」はほしいんだよね。
注意
+標準と書いてあるので、わかると思うが、初心者のためのものではない。ある程度知っている、分かっている人じゃないとダメなレベル。ただ今後、初心者用が出るらしいので、そっちはかなり期待!
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