見出し画像

ガバガバ(?)Amaz◯nについて


先日、某通販サイトAmaz◯nにてあるものを購入した。


お届け先やクレジットカードなどの情報は

とうの昔に登録されているので、

翌日18時〜20時の時間指定を済ませ、

「アカウント流出したらやべぇな」

手軽さの光と影に思いを馳せながら

いつものようにワンタッチで購入する。


僕は歴戦のプライム会員であるので

Amaz◯nも僕の購入した商品は爆速で出荷してくれる。

この日も例に漏れずそうだった。

商品が発送されたのは注文からわずか1時間48分後のことだ。

ありがとうAmazon。

あ、やべっAmaz○n。

商品出荷のメールが僕のスマホを、

そして僕の心も激しく震わせる。

僕のクレジットカードも。



そして次の日。

今日荷物が届くはずだ。

いつもより数ミリ高い場所に心を感じながら仕事に励む。



思惑どおり17時半に仕事が終わり、

荷物を無事受け取ることができそうだ。




、、、、、、、、、




ふと気がつくと時計は19時57分を指していた。


おいおい、あと3分だぞ。

どれだけギリギリを攻める気だ。KAT-TUNが配達してんのか??

それともなにかい、

プライム会員様の時間指定が守れねぇってのかい。

なんて事を考えながら時計を見つめ

少しだけ長く感じる180秒を過ごす。




20時の鐘が鳴った。




気がした。


本当はうちにそんな時計はない。




しかし20時を過ぎたのは本当だ。

おかしい。

僕はしっかり18時〜20時の指定をしたはずだ。

日付もちゃんと確認したはず。

まさか実家のほうの住所にしたか?


心臓がキュッと狭くなるのを感じながら

急いでAmaz◯nの注文履歴へアクセスする。


画像1



でしたじゃないのよ。



あの、



でしたじゃないのよ。




配送状況を詳しく見てみると、

未だ配達中となっていた。


心の広い僕は

まあたまにはこんなこともあるだろう

なんて思いながら

インターホンのご機嫌を伺いつつも、

夕食を済ませ、お風呂を済ませる。



時刻は22時を回っていた。

流石に遅い。

今日はもう来ないだろう。

そう思った僕は今日の到着は諦め

また翌日の同時間を指定し直した。


悪びれもせず

「変更を受け付けました。」

などと曰うAmaz◯n様。

僕が煩わせたみたいな言い方しやがって。

今度はしっかりしてくれよな。




寛大な僕は荷物のことなどすっかり忘れ

煌々と光る液晶とほのかに温い紅茶と共に

静かな夜の時間を流していた。

本当はペプシだった。





22時57分

1通のメールが届いた。


Amaz◯nからだ。




「ご注文商品の配達が完了しました。」



?!?!?


おいおいおいまてまてまて



僕は受け取ってないぞ?


しかし賢い僕はここで「置き配」なるものの存在を思い出す。


このご時世、

非対面での荷物受け渡しのため

指定した場所に荷物を置いて去るという

配達法が推奨されている。



そういえば昨日注文するときに

勝手にチェックが入っていたような気がしなくもなくもない。


駆け足で玄関に向かい、ドアを開ける。




無い。





なんだ、無いじゃないか。

慌てて戻り、配送状況を確認する。


「ご注文商品をお客様に直接手渡しました。」


その文字は

僕の置き配への追懐を嘲笑うように

死にかけのiPhone8に刻まれていた。

(そろそろマジでスマホ変えたい。)



映画の見過ぎか、パラレルワールドという言葉が脳裏をよぎる。

違う世界の僕が荷物を受け取ったのかもしれない。

そんなことを瞬間、真剣に考えた。




んなわけねぇだろ。



正気を取り戻した僕は

急いでカスタマーサポートに連絡する。


あの、今配達されたらしい荷物が届いていないのですが、、、(半ギレ)


お調べ致します。少々お待ちください。


大変申し訳ありません。配送中に何かあったのかもしれません。返金にて対応でよろしいでしょうか?
あ、じゃあそれでお願いします。
かしこまりました。



この間、わずか数分。

すぐに返金完了を知らせるメールが届く。


、、、、、


こんな簡単でいいの??


え、これもし本当は受け取ってても

届いてないって言えば返金になるじゃん??

そんな増殖バグみたいなことあっていいの??

え、いいの???

(今度もっと高い物買った時に試してみようかな、、、)


なんて良からぬことを企みながら

何事もなかったかのように

同商品をもう一度ポチる。



翌々日、無事届きましたとさ。

ちゃんちゃん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?