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新年明けてからのクイズ大会参戦記とこれから【アタック25Next予選会・中四国最強位2023編】

はじめに

前回の記事では、Triangleという大会に参加したときの振り返りをしました。

それからだいたい1か月。次は2/11にアタック25Nextの予選会、そして2/24に中四国最強位2023に参戦してきました。

結論から言うと、どちらも残念な結果となってしまいました。理由の一つとして、単純に対策量が足りなかった部分はあります。Triangleの後、仕事が忙しくなったために対策が雑になってしまいました。忙しい中でどれだけ対策の量と質を担保するのか。

この2大会の内容を振り返り、反省していきたいと思います。

アタック25Next予選会

当日まで

まずは、2/11にアタック25Nextの予選会がありました。

アタック25Nextの予選会は、応募すれば確実に出られるわけではなく、メールで案内が来た方のみ参加することができます。

当日からさかのぼること約3週間前に予選会の日程が公表。実はこの時、参加するかどうか悩んでいました。

実力が不十分じゃないのか。資格検定との兼ね合い(実は漢検と同日だった)はどうするのか。PR欄に書くことがまだ足りないんじゃないか。

と、懸念はいくつかありましたが、予選会にはいつでも出られるわけではないし、いつ募集されなくなるのか怖かった(過去に地上波放送は終了)ため、結局は参加することを決意しました。

PR欄では、「山口県愛」と「洋楽ロック好き」を多めにアピールしました。

99人の壁でジャンル「山口県」で出演しているため、山口県に関するアピールはしやすいですし、何より高校生クイズで県代表になっているので、そこを推していきたいと思っていました。

「洋楽ロック好き」は、最近エリック・クラプトンやクイーンのライブに参戦したり、移動中もずっと聴いているので、そこをアピールしようと思っていました。

まあ、いくらアピールのネタがあっても、筆記を通過しないとまったく意味ないのですが・・・。

後日、出場案内のメールが届いて、無事参加できることとなりました。

当日

そして、2/11がやってきました。

筆記についてはとにかく時事が不安で仕方がなかったです。前回の予選でも、時事でミスを連発し、筆記で涙を呑んでいました。正直、やってもやっても不安なところです。

会場は、かなり緊張感に包まれて、しゃべってる人もほとんどいませんでした。そんな中、僕は隣の参加者の方に話しかけてもらえました。おかげで少し緊張がほぐれました。

筆記は全部で25問一般常識と時事に分かれています。制限時間は6分半です。なお、筆記の内容については口外禁止なので、ここでも内容には触れません。

解いていく中で、一般常識でもすでに「あれ?どうだったけ?」と自信のない問題がありました。そして、時事ではより自信のない問題が多かったです。

あくまでも噂で真偽不明ですが、ボーダーラインは8割、つまり25問中20問と言われていたので「けっこう微妙なところだな」と思いました。ギリギリのラインだな、と。

筆記が終わってから採点し、結果発表までは20分程度時間がありました。周囲が静かな中、先ほど話しかけてくださった方とクイズについていろいろしゃべってました(笑)。しゃべってないとメンタル持たないな、とその時は感じてましたね。

そして結果発表。合格者は13名。60名ほどいますが、結構多めです。正直、これを聞いたときは行けると思ってしまいました。

番号と名前が読み上げられます。ちなみに、今回の僕の番号は7番でした。なんか縁起よさそうですよね。

そして最初の合格者が発表されました、割と後半の番号でした。昔(地上波時代)は番号順に発表されていたのですが・・・。成績順に変更になったのだと思われます。

5人、10人と番号が読み上げられても、僕の番号と名前は読み上げられません。

そして、とうとう最後13人目。

「1番、○○さん」

僕の番号と名前が呼ばれることは、ありませんでした。

ただただ情けなかったです。普段からクイズ大会に出場していて、昔高校生クイズで全国大会にも出たのに、そんな自分が筆記であっけなく負けてしまうのは、相当つらかったです。

一応一度筆記を通過したことはありましたが、3度中2度は筆記で落ちてしまいました。これは結構まずいことがと思います。

そして、予選が終わってふと思いました。

「自分、実はかなり弱いのでは?」

今更ですね。自己評価が高かったのかな、と思います。

そして約2週間後には、不安を抱えながら中四国最強位に参戦するのです。

中四国最強位2023

当日まで

アタック25Nextでの筆記敗退を受け、特に時事の知識が足りていないこと、そして、基本問題の知識も十分でないことがよくわかりました。

この時点で、参戦をやめようかとも思いましたが、初心を取り戻す意味でも参戦することにしました。

自分が高校時代に一緒にやっていた人も参加しているかもしれませんし、遠征して負荷をかけることによって、頑張る動機を作ろうとも考えました。

しかし、単に参加すれば強くなれるわけではありません。そのことを当日、痛いほど身に染みて感じるわけです。

本番まで

今回は前泊はせず、深夜バスで行くことにしました。仕事の都合や、予算の関係もありました。

深夜バスは高校時代にはたくさん乗っていましたが、大学時代は実は遠征を避けていたためにクイズ関係で使うことはありませんした。大学時代はクイズでほとんど結果を残すことができず、それは、東京にいるために遠征が不要になって、そのことに甘えていたのではないか、と考えていたのです。

深夜バスでは、高校時代よく酔っていたので、乗る前に酔い止めを服用しました。結果、酔わずに済みました。

そして、岡山駅に到着。最強位の開始は15時。6時半に岡山駅に到着したので、3時間ほど漫画喫茶で時間をつぶした後、新人王を観戦することにしました。

岡山というより、中国地方に来ることも久々でした。久々に戻ってきて、土地特有の空気に少し感動しました。しかし、感慨に浸ってる暇はありません。

11時ごろに会場に到着しました。そのころ、新人王の筆記の採点をしているようでした。

新人王は問題は違いますが、形式は最強位と全く同じです。そういう意味でも、観戦する意味はあると思っていましたが、来た時点ではスタッフ以外はほとんどいませんでした。ちょっと恥ずかしかったです。

スペシャルラウンドの押しを見て、早いなあ、とも思いつつ、何とかいけるかな、と少し楽観的になっていました。自分はそれよりも押せなくなっているのに・・・。

引き続き、2R以降も観戦しました。ペーパーの問題は最強位だけしか参加しないのでわからないのですが、早押しを見ている限りだと、まったく押せない、という感じにはならないかな、とあらためて思いました。

今回、新人王と最強位は違う問題班が作成しています。なので、問題傾向は多少変わってきます。まあ、それを言い訳にするのは絶対違いますが。

準決勝、決勝と観戦していて、緊張感がどんどん高まっていました。どこか固くなっていました。これもよくなかったかもしれません。

そして、優勝者が決定。ポールトゥウィンでしたね。

そして、運命の最強位が始まるのです。

ペーパークイズ

最強位の1Rは、もちろんペーパークイズです。

12分間50問の問題を解きます。そして、その成績と近似値問題の成績で順位が決定。1位~4位はスペシャルラウンド、5位以降は2Rに進みます。

解く直前はとにかく緊張していました。アタック25Nextの予選会のことも頭をよぎっていました。

緊張している中、時間になり1Rが始まりました。

2問目で早速躓きました。あそこで分からなくなって、明らかに焦っていました。別に難易度順とは限らないのですが・・・。

思い出せそうで思い出せない問題も多かったです。高校生の時なら正解していただろう問題も結構ありました。月日が経つと、趣味が変わるのでしょうか。

解いた感触は、何とも言えませんでした。周りの点数がわからないので、周りの点数次第だと思いました。

時間になり、1Rが終わりました。採点は相互採点で行われました。スタッフの人員や時間が限られている場合は、相互採点が採用されます。

「ダンゴムシ」や「タッチネット」、「アイルー」や「筑紫平野」・・・。ちゃんとやっていれば答えられたと思います。

「緑内障」を「網膜剥離」と誤答したり(視神経が圧迫されて視野が狭くなる病気)、「フルーレ」を「エペ」と誤答したり(「突き」のみが有効なフェンシングの競技の種類)・・・。

極めつけは、マラソン最速記録を持ち、先日事故で亡くなられた「キプタム」を思い出せなかったり、「DBS」をうろ覚えで「BDS」と誤答したり・・・。

採点して、ミスに気付いて、割と悲しくなってしまいました。点数は25点。ただ、いくら何でもすごく低い順位にはならないだろうとも思っていました。が・・・。

順位発表~2R

呼ばれた組と順番から、ペーパーは何と54位中48位・・・。正直ここまで低いとは思っていませんでした。採点の時に40点以上取っている人がちらほらいて、嫌な予感はしていましたが・・・。みんな結構取れていて、かなり危機感を感じました。

ただ、終わったことを嘆いていても何にもならないので、切り替えて早押しクイズで挽回しようと思っていました。新人王見た感じなら、まったく勝負できないほどではないと思っていたのです。

しかし、自分がそれ以上に押せていませんでした。

2Rのルールは、アドバンテージ付き5〇2×早押しクイズ各組上位2名は2ポイント、3位~5位は1ポイントのアドバンテージが与えられます。48位の僕には、もちろんアドバンテージはありません。

早押しが始まって、周りは勇猛果敢に押していきます。自分も押してはいるのですが、明らかに遅れていて、競ることができていないように感じていました。

問題数が消化されて、周りがポイントを取ればとるほど焦りが募ります。

1人、2人,3人と勝ち抜けが出て、この組は失格者も続出しました。そんな中、自分は正解も誤答もできず、取り残されていました。

唯一チャンスがあった問題、

「もともとは足のケアそのものを指す、一般には足の爪/の」

ここで押しました。しかし、自分のランプは光っていませんでした。この時の絶望感はすごかったです。

それ以外は、わかる問題自体はあったのですが、反応が遅れていました。Triangleの時から危惧していた実戦感覚の欠如が露呈していました。

結局、なんと0〇0×で敗退してしましました。クイズ歴1年目の時みたいです(そのときのオープン大会すべてで早押しは0〇0×だった)。ある意味「初心」を思い出しました。

失意の中、この後は敗者復活戦に挑みます。

敗者復活戦

敗者復活戦1stステップは、2R敗退者による1組7~8人による7〇3×です。問題数限定は45問です。

自分は最後の組でした。他の組の早押しを見て、展開の速さにどんどん緊張感が高まります。この日は特に緊張しっぱなしでした。10年以上クイズやっていて、こんなにずっと緊張したのも初めてかもしれません。

そして、自分の組です。

早押しが始まりますが、やはりなかなか序盤はボタンがつきません。ただ、中盤から終盤にかけて解答権自体は取れました。しかし・・・。

「トマス・ジェファーソン」を「ベンジャミン・フランクリン」と誤答(合衆国憲法を起草したアメリカ第3代大統領。ベンジャミン・フランクリンも起草メンバーだったので、そこそこ惜しい誤答だったはず)。

「パーフェクトデイズ」を「ワンダフルデイズ」と誤答(役所広司主演、カンヌ国際映画祭を受賞。ほかの作品と混ざってしまった・・・)。

そして、「アンデルセン」を「まどみちお」と誤答(アンデルセンの誕生日4月2日は「国際子どもの本の日」。誕生日を覚えていなかったのと、緊張で「国際」を聞きそびれたのが原因)。

結果は0〇3×。悲惨な成績であっけなく敗退してしまいました。凡ミス連発。この3問どれも正解できる可能性はあったと思います。そうなれば3〇。勝負にたらればはありませんが、紙一重ではあります。この日はツキにも見放されていたと思います。

観戦

この後は、試合を観戦していました。

敗退が決まった後の観戦は、正直いつも複雑な心境になっていて、この日も例外ではなく「壇上にいたかったなあ」と思いながら観戦していました(ひどい成績なのに)。

各プレイヤー素晴らしい戦いぶりで、参考になる部分も多々ありました。

押すことに対しての恐怖心を、どこか最近は感じていたので、座学と実戦で、昔のような勇猛果敢な戦いができるようにしたいと、見ていて改めて感じました。

これから

1/6のTriangle、2/11のアタック25Next、そして2/24の中四国最強位2023、どれも残念な結果に終わってしまいました。

反省点だらけです。

前回の記事でも挙げた

  • 座学不足(Ankiの使い方がよくない)

  • 早押し実戦不足(音声での早押し実戦が少ない)

  • 研究不足(大会ごとの作問などの対策が少ない)

こういったことを反省して、次につなげなければいけません。

前の記事にも書いたように、出るからには優勝したいです。高校生クイズのときも優勝したかったですし、99人の壁でもグランドスラムを取りたいと思いながら対策して挑んではいました。

高校生クイズに対しては特に、今でもクイズを続ける一番の理由になっています。32回で1回戦で負けて、33回もあと1回出られたにもかかわらず、病気で出られず、今でも悔いが残っています。その悔いにどこかで踏ん切りをつけるために、今でもクイズを続けています。

自分で残した悔いは、自分でしか晴らせません。だからこそ、悔いが残らないよう対策して、大会に臨んで、結果を残さなければなりません。

このままでは、一生後悔したまま過ごすことになります。それは絶対に嫌です。

だから、これからは今回のこの3戦の悔しさも時には思い出しつつ、次の戦いに本気で挑んでいきます。

次は3/2第4回暁王戦に出る予定です。もちろん優勝を狙っていきますが、現実も見ていかなかければいけません。

ペーパー通過枠は58。参加者は170人ぐらいになると思います。倍率約3倍です。社会人向けの大会ではかなりの厳しい戦いになります。

最低でも、ペーパークイズで上位100人には入りたいと思っています。これも今までの自分を考えると実は厳しい目標です。

ただ、社会人も出られるオープン大会で最も筆記通過枠が大きい大会は勝抜杯で、通過枠は100です。

だからこそ、「上位100人に入る」というのはそれなりに大きい意味を持ちます。大きな大会では100位までに入った人を「100傑」として大会内で紹介するぐらいです。

この「100傑」に入れるぐらいには、最低でも頑張らないといけないです。ただ、「100傑」に入るためには、予選通過するつもりで挑まなければ入ることはできないのです。通過ボーダーとも大きく離れていないことも多いです。

大会まで1週間を切っていますが、今やれる最大限のことを尽くして、結果を残せるよう過ごしていきたいと思います。


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山本昂輝(Koki Yamamoto)
第32回高校生クイズ山口代表 99人の壁にジャンル「山口県」で出演。 クイズや「自身」についての作品を投稿します。

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