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新年明けてからのクイズ大会参戦記とこれから【Triangle編】

はじめに

noteではすっかりご無沙汰しておりました、山本昂輝です。

新年明けてから、3つほどクイズ大会に参戦してきました。どれも目標からは程遠い結果となり、ショックを受けてはいますが、今後のためにも文章に残しておきたいと思います。

1/6にTriangle、2/11にアタック25Nextの予選会、2/24に中四国最強位2023に参戦してきました。

この記事では、1/6のTriangleについて振り返っていきたいと思います。

(なお文章中は敬称略で統一しております)

1/6・Triangle

Triangleとは、水上颯・山上大喜・河村拓哉のQuizKnockとも関係の深い3者によって主催された大会です。300名ほどの参加者が一堂に集まった大規模な大会となりました。

Triangleとはどんな大会?

大会の予選では、鶴崎修功が開発した「hayaoshi」というクイズシステムを使って進行されます。各自でゲームパッドを持参し、システムに沿って基本4名1組で最初に早押しクイズを行います。そして早押しが終わった後は各セット12問のボードクイズを行います。

予選の早押しクイズは、35問限定で7問正解勝ち抜け、3問誤答で失格、所謂7〇3×で、2名が勝ち抜けとなります。

そして、今回大事になってくるのが、各セットの早押しが終わった後の筆記クイズ。各セットごとに12問出題されます。そこでの正解数が基礎点となります。

早押しと筆記クイズを4セットずつ行い、筆記での基礎点は早押しで勝利すると(1+正解数)×1.5負けた場合は基礎点そのまま加算されます。4セット終了時に点数を合計し、上位10名が準決勝に進出します。

基本的に、筆記クイズの出来が非常に重要です。4セットとも早押しで勝利した場合でも、筆記クイズで答えられなければ得点は伸びません。今回は4勝したプレイヤーが20名いましたが、3名しか決勝に進めず、2勝しかできなかったプレイヤーからも決勝進出者が出ました。

僕は、ルールを見て当初「筆記の成績は大事だが、実力者が多いのでなんだかんだ言って早押しが大事になる」と思っていました。しかし、ふたを開けてみると筆記クイズが「ふるい落としにかかる」難易度の高い傾向で、結果的には筆記の成績に大きく左右されることとなりました。事前の読みを見事に外してしまい恥ずかしかったです。

今回は、あえて先に成績に触れておきます。
早押し:2勝2敗
筆記:1/48・4点(1+1.5+0+1.5)

早押しは勝利数としては2勝しましたが、内容はあまりよくありませんでした。筆記は、はい、論外です。正直まったくわからなかったです。

では、各セットごとに振り返っていきます。

予選第1セット

今回の予選は2ブロックに分かれていて、片方がスタッフをやりつつ、もう片方で対決を行う形で行われました。僕は今回後半のブロックだったので、前半のブロックの早押しをスタッフ業務を行いつつ見ていました。

結構誤答が出ていたので、「これは冷静に進めれば勝利できるかな」と感じていました。焦って失格になるパターンが目の前で起こっていたので、落ち着きながら勝負しようと思いました。

しかし、いざ自分のセットが始まると、思った以上に対戦相手は勇猛果敢に攻めていました。あれよあれよとポイントを積まれ、後手後手に回っていました。

5問目で「りんごゼリー」を「りんごジャム」と誤答。レシピから答えを推測する問題で、過去にも類似の問題がどこかで出ていたと思いますが、これは冷静に考えれば正解できていたと思います。

10問目で「松田優作」を正解。山口県出身なので、これは外せませんでした。

12問目で「フォント」を「フォンデュ」と誤答。前振りから推測が正しくできていませんでした。「~フォンデュやフォンダンから・・・」という振りがあり、そこで安易に決めにかかってしまいました。周りが正解を重ねる中、2×となり苦しくなりました。

20問目あたりで1人目の勝ち抜けが出て、その時点ですでにもう一方5〇に到達していました。焦りながらも、すでに2×しているので完全に追い詰められています。

23問目で『ゴッドファーザー』を正解。公開年を特定された段階で押しました。もっと早く押せたかな、とは思います。

そして、33問目で2抜けが出て、早押しでは負けてしまいました。2〇2×でした。聞いたことはあるけど自信が持てないような問題もいくつかありましたが、完全に力負けした印象です。

他には、1問目の「2PacとノートリアスB.I.G.」もなんとなくエピソードは知っていたのに、名前をちゃんと憶えられていなかったので、そういうところもちゃんと押さえて答えられるようにしたいです。 

筆記クイズでは正解は1問。結局これが最後の正解となってしまいました。10問目の「書道」が正解になる問題は、ニュースで見て覚えていました。もし見ていなければ筆記は正解0でしたね・・・。4問目の「シーシャを吸う」が正解の問題は、「こんなに簡単な問題出るわけがない」と深読みしてしまい、なんとなく似た機械だった印象があった「ブランデー」と答えて間違えてしまいました・・・。踏んだり蹴ったりです。

第1セットは、早押し負け・筆記1問正解で1ポイントでした。

予選第2セット

第2セットは、第1セットの敗者で構成されていますが、大会は始まったばかりなので、全然強い人とも当たる可能性はあります。

このセットは、1人欠席がいたので3人での対決となりました。

開始1問目、早速誤答しました(笑)。「アニメ『けいおん』の影響で結成され/」で「SCANDAL」と自信満々に答えて誤答。2007年結成だったため、行けると思いましたが、全然違いました(正解は「ハンブレッダーズ」)。

早くも1×。さらに対戦相手の1人が猛烈に〇を重ねていきます。そんな中、10問目で焦ってしまい「怪盗キッド」を「月光仮面」と誤答。タキシード仮面のもとになったキャラクターを答える問題でしたが、時系列で安易に決めつけてしまいました(怪盗キッドは『名探偵コナン』のキャラでもあるが、1987年の『まじっく快斗』ですでに登場)。

そして1名が15問目あたりで勝ち抜け、実質タイマン勝負となりました。2×がついてるためなかなか押すことができず、18問目の「則天武后」、25問目の「浦安」、32問目の「ランドセル」を正解して3〇2×としますが、相手も僕が苦手なジャンルをきっちり拾って3〇0×。このままでは×の数で負けてしまします。

そして迎えた最後の35問目、「西郷隆盛像」を何とか正解して4〇2×で辛うじて2抜けすることができました。

2×になったことで、「アイザック・ニュートン」あたりのベタ問すら怖くて押せなくなっていました。1人が突っ走る展開は焦りも生まれますが、こういう時こそ冷静になる必要があると思いました。

実は去年の「第3回いろは」という大会でも、ほとんど似たような展開のセットがありました。誤答がかさんで慎重になってる間に、苦手なジャンルの問題をどんどん正解され、最後の最後でなんとか勝つ。デジャヴでしたね。

他には、17問目の『Smells Like Teen Spirit』はニルヴァーナはよく聴くので、もっと背景知識も抑えておけば答えられたので、そこも後悔してます。

なお、筆記クイズは全問不正解でした。「見返り美人図」「チーズ」「金床」あたりは冷静に考えればいけましたね。もったいない。

第2セットは、早押し勝ち、筆記0問正解で1.5ポイントでした。

予選第3セット

1勝したため、メンバーも強いメンバーと当たるようになります。何とか食らいついて、ワンチャンスを狙っていきたいところです。

7問目の「fantastic」を誤答。「ファンサ」や「ファンミ」の「ファン」を略さずに答える問題でしたが、知識不足でした。

9問目の「サイエンス」は答えようと思えばできたものの、誤答が怖くてスルー。もったいないです。

12問目の「バーキン」をダブルチャンスのおかげもあり正解。こういう問題を地道にとっていきたいところです。

16問目の「工藤静香」も正解。「~のちに木村拓哉と結婚する/」という振りがもしなかったら答えられなかったかもしれないです。

17問目の「坂上田村麻呂」、26問目の「水濠」、27問目の「also」あたりは押せば正解できたと思います。勝負するべきところは勝負すべきですね。つくづくもったいない。

28問目は、先読みを完全に誤り「アニメ」を「紙芝居」と誤答。

最終問題までで2人目の勝ち抜けが出ず、結果〇の数の差で負けてしました(相手は6◯2×、僕は2◯2×)。スルーした問題を思い切って押す勇気があれば、ギリギリ勝てたかもしれません。勝負にたらればはないですが・・・。

筆記はまたしても全問不正解。25問目の「last」は正解できなきゃまずいですね・・・。情けない限りです。このセットの筆記は特に問題が難しかった気がします。

第3セットは、早押し負け・筆記0問正解で0ポイントでした。

予選第4セット

このセットは、欠席者もいたので、3人での対決となりました。3人だと勝ち抜けはかなりしやすくなる印象ですが、第2セットみたいなこともあるので油断できません。

このセットも第2セットと同様1名が突っ走る展開。10問目あたりで早々と1抜け。この時点で1問も正解できていませんでした。第2セット同様、一騎打ちになります。

11問目の「ジャスティン・トルドー」を正解しましたが、13問目の「三平方の定理の逆」を「ピタゴラスの定理」と誤答します。先読みが甘いです。

17問目の「がん」は、自信が持てずスルーしましたが答えるべきでした。18問目の「座布団」、20問目の「リバティ島」、23問目の「マネキン」、26問目の「厳島神社」、30問目の「大隈重信像」を正解し、これで6〇1×で勝ち抜けリーチとなりました。相手はこの段階で4〇2×だったと思います。

34問目。「1918年、ニューヨークに世界初の信号機が設置されました。「進め」を/」ここで勝負をかけて「赤色」と答えましたが、残念ながら答えは「黄色」。知識不足でした。

結局このセットは〇の数の差で勝ち抜けできました。ただ、しっかり7〇積んで勝ちぬけたかったですし、答えられた問題ももっと早く押せたと思います。

なお、筆記クイズはまたもや全問不正解。山口県出身なのに「門司港駅」が答えられないのはどうにかしてますね。確かに、地元にいるときあんまり駅は利用してなかったですが・・・。親戚が下関に住んでいるので、余計にこれは正解したかったです。

第4セットは、早押し勝ち・筆記0問正解で1.5ポイントでした。

予選結果と準決勝以降

予選は、先述通り合計4ポイント。早押しはなんとか2勝できましたが、筆記は何と1問しか正解できず。のちにビギナーの方が25問正解されたと聞きましたが、ちょっと信じられなかったです。ほんとにすごいです。

確かに筆記は、クイズ勉強で取れる問題もあったものの、ナチュラル知識が生きやすい傾向でした。ビギナーの方がこの日の出場者と筆記点数で大差がなかったのも、傾向によるものが大きいとは思います。

準決勝進出者には、僕と同い年のプレイヤーも3人(もっといる?)いたので、頑張らないといけないな、と思いました。28ポイントがボーダーで、大会前に想定していたボーダーよりは低いものの、それは傾向が傾向なのでそうなるに決まってます。

準決勝では、以前も一緒にクイズをやった方に話しかけてもらえて、一緒に観戦しました。めちゃくちゃコミュ障なので、話しかけてもらえると大変喜びます。ただ、もうちょっと自分から声かけていかないといけないですね・・・。

準決勝もさすがにハイレベルで、上がれても全然勝負にならなかったと思います。ただ「全国統一高校生テスト」など分かった問題もいくつかあり、出題の幅の広さを感じました。

決勝も白熱。優勝したのは僕と同い年のプレイヤーだったので、見ていてこっちも頑張らないとなあ、と刺激にはなりました(その割には・・・)。

Triangleを振り返って

Triangleを迎えるにあたって、より効率的に学習するために「Anki」というアプリを本格的に取り入れました。これまでは、なかなかこのアプリを生かせていませんでしたが、頑張って問題集のデータをたくさん取り入れて、1日2000問取り組むようにするなど、対策時間は比較的多く取ってきました。

しかし、結果としては惨敗。問題集の暗記ばかりになると、今度は今回の筆記のような問題に苦戦することになるので、作問の量も増やす必要があると感じました。また、やはりボタンに触れる回数が少なく、それが押しの遅さや精度の低さにつながっていると痛感しました。今回の反省点は、この後のアタック25Nextの予選会、中四国最強位2023での苦戦にもつながってくるわけですが・・・。

この大会が終わった後のことについても、反省することが3点あります。

まずはAnkiの運用方法がうまくいっていない点が挙げられます。せっかくやってきたにもかかわらず、ちょっと忙しくなったぐらいで覚えられているかの判定基準が自分の中で甘くなっていて、Ankiをうまく活かせていません。ただ量だけこなしても、質が悪ければ意味がありません。自分に甘いです。

2つ目に、早押しの実戦が全然足りていない点です。このあと中四国最強位の振り返りの記事もアップしますが、とにかく全然押せてないし、勝負勘が完全に鈍ってます。みんはやに頼ってますが、音声での早押しでもない上、やはり問題数も限られているので、それだけでは不十分です。何とか早押しができる場所を探すなり作るなりしないといけません。高2の時の自分と対決したら負けると思います。それぐらいできてないです。

3つ目に、筆記クイズに対する取り組みが全く足りてない点です。筆記クイズは過去問を解くことと、自分で予想して対策していくこと(主に作問)が基本になると思いますが、Triangleが終わった後もやはりあまり取り組めていません。1日に3つはペーパーを解いて、問題も最低30問程度は作らないといけないと思います。それが全然できていません。だから、アタック25Nextの予選会も中四国最強位も悪い結果になったのだと思います。

反省点だらけですが、これも1つで止まらず複数の大会に短期間で出たことで良い教訓になったのだと思います。そこはポジティブにとらえられると思います。

Triangleと同様の「hayaoshi」システムを使う大会には「いろは」や「Megalomania」があります。「Megalomania」の第5回大会は、今年の5月3日にあります。

大会に出るからには優勝を目指します。これはクイズを初めて早い時期からそう意識するようにしています。現状まったく届いていなかったとしても、端からあきらめていれば、最低限の成績もとることができないと思っています(僕の性格上)。なので、周りからはビッグマウスだと思われますが、そこは曲げずにやっていきたいと思います。

しかし、現実から目を背けてはいけません。どうしたら成績を上げられるのか。どれぐらい、どのようにやれば自分の目標に近づけるのか。そこをもっと現実的にシビアにしないと、またこれまでの二の舞になると思います。

次回はアタック25Next予選会と中四国最強位2023の振り返りを行いたいと思います。なお、アタック25Next予選会についてはネタバレできない箇所も多いので、比較的少なめの分量になると思います。

今回も、僕の長文・駄文に付き合っていただきありがとうございました。もっと精進します。

第32回高校生クイズ山口代表 99人の壁にジャンル「山口県」で出演。 クイズや「自身」についての作品を投稿します。