ポジショニング完結編
いよいよ今回が完結編です。
今日の内容を読んでいただくと、多くの方が悩まれている「あなたの対象者の設定」と「ポジション」が明確になります。
今日はじめてぼくのことを知ったという方は、これまで「ポジション」についてシリーズ化して書いてきたので、パート①から順番に読んでいただけると理解しやすいと思います。
パート①
パート②
パート③
番外編
このようにこれまで「ポジション」について一緒に深掘りしてきました。
今日の内容でひとまずは、完結したいと考えています。ぜひ最後までお楽しみください。
前回の振り返りとしては、違和感とは価値の裏返しであり、その違和感を自分が解決することで、同じ違和感を感じている人(同じ価値観の人)があなたのところへ来てくれるようになる。
ということを話しました。
対象者設定の本質
さて、今日は最後の締めくくりとして、多くの人が悩む対象者設定についても解決していきます。
対象者設定ではよく、ペルソナを考えたり、たった1人に絞ったりされている人が多いと思います。
その理由は、たった1人にまで絞ることで、その人が抱える悩みや問題を明確にするためです。
その悩みや問題のことを「ニーズ」と言いますが、これを明確にするのに悩まれているサービス提供者は少なくありません。
なぜなら、この「ニーズ」の定義があやふやだからです。
「ニーズとは悩みや問題である」と言われても「じゃあその悩みや問題って何なのさ?」ってなるし、悩みや問題を考えようとしても、いまいちピンとこない。なんてことはありませんか?
ニーズ(悩みや問題)の定義
では、ぼくがここで明確に定義したいと思います。お客さんのニーズ、つまり悩みや問題の定義とは何のことを言っているのか?
それは、
「その人が違和感を感じているのに、仕方なく受け入れていたり、仕方なく諦めていること」です。
たとえば前回も例であげた、携帯電話の料金に対する違和感。今は改善され、見事その違和感も解決されたわけですが、以前はどれだけ「高い」と違和感を感じていても、今の携帯電話業界の既存のサービスは、それが常識であり当たり前なため、お客さんは「携帯代が毎月高い」と違和感を感じているのに、仕方なく受け入れていたわけです。(格安SIMなどの話は一旦置いておいて)
つまりは、その「携帯代が高い」という違和感を感じているのにも関わらず「仕方なく受け入れていたり、諦めてしまっていること」というのは、それを解決してあげられれば、その違和感を感じているお客さんにとっては「まさに自分にピッタリだ」と喜んで来てくれるようになります。
つまり、この「違和感を感じているのに仕方なく受け入れていたり、諦めていること」がニーズそのものになり、これをあなたが解決できれば、そのニーズを満たす価値に繋がるということなのです。
既存の業界の人たちでは取れないポジションの発見
そして、その違和感とは既存の業界から生まれているものであるため、あなたがその違和感を解決できるという立ち位置こそ、同じ業界の枠から飛び出した、カテゴライズされないポジションになるということです。
既存の業界の人たちは、今からあなたと同じポジションを取ることはできません。
なぜなら、すでに既存のお客さんがいるからです。だから今さらあなたと同じ180度今とは真逆のポジションを取ることができないのです。
納得できないからこそビジネスをつくる
「違和感」をきっかけに、あなたの対象となるお客さんのニーズも、あなたが業界の人と同じカテゴライズされないポジションも同時に明確になるのです。
「違和感」という感覚。ものすごく価値があると思いませんか?
今までは違和感は、人とはちがう感覚でダメなもの。として考えてこられた方も、ビジネスの世界では違和感はあなただからこそ気づける感覚であり、価値となる。ということを知ってほしいのです。
その違和感をあなたが解決することができれば、その違和感を抱えていた同じ価値観のお客さんにはドンピシャに突き刺さる価値になり、あなた自身も自分の業界の違和感をしっかりと主張し、解決できるということを明確にすることで、同じ業界の人たちとはちがったポジションを確立することができます。
これがぼくの考えるポジションの考え方です。
つまりこれまでの結論を一言で表すと、
「納得できないからこそビジネスをつくる」
ということになりますね。
違和感があるからこそ、あなたがその違和感を解決できる仕事をつくるべきなのです。
その違和感に気づいてしまったあなたは、同じ違和感に苦しむ人のために、べつの選択肢を示してあげられる存在になってほしいのです。
それは「あなたじゃなきゃできない仕事」だからです。
おわりに
これまでのシリーズ化した内容はいかがでしたか?ここまですべて読んでくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。
もし、このポジションの話が面白かったとか、質問したいことがあるとか、自分にも必要だったと感じていただけた方は、ぜひLINEのメッセージのやり取りからお近づきになりましょう^^
そうやってアウトプットすることで、さらに理解が深まると思います。
また、LINEのお友達に向けた配信もしているので、ぜひ繋がりましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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