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経験年数と経過年数について考える
みなさん こんにちは。毎度サルOTです。
最近の臨床で経験年数と経過年数について思うことがあったので少しつぶやき程度に書き起こしてみたいと思います
簡単に自己紹介
この記事を書いている2024年5月現在8年目になる作業療法士です。
都会の回復期病院で3年務めた後、地方のケアミックス病院で地域包括ケア病棟→外来リハビリ→現在訪問リハビリで勤務しています。
資格は3学会合同呼吸療法認定士とAMPS認定評価者を取得しており、今後は心不全療養指導士・心臓リハビリテーション指導士・認定作業療法士の取得を目指しています。
経験年数・経過年数の概念
以前当時のTwitter(現在X)で竹林崇先生のツイートであったと記憶しております。
経験年数→しっかり勉強をして経験を重ねた年数
経過件数→ただぼーっと年を重ねた年数
確かこんな概念であったと思います。
その時感じたのは経験年数を重ねることが本当に大事で、逆に自分も少しでも油断すれば経過年数になりかねない臨床家になりえることに危機感を感じました。
担当者ガチャについて
ここでもう一つ担当者ガチャという概念についても触れておきたいです。
患者さんは担当療法士を選べないことから当事者の方がツイートしていた言葉ですが、これもよくあることだと思います。(実際に自分の周りでもまぁまぁ…いや多々か…)
ほんとに介入する療法士によって結果は大きく異なることがあります。
そりゃ、患者さんもコモンを引くより、SSRやULレベルの人にあたってほしいですよね。
最近あった出来事
先輩療法士のOJT
自分より2・3年年次が上の方からのOJT依頼をいただく機会がありました。
ここで言いたいことは、その方は本当に患者さんに対して真摯に臨床に当たられている方で、年次が下の自分に頭を下げて教えてくださいといと言ってくださったことです。もちろん、自分の得意分野でしたので先輩と二人で患者さんに入らせていただき、良い介入方法の検討の時間となりました。
あり得ないレベルの観察不足
これも、自分より3つほど上の方で(しかもPT)歩行を見ているはずなのに、膝から出ている(皮膚を突き破って出ている…)手術のピンになんと3日も入っていて気付かなかったそうな。
前方病院からのサマリーにも記載が無かったという情状酌量の余地はまだあるものの…ですよね。
日本の診療報酬システムの問題
リハビリ点数はベテランが介入しても新人が臨床しても同じ点数です。
小盛の牛丼とメガ盛りの牛丼どっちも同じ値段といっているようなものです。
逆にこのシステムが自己研鑽を重ねても給料が上がらないという最悪な構図の諸悪の根源だと考えています。
最後に
自分の臨床に対する考え方について
自分には経験年数8年といえるだけの技量が本当にあるのか。いや、患者さんにとって最良の臨床を提供できているか日々自問自答をしています。
少なくとも我々療法士は患者さんの病気やケガという不幸な出来事で飯を食っている職業であるということを日々肝に銘じなければいけないと思っています。
最上で最高の臨床ができるようまだまだ研鑽を重ねなければと思います。
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