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日経暴落も暴騰も、何も出来なかった

2023年4月にデイトレを始めて、11月上旬に事情が出て離脱。その後2024/5に戻ってきて、2024/8に歴史的暴落+暴騰に遭遇しました。
S安を付ける事のないであろうプライム企業が軒並みS安。

これはどこまで行ってしまうんだろうという圧倒的な恐怖感。
投資(投機)を始めてほぼ上昇相場しか知らなかったので、本当にこわかった。なすすべなく、ボーゼン。株やらなきゃよかったとすら思った。

保有株の含み損が見たことない数値をたたき出し、これまた思考停止。なぜ暴落?の部分がわからなくて自分の持ち株の売却も、買い増しも何もできなかった。本当に見ていただけ苦笑

そんな暴落+翌日からの暴騰相場の中、自分にプラスになったと思う事を自分を鼓舞するつもりで書き留めておこう。

暴落も暴騰も、準備がないと何もできない

暴落相場も暴騰相場も体験したことがないからしょうがない、と一言で終わらせるのはとても簡単だけど、私が思ったのはこういう時でも日ごろの準備次第なのだということ。

経験値が低いのは、どうしようもない。だから今回の暴落/暴騰相場にうまく順応できないのは普通。そこは全く気にしていない。

ただ、日ごろの準備は常に怠らない事が利益につながるのだというのはすごく勉強になった。私はそれが圧倒的に足りなかった。

買いたい!と思う株を洗い出ししてあったものの、本当にただそれだけだったのです・・・。

その企業がいくらだったら自分が欲しいと思っているのか?
(なんでその価格だと思ったのか?)
配当%は見ていたものの、それが今の価格でどう変わったのか?
そのうえで業績と照らし合わせてバーゲンなのか?
長期は何年持てば配当が3%切ってもペイできるか?
何株ほしいのか?(単元化させたい?)
インカム/キャピタルゲインどっちを狙うの?
セクターの偏りは起こらないか?   etc

これらの自分の中の洗い出しが全く足りなかったのです。上記の質問は答えられないまま暴騰相場はさっさと私の前を通り抜けていきました。

唯一拾えたのは翌週からS株(各5株)で2社のみ。
応援したいと思う地銀と、長期で持つためのHCCキャピだけ。
後は持っている株の買い増しを数株だけと、短期の利益にはつながらない行動しかできませんでした。

為替や金利、指標の大切さ

私は自分を雰囲気トレーダーだと思っているのですが、それではダメ!と痛感したのが今回の暴落相場でした。

デイトレは自分がエントリーする銘柄の数秒~数分、数十分先を見越してトレードするわけですが、それでも市場全体の流れという理解は必須。
今回の暴落は円キャリートレードが引き起こしたと言われているけれど、その円キャリートレードとは何か?金利がどう市場に影響するのか?

指標も山のようにあれど、今市場が敏感になっているのは特にどの指標なのか?今は景気動向をみんな注視しているけれど、重要だと言われている指標の中身の理解は?

答えられるだろうか・・・今はいくつか答えられるようになっているけど、暴落前日の私は答えられない。円キャリートレードなんて言葉知らなかったよ。うっすらした知識で終わっている事がほとんど。いや、ほぼ理解していなかったのがホンネ。

大きな森(市場)は何を好み、何を嫌うのか?
クジラ達は何を見ているのか?

その森の一部分でトレードするデイであっても、理解不足は自分の利益の低さに通じている。チャートが板が歩み値が、もデイトレにはとても大切だけれど、全体はどう動いているのかを知らないままなのはダメ。

今は良くてもいつかそこで躓く時が来て、停滞すると思っています。

もちろんそれを知らずに成功する稀有な人は存在する(テスタさんとか)けどね。私は凡人です。勉強せずに自分がなりたいトレーダーになれない。

暴落相場は、私にとってWakeup callだったと思う。

耳にタコ🐙ができるほど聞いた資金管理の大切さ

暴落相場で信用買い残が9086億、約1兆円減ったのは株をやっている人ならどこかしらで聞いたり目にしたのでは?

それは圧倒的な追証からくる強制決済と投げ売り、狼狽売りの結果なのだと見聞きしたけれど、資金管理を理解しない人の行動だったと思う。

資金管理というと、実際の自分のお金をどこまで動かすかに焦点が当たりがち。現金余力を残しておきなさい、とよく聞きます。
(後はフルレバ信用だめとか、ね。本当に基本的なこと)

でも私が思う資金管理は、自分が取れるリスクの許容度(含み損)を決めておくことかなと今回感じました。

よく証券口座を開いたサイトなどで自分の属性や資産を入力して、リスクがどれくらいとれるかが見れたりするけど、その数値と実際の体感リスク許容度には大きな開きがあると思う。

実感として私が取れるリスク許容度はかなり低そうです。それは資産額に準ずるのではなく、自分のメンタルに準していると思っています。

例えば株に100万円入れるのがMAXである人が見る含み損50万円は50%のマイナス。1000万円いれるのがMAXである人の同含み損は5%。

資産額の大きな人だったら気にする程度ではないと思いがちだけど、実際はそうじゃなくてそれを運用する人のメンタルで次第なのだと思う。
50%マイナスでも、それが問題ないという根拠があるなら人は不安にはならない。

友人が言っていた「含み損をいくらまでなら受け入れられるか」の言葉の意味が今こそよくわかる・・・。

そのお友達の話は下記を参照↓

暴落相場からようやく気を取り直して私が計算したのは下記

自分が持っている資金に対して、株に最高額いれるとしていくらか?
その時の割合は?(中長期/デイ/余剰資金)
中長期は含み損10%被ったとして、配当何年でそれがペイできるか?
1年間で自分はいくら「投資」に追加入金できるか?
日経が今後さらに下がった場合に、損切りするとしたら何を?

最終的に持ち株損切りしないと決めたのは、これらを計算出来てから。
それまでは毎日眠れず、どうしよう・・・含み損◎◎万円・・・でギャンギャン思ってました苦笑

人間はやはり経験動物

今までたくさんの株歴の長い先人達が、資金管理の大切さや狼狽売りのもったいなさ等を発信してくれたわけだけど、結局わたしたちは自分が経験しないとわからない生き物なのだと思う。

株に限らず、経験しない事は本当の意味で理解できない。
(悪い事だとは思っていないです)

例えば私は子供がいないので、子育てをしている周りの人たちの苦労話や成長話を聞いて、大変だなと思ったりうるうるしたり「感情移入」は大いにできるけれど、真の理解は難しいと思っている。

(誤解のないように補足すると、わからないからそれでいいということは全く思っておらず、相手の立場を想像して行動することは必須)

だからこそ人生でたくさんの経験をすることは大切でかけがえがなく、今回の暴落相場も暴騰相場も私の投資人生の中には必要不可欠で良い経験だったと思っています。

追証を受けた人達が、レバを張った人達が、新NISAを始めて損切りした人達が、自分の行動の結果何を引き起こしたのかを理解したのは決して悪い経験だったとは思わない。

それをプラスとしてとらえるか、マイナスとしてとらえるかは自分次第。
経験動物は経験値を貯めて、その先の行動を決められるのだから。

そりゃぁ爆益を出してる人の横で1000円の利益しか出せない自分に死ぬほどヤキモキしているし、下唇噛んでムキー😠と思う事はある。

いや、正直毎日思っている。
株やっててこの状況悔しくない人、いるー?苦笑

でも過去の自分の行動の結果が、利益を決めているのだからしょうがないと今は甘んじるしかないと思っています。

くっそー!!!!




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