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ダブルブラインドの治験

今から約25年前のことの。

聖マリアンナ医科大学病院の精神科病棟にて。

医局長の諸川由美代医師が中心になって、ダブルブラインドの治験をしていた。

ダブルブラインドとは、医師も患者も本物のお薬かプラセボか分からなくする治験のやり方。

当時の治験は確か大学病院でしか出来なかったと思う。

かなりボロ儲け出来る治験方法だが、医師が本物の薬かプラセボかが分からずに患者に薬を飲ませてると言うことはかなり危険になる。

究極の人体実験だった。

華岡青洲の妻もびっくりだよ。

カルチャーショックを受けたな。

どこの製薬会社だったかは、医局長の諸川由美代医師に問い合わせてね。

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