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正しい整理と整頓の方法

はじめに

整理・整頓・清潔は3Sと言われ、働きやすさに大きく関わる要素だ。

パソコン仕事だと、”清潔”はあまり意識されないかもしれない。しかし、パソコンから大量の資料・データ・メール等にアクセスするので、仕事を快適に進めるために、”整理”・”整頓”は必須だ。

ただ、一回頑張って、整理・整頓したつもりでも、すぐに汚くなってしまうことは多い。
整理・整頓は、誰かがやり方を教えてくれるわけではなく、自己流でやっていて、生産性が低い人がとても多い。

整理と整頓の違いを理解し、使い分ける

整理と整頓は、全く異なる意味である。

整頓は、順番通りにならべる・同じ種類のものを分けることである。マンガを1巻から順番に並べること、書類を時系列に並べること、同じものを分類することである。

「整って、キレイな感じ」を見せることができるので、人目につく場合も、整頓は重要になる。

整理は、”理”に沿って整えることである。”理”とは理屈。つまるところ「よく使うものを、すぐ取れる場所に置くこと」だ。
パソコン内で言えば、毎日使うファイルはデスクトップに置くことだ。直ぐに使わないファイルは、デスクトップに”置かない”ことだ。

勘違いしがちだが、整理に見栄えは関係ない。「よく使うものを、すぐに」だけが全てである。

基本的には、整頓→整理の順番でイイ。
資料で言えば、一定分類する(=整頓する)ことにうよりキレイにし、さらによく使う資料たちをすぐに取れる場所におく(=整理する)ことだ。

よくあるのは、”整頓”だけで見栄えがキレイになったことに満足し、”整理”を怠ることだ。
そうすると、よく使うものが取り出しにくかったり、使わないものが近くにあったり、で心理的・認知的負荷がかかり、「使わない時に元の場所に戻す」「片付ける」をだんだんと怠っていく。
そうすると、日々を過ごす中で、必ず自分の周囲が、だんだんと汚くなっていく。生産性も下がる。

整頓と整理は、対立することもある。
よく読む本を近くに置いておくのか(整理)、ほかの本とまとめて本棚においておくのか(整頓)。
どちらを選ぶかの基準は、「人目につくかどうか」だけだ。人目につかないなら自分の自由。「整理」を優先し、よく使うモノを自分の近くに置いた方が、間違いなく生産性は高まる。本で言えば、時間をとって、読む気にもなる。
「整頓」にこだわりすぎると、いずれ必ず片付けを怠り、逆に汚く、整頓されていない状態に逆戻りする。

まとめ

整頓だけで満足しない。整理が整頓にもつながる

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