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わたくしごと。

昨年、2021年10月末にインターンシップ期間を合わせると約4年半の間お世話になったクジラ株式会社、SEKAI HOTEL株式会社を退職しました。そして現在は主に写真、映像によるイメージブランディングを手がける株式会社bird and insectにてプロジェクトマネージャー兼PR担当として働いています。

たったこれだけのことを書くのに3ヶ月もかかってしまいました。転職について触れるのって特に実名でやっていると前職にも現職のメンバーにも見られる可能性があって、どちらにも気を遣ってしまうというか、個人としてはむずかしいなとずっと感じてしまって、そんな言い表せない億劫さと向き合えずにズルズルときてしまいました。ただ、これをしっかりと書いておかないと前に進めないような、なにか重たいものを引きずっているような感覚がずっとあったので、今回は(今回もだが)自分のために書いておこうと思います。



前職のクジラ、SEKAI HOTELではまだ大学生だった頃から広報として、常に事業の最前線で携わらせていただきました。右も左も分からない広報PRの基本はもちろんのこと、チームビルディングに関すること、個人的には人との接し方や幸福感について、これは社会人としてではなく1人の人間としてたくさんのことを会社から、一緒に働くメンバーから教えてもらいました。いつからか人と違うことを価値観の頂点に据えて刺々しく生きていたそれまでとは比べものにならないくらい、身近な幸せに気づき大切にすることの尊さを知りました。(高校、大学時代の友人に久しぶりに会うと必ず驚かれます。そのくらい大きな変化がありました。)



徐々にPR活動の延長にあったグラフィック、写真、映像の制作を行うようになりました。特にSEKAI HOTELが宿泊体験の強みとしていた個人によってカタチの違う体験をいかに伝わる表現に落とし込むかについて、企画から制作までを通して考え続ける日々の中で、それまでも憧れに近い関心があったクリエイティブ領域について、もっと本格的に関わりたいと思うようになりました。それが本当にいいと思えるチームの一端を担う形で、本当にいいと思えるクリエイティブを作ることができるなら、こんなに光栄なことはないと。そして、縁あってbird and insectにプロジェクトマネージャー兼PRとして参画しました。まさに以前よりチームの雰囲気やそこで生み出されているクリエイティブに感銘を受けていたため、本当に運よく縁あって、というタイミングでした。



入社早々、先輩より「1年目は小学校1年生を追体験しているようだよ。」と聞き、よくそんな時代のことを覚えているなと驚いていたのですが、実際に体験してみるとまさに小学校1年生のように毎日新しいものに触れ、気づけば3ヶ月も経ち本当に1年生なら一学期も終わりが近づいてきてしまいました。3ヶ月越しの所信表明ほど間抜けな後出しジャンケンはないなと思いつつも、PMとして制作の第一線についていくこと、まずはそこからだと思っています。そこから個々人によって違う体験をどのように表現するか、受け取ってもらうきっかけとなるものはどんなものなのかなど、広報の領域に知見を広げていきたいと思います。



大人になると初心を思い出さなければならない場面にたくさん直面します。しかし初心をリアルタイムで実感できる機会はそう多くないと思います。今自分はそんな貴重なタイミングにいる、この初心でいられるうちにできるだけ多く明確に残しておきたいというのも、今回書かなければならないと感じていた理由のひとつだったのだと思います。

以上、ここまで勝手な文章にお付き合いいただいた方へお礼申し上げます。今回は完全に自分の話だけでしたが、今後は少しずつ以前のような日々の気づきを明文化するような文章も書きたいなと思っています。自分のペースで、焦らず取り組みたいと思っていますので、今後もお付き合い頂ければ幸いです。

クジラ株式会社
SEKAI HOTEL株式会社
株式会社bird and insect


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