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気の合う友達のような

田口ランディさん。
初めて手に取った本は
「旅人の心得」でした。
それからずっと、少しずつ
本を揃えています。

小説とエッセイを両方
書かれていますが、
特にこの方のエッセイが
お気に入りです。

なぜかというと。
私が普段感じていることを
書いてくださっているから。
感覚がとても近いのです。

人付き合いが苦手なので
そもそも話す相手がいないという
前提がありますが。
私が普段感じていること。

話しても分かって貰いにくいかも。
何だか人とちょっと
ずれているのかな。という
疎外感と孤独感をずっと
覚えてきました。

だから、初めて「旅人の心得」を
読んだ時は驚きました。
おお、この人になら私の話
分かってもらえそうかも!

な〜んて。
まあ、あくまで個人的な
感覚です。でもすごく
嬉しくかったのを覚えています。

それ以来、一方的に
親近感を覚えてご著書を
手にとっています。
「ほつれとむすぼれ」は
先日の八王子古本市で
手に入れました。

今日読んでいて、
うんうん、とうなずいて
いたところを一つ抜粋して
ご紹介します。

「都会にいると、自然が怖いと思うことなんてほとんどない。たった一人で、恐ろしく大きなものの前に立たされたときに感じるあの恐怖を、私はなぜかすごく大事に思っているのだ。強いけれど、それを感じている自分を信じられる。そんな気がするから。」

「ここにまた来られて良かった。ありがとう、って、ちっとも悲しくないのにものすごくせつない気持ちになってしまった。だけど、一人だから、心置きなく泣いた。たまには一人で泣くのもいいものだ。一人で流す涙はいつもの涙と違う。一人で流す涙は海と似ている。」

一人で旅をしている時に、
私も感じていることです。
あなたはいかがですか。
もし少しでも感じるところが
おありでしたら。

きっと私とあなた様は、
気が合うのではないかなぁ。
な〜んて。
そんなことを思ってしまうのです。

私に友達はいませんが
こんな感じで、一方的に
心のなかで大切に思っている方。
結構たくさんいらっしゃいます。

それはとても
幸せなことだなあ。と
ご本を読みながらしみじみと
感じています。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!


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