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あれ、もうお会いしていたのですね

昨日の記事の続きです。
好きな本はまるで、
「気の合う友達のような」。
そんな存在だ、という
私の個人的な感覚のこと。

今日は若菜晃子さん。
最近「旅の断片」という本を
読了しました。

今はその本の続きの
「途上の旅」という作品を
読んでいます。

今日読んでいて、
心に響いたところ。
抜粋します。

「あまりにのどかで、時間が時間どおりに流れていて、そこにあるすべてが嘘のように美しい場所だ。寝転がって顔の横で揺れている草を見ていると、今、私は栄養のある牛乳のようなものを自分のなかに溜めているんだなと思う。体内の電池に充電している感じだ。」

花が咲き、鳥がさえずり
風も穏やかで光も暖かい、
ひろびろとした異国の明るい草原で
若菜さんが感じていたことです。

わお。
私が先日、矢切の渡しに
お出かけした際に
江戸川の河川敷をひとりで
歩いていた時に感じていた感覚と
一緒です。

何も遮るものがない
広々とした青空と、
もくもくした形の白い雲。

日差しは少し暑いけれど、
強めの風が心地良い。
河川敷の途中にぽんと置いてある
ベンチに座って、
空と川と草原を眺めて風に
吹かれながら。

あ〜、気持ちがいいなあ。
今私、すごい充電している気が
するぞ!と思いました。
別の言い方をすると、
「いのちの洗濯」。
そんな感じ。

陽の光を浴びて、
風に吹かれながら
美しい景色を
心ゆくまで眺める。

若菜さんは、
なぜこのことを好んでいたのかは
わからないけれども、それが結局は
その人の個性なのだ。
と書いていました。

個性かぁ。
この点に関しては、
私と若菜さんは一緒なのだな。
と思って、ちょっとほっこりした
気持ちになりました。

その個性が一緒だからなのかは
分かりませんが、私は既に
若菜さんが手掛けた本を
所有していました。
写真に写っている山の本です。

これらのハウツー本に
著者の名前はとても控えめですので
(最後のあとがきのところだけ)
最近気がついたことです。

あらあら、
もうお会いしていたのですね。
なんだかちょっと嬉しかったです。
ふふふ。

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ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!









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