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私の妹

三人姉妹で、
私は長女。
妹が二人います。

真ん中の妹には
「もっと、ちゃんとしたお姉ちゃんっぽい
お姉ちゃんが欲しかった。」
と過去に言われたことがあります。

随分前のことですが、
未だに覚えているくらい
はぁ…。としょんぼりした
言葉でした。

しかし末の妹には。
3月11日の東日本大震災の時
たまたま末の妹と一緒にいたのですが、
その時の私の行動。

雑貨屋さんにいて
二人で品物を見ていた時に
地震が起こりました。
急に始まった強い揺れに
傍にあったガラス細工や
コップ類が次々と落ちてきて。

危ない!と思った私は
隣にいた妹の頭を胸に
抱きかかえてその場を
離れ、フロアの角に
うずくまりました。

とっさのことだったので
考えるよりは先に
体が動いていたことで。
しかしこれが、末の妹の中では
すごく大きなことだったらしく。

もうあれから随分とたった
今頃になっても、
「あの時は本当に、お姉ちゃんだなって
思った」と言ってくれます。 

う〜ん。
そんなに感謝されるだなんて、
こちらの方が恐縮です。
もちろん嬉しさのほうが圧倒的に
勝ってはいるのですが。

真ん中の妹が言ったことは
多分一生忘れません。
(根に持つタイプ)
けれど末の妹がこう言ってくれて
いることで相殺されています。
有り難い…。

こちらの方がお礼を
言いたくなってしまう
気持ちです。
肉親の言葉って、遠慮がなくて。

いい大人になった今でも
こんな風に一喜一憂しているのが
なんとも滑稽に思えますが。
まあ、それでも。

大人になると、
忖度のない言葉に
遭遇する頻度はぐぐっと
少なくなりますから。

良くも悪くも、肉親の言葉。
パンチがあるなあと
久々に今日、末の妹と
会って話して思いました。

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ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!

















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