見出し画像

うたれる

今日古本屋さんで
手に取った本。
石牟礼道子(いしむれみちこ)さんの
詩画集です。

石牟礼さんのお名前は
以前読んだ本で
何度か拝見したことがあり。
試しに手にとってパラパラと
読んでみました。

ふと、見覚えのある
タイトルがありましたので
そちらのページを繰りました。
「花を奉る」という
タイトルの詩です。

数行読んで、涙が盛り上がって
きてしまい。
数行です。
正直自分でもなぜ泣いているのか
さっぱり分りません。

分からないのですけれども
とにかく胸がいっぱいに
なってしまって
涙が止まらず。

これはすごいものだと
確信して、そのままレジへと直行。
鼻をすすっていて
ちょっと恥ずかしい…。

その後電車に乗る前に
もう一度読み返したのですが
やっぱりまた涙が
溢れてきてしまい。

満員電車の中で
電車の窓に映る自分の
呆けた顔をぼんやり
眺めていました。

うたれる。
この言葉がいちばん
ふさわしいかな、と
今書きながら思いました。

鎮魂と祈りの詩。
これから何度となく
読み返す詩になりそうです。
巡り会えてとても嬉しく思います。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?