50代の母、初めてSwitchに触れる

実家は同じ都内のため、ゴールデンウィークは感染リスクに気を配りつつ出掛けた。

セブンイレブンの冷凍食品たちを手土産に。自分が食べたかったのもあるが、保存が効くのでなかなかセンスのあるお土産になったのではないか。自画自賛。

さて母とはゲームをする約束だった。実家にはテレビしかないから私の家から一式持っていく。

私のSwitchはライトじゃないが、普段利用するポシェットに入るので、思ったほど荷物は大きくならなかった。

昔のスーファミとか、今もプレステだったら大事になっていた。Switchはよく出来た家庭用ゲーム機だ。



実家に到着までは何の問題もなかった。

家に到着して早速テレビに繋ぐも、母がWi-Fiパスワードを覚えておらず。

当初の予定ではゲーム初心者でも楽しめるであろうスーファミのマリカーを提案する予定だったが断念。

気持ち悪い切り替え、3Dの世界を体感してもらうべくスプラトゥーン2の、オフラインでも楽しめる初心者向けコース、ヒーローモードにチャレンジしてもらった。



スプラトゥーンはまず3Dである他に、Switchの特徴と言えるジャイロ機能を使う。

慣れると人との対戦が楽しめるし、オンラインならではの楽しみ方が出来る。

かなりメジャーなゲームで、eスポーツとしての地位を築いている。

テレビゲームには疎いものの物事のゲーム性は好む母に、是非ともチャレンジして欲しかったのだ。



結局のところ、母はひとつ目のコースで計2回ゲームオーバーして、その日は断念してしまった。

しかしその2回での母の理解度は素晴らしく、私も本気で母とプレイする日を夢見たほど。

母のプレイを見た印象を書いておく。

これは3Dに初めて触れた人特有のものと思うが、キャラクターの視点を合わせること、コースの進行方向を理解することはまだまだ難しいようだった。

しかし敵のキャラクターの攻撃を避けながら自分の攻撃を当てることを自然にやってのけ、イカになると壁を登ったり網を潜ったり出来る世界観を理解するなど、テレビゲームゲーム初心者らしからぬ理解力だと私は思った。

子どもの頃はテニスをし、大人になった今もパートで働きながら休日はゴルフへ行き、とにかく元々のセンスがある。

…と、私が思っているということが伝わるよう、母のポテンシャルをとにかく沢山褒めるコミュニケーションの取り方を私も意識した。

母は、プライドが高いのだ。そして負けず嫌い。謙虚に振る舞うのも得意だが、心は常に燃えている。それ故に、50歳過ぎてなお新しいことに挑戦できる。



普段からは、意識しないけれど、私は親に恵まれているのだなぁと改めて思う休日であった。

お母さん、実家にSwitch買わないかな!

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