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小学校受験 運動能力と受験体操

※2023年11月にアメブロで投稿した記事のリライトです。

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

さて、今日の本題です。

今日は、運動考査のうち「ボール」について書こうかなと思います。
運動考査でボールが出るとして、考えられる出題は何でしょうか。

まりつき、歩きドリブル(直線・ギザギザ・8の字)、遠投、的当て、玉入れ、キャッチボール、ボール渡し...今ざっと思いつくのはこのくらいでしょうか。

では、それぞれどのように対策されていますか?

例えば、まりつき。「縄跳び」と「まりつき」は、0から1にするのが本当に難しい種目です。

練習のとき、最初にお約束するのは足は軽く開いた状態で動かさないということ。

そして両手で真下にボールを押し、跳ね返って来たボールをおヘソの辺りで両手で取る練習を繰り返します。まりつきは、「叩くのではなく押す」ということを体に覚えさせます。

それができるようになったら、2回のドリブルから挑戦します。両手で真下に落とし、跳ね返ってきたものを1回片手で真下に押す。次にボールが戻ってきたら、両手で取る。「真下に押さないと戻ってこない」ということを体に覚えさせます。

2回できたら3回、3回できたら4回。それを繰り返して10回まで行ったら、もうあとはできるところまで。

これは、「まりつきを○回やってください」という指示行動の練習にもなります。時間はかかりますが、まりつきするときに余計なところが微動だにせず、誰よりも安定した綺麗なまりつきができるようになりますよ。そして、その安定したまりつきが、歩きドリブルで絶対的な優位につながります。

遠投は、どのようなサイズのボールを投げるかによって練習の方法が変わります。持ち方を変える必要があるからです。共通するポイントは、リリースポイントを一番高いところに持っていくことと前に出す足の先を真っ直ぐに向けること。そして、腕だけでどうにかしようとせず、体全体で押し出すイメージで投げることです。

全ての項目について、ここで1つずつ解説していくことはできないのですが、要は、小学校受験における運動考査は、基本的に運動神経とかそういう問題ではなく、ポイントを押さえれば誰でもできるということです。

もちろんダッシュが遅いとか、そういう優劣はあるでしょう。でも、結論から言うと30m程度走ったところで年長児が走る速さの差ってどのくらいだと思いますか?せいぜい1-2秒程度ですよ。誤差程度でしかありません。

もちろん最善は尽くすべきだとは思いますが、その1−2秒を縮めるよりも、もっと大切なポイントがあります。

例えば、線を踏まない待っている時にふらつかない今やっている他のお友達をしっかり見る。そして、ちゃんと練習してきたことが分かるように正しい構えで位置に着きゴールまで懸命に走り抜ける

ダッシュ(かけっこ)の考査で大切なのは、この5点に尽きます。

体操教室は、そのポイントが何かを確認しにいくところで、運動能力を上げるところではありません。

運動能力は、様々な動きを遊びの中で習得するのが一番です。受験期、お忙しい日が続くと思いますが、外遊びは必須です。

もちろんいつもの近くの公園でお友達と遊ぶのは大切。でも、運動に力を入れた学校を受けるのであれば、様々な動きができるようなアスレチックなども週末の計画に組み込んでみてくださいね。筋力と体幹をしっかり作っていきましょう!!


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