小学校受験　これから本番まで親のメンタルが持つのか、という話

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こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

早いもので来週から7月ですね。年長の皆さま、順調にお過ごしでしょうか。

この時期、春からの不調を抜けて復活するお子様もいれば、夏から一気にアクセルがかかった塾に心がついていけず、伸び悩むお子様もいらっしゃるかと思います。

おうちの方のメンタルはどうしてもお子様の出来不出来に連動してしまい、逆におうちの方のメンタルはどうしてもお子様に移ってしまうので、好循環にも悪循環にもなり得ます。

お子様が本番に力を出せるかどうかは、そのくらい本人の気持ち一つで大きく上下します。

試験一ヶ月前くらいになると、親もある意味開き直ることもできるのですが、ここ3ヶ月はまるで修行のようにご自身と向き合う時間が必要になってくるでしょう。

" なんとも言えないソワソワする気持ちと、思うように進まない苛立ちと闘いながら、この時期を乗り切るにはどうしたら良いか "

そんなお話を今日はしたいな、と思います。

その方法として、考えられるのは４つ☝️

１．やることを淡々とこなす

試験までにやるべきことをリストアップし、残る日数に割り振って、それを淡々とこなしましょう。不安の最大の要因は、見えないものに向かっていくことです。そして、苛立ちの最大の要因は、ノルマが達成できないことです。ですから、自分の想像しうる範囲で、それを取り除いてしまいましょう。
塾からの宿題等も大量に入る可能性がありますので、無理のないスケジュールを組むことをお勧めします。

２．やってきたことを纏める

前に手帳をつけましょうという記事を書いたのですが、既に年長さんには今さら…ということもあると思います。
そういうときは、せめて今までを振り返り、どのくらいのことをやってきたのか可視化することで、しっかりやってきたお子様とご自身を労ってほしいと思います。例えば、ちぎったものを毎週貼って並べてみる。ちゃんと取り組んでさえいれば、きっとその進歩に気づくはずです。1日の進歩は、本当に小さな一歩ですが、長い目で見れば結構変わっているものですよ。

３．面接の想定問答を作る

やることがあると、余計なことを考えなくて良くなります。子どもに向かっている全注意を、一部ご自身の取り組むべきことに向けましょう。
また、我が家の子育てを改めて振り返る機会にもなり、受験を志した本来の気持ちを思い出すことができるのではないでしょうか。

４．子どもとの時間をしっかり取る

この時期、お子様自身も本当に大変な日々を過ごしています。もちろん、今のタイミングで「自宅学習なし！」など言う勇気は私にはありません。上記１に書いたように、やるべきことはきちんとやる。そのうえで、終わった後の追いプリントはやめてしっかり遊びましょう。できれば一緒に！
幼児にとって、親と遊ぶ時間は格別です。確かに、幼稚園や保育園でも遊んでいるでしょう。でも、それは幼児なりの社会の中での遊びです。親だって、「会社の人と飲みに行ってるんだからストレスなんてないでしょう」って言われたら…いやいや、って思うでしょう。楽しいのと安心するのは、きっと違います。
そして、親にとっても、日頃の自己嫌悪感が少し解消される。win-winですね😆

最後に、一番大切なことを。

私が言うまでもありませんが、ぜひお子様の様子をしっかり観察してください。

・お教室に入りたがらない
・なんでもないことで泣くようになった
・どもりが出始めた
・瞬きやいつもと異なる動きが多くなった（チック）
・トイレが近くなった
・甘えがひどくなった
・視線が異様に落ち着かない…などなど

こういう様子が出るお子様がいます。優秀なお子様ほど、状況が分かってしまうのでプレシャーを受けやすく、心が疲れ切ってしまいます。

もし上記のような症状が出てしまったら、いつでもバサっとタスクを減らせるくらいの覚悟を、親はいつでも持っておきましょう。
（そのためにも、上記１の作業は、とても必要だと考えますよ！）

そして、親が、「この試験で人生が決まる」なんて事を考えないことが一番です。

もちろん、受験するからには、できる限りのことをします。でも、我が子の心を壊してまでやるほどの価値は、この世の中に何一つないと思いませんか。

これから、お子様は親の知らない場所で、親が想像するよりもずっと素敵な時間を過ごし、充実した毎日を送り、生涯の友に出会い、素晴らしい恩師に巡り合い、やがて夢を見つけ、そこに邁進するでしょう。

たとえ、どこの小学校に行こうとも。

小学校受験を考え、ここまで力を尽くしてくれる親がいる。幸せな未来しか見えません。小学校受験は、「その学校を自分で選択できたらもっと嬉しいな」というだけです。

「絶対合格するぞ！」という熱い思いの陰に、必ずこの相反する気持ちを忘れずに、出来うる限りの最大限を尽くしましょう。

コキアでも、一緒に頑張らせていただきたいと思っております。

分からないこと、悩んでいることがあれば、いつでもお問い合わせください。必ずお返事差し上げております。

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