ゲーミングパソコンの下調べ
よく分からないままにほしがっているもの、ありませんか
ずっとゲーミングパソコンがほしいと思っています。
その気持ちが強まっているのは、今のパソコンで遊べなかったゲームがあるからです。
起動はしても画面がカクついて、ストレスフルだったので、やめました。
そこそこの性能のものを選んで買ったつもりだったので、けっこうショックです。
そこで調べ直したところ、足りていないものが分かりました。
GPUです。
画面表示に特化したパーツ
そもそも画面表示専用のパーツが存在すること自体を知りませんでした。CPUとRAMメモリとOSだけで選んでいたことに、今回の失敗の原因があります。Core i7以上かつ最新世代で、RAMメモリの容量が大きければ、オールラウンドに使えるだろうという発想でした。
改めて調べ直して、とりあえずざっくり分かったことが下記の通り。
CPUについて
CPUはほぼIntel一強だったが、AMDなどが食らいつきつつある。
IntelのCPUは「Comet Lake i7-10710U」のように表記される。
i3/5/7/9とあり、数字が大きい順に上位モデルになる。i9は基本デスクトップPCのみ搭載の最上位モデル。
それより次のモデルからi〇の表記が無くなる見込み。
10710Uの冒頭二桁「10」が世代を表す(第10世代)。値が大きければ新しいモデルで性能がいい。
現在は第13世代が最新
〇〇Lakeはコードネーム。同じ第10世代のCore i7にもComet LakeとIce Lakeの2種類がある。
プロセス(半導体の製造工程)の違い。〇nmプロセスと表される。
数値が小さいほど最先端のものに近づくが、今回に関しては14nmのComet Lakeの方が処理能力が高い。でも、グラフィックは10nmのIce Lakeの方が良いらしい。
末尾に@〇GHzのように書かれている場合、クロック周波数を指し、数値が大きいほど処理能力が高い。
GPU/グラフィックボードについて
CPUは、画面表示の処理を行うGPUというパーツとセットになっている。
CPUに搭載のGPUは性能が悪いため、3D描画や動画編集等には向かない。
CPUとは別に画面描画専用のパーツであるグラフィックボードを搭載したPCを購入する必要がある。
AMDのRadeonやNVIDIAのGeForceが有名で、Intelは弱い分野らしい。
プレイヤーの操作に応じて画面を動かすことがゲームのプログラムの肝になります。パソコン側からすると、「操作を受け付ける処理」と「画面を動かす処理」を同時に行う必要があります。
2Dドット絵ならばCPU単体でできる処理でも、3Dだと計算量が増えるため負荷が大きくなり、処理落ちしたり、熱暴走を起こしたりする可能性があります。そこで、画面描画専用のグラフィックボードが必要になってくる、ということのようです。
どれがどのくらい性能が良いのか分からない
Intel以外の製品の見方が分からない
CPUならばとりあえずIntelのCoreシリーズで、最新世代のi7以上を選んでおけばOKという認識でした。
しかし、グラフィックボードはAMDかNVIDAが主流で、いろいろなモデルが出ています。
IntelのCPUに上記の命名規則があったように、メーカーごと上位・下位・新旧世代・その他の性能に応じた表記法があるはずで、その点を把握するのが面倒くさくて後回しになっています。
ベンチマークスコアを参照してみる
仮に表記法を把握して上位モデルかどうかを確かめることができたとしても、他のメーカーとの比較が困難です。そこで、性能を計測するベンチマークソフトというソフトを使用した人の話を探してみると参考になるものがありました。
IntelのCPUに組み込まれているGPUは、Intel UHD Graphicsなどがありますが、かなり低い数値であることが分かります。高価な買い物をしたつもりでも、用途に適した性能でなければ意味がありません。改めて悲しくなってきた。
また、末尾の数字が大きいものでもスコアが低いものがあり、ナンバリングの規則がいまいち分かりません。
さらに、相対的な性能の良し悪しは分かっても遊びたいゲームが動くかどうかはストアページやレビューを見ないと分からないので、推奨環境とスコア票を見比べながらタイトルごと調べる必要があります。
例えば、先述の遊べなかったタイトル「Moonglow Bay」の推奨環境は、「AMD Radeon RX 570(Amazonで15,000円切るくらい)」または「NVIDIA GeForce GTX 970(6年前の製品らしい。中古の流通がメインっぽい。)」です。
ウィッシュリストに入っているゲームで要求水準が高そうなのが「SEASON: A letter to the future」です。「NVIDIA GeForce GTX 1660」が推奨で、2019年発売のものでした。意外と低かったのがネコになって廃墟を探索する「Stray」でNVIDIA GeForce GTX 780が推奨でした。
それでもグラフィックボードのみで数万円することを考えると、搭載PCはそこそこの値段になってくるような気がします。
パッと見だと分からないので、他のタイトルの推奨環境も確認する必要がありそうです。
数値が大きいものを買えばいいのか
大は小を兼ねるで、スコアの大きいものを選ぶのはアリかもしれません。
しかし、参考価格を見ると、これだけで10万円越えがたくさんあります。
どちらにしても、覚悟が問われる買い物です。
ポータブルか、ノートか、デスクトップか
Steam Deckが最適解?
Steamのゲームで遊ぶならSteam Deckはどうでしょうか。
ドックを使えばテレビや他のモニターに接続して遊べます。
全てのゲームに対応しているわけではないにせよ、自分の好きなタイプのゲームなら、大半のゲームが遊べそうです。
細かな設定が必要?
ValveはSteam Deckの互換性チェックの結果を順次ストアページに後悔しています。
先述のMoonglow Bayは「Steam Deckのネイティブ解像度をサポートしていない」「グラフィック設定を手動で調整する必要がある」とありました。
Steam Deckのディスプレイの解像度は1280 x 800pxらしく、この解像度での表示をゲーム側がサポートしていないということなのかもしれません。モニターに接続する場合は、ゲームの設定にある解像度に対応したものが必要になるのかもしれません。
設定メニューに解像度の項目があるソフトは、その点の確認が必要なのかもしれません。
モニターとの相性がある?
ゲーミングパソコンはデスクトップが主流なのか、広告で見かけるものの大半はデスクトップPCである印象です。そしてモニターは別売りです。
ゲーミングモニターを見ていると、次の要素がゲームの快適さに影響するようです。
リフレッシュレート:アニメーションの滑らかさ
解像度:画素の密度、くっきりさに影響する
応答速度:残像感の有無に影響する
テレビとは別にゲーム専用のモニターを置くなら、サイズや配線を考慮して、部屋の配置を見直さないといけないかもしれません。
現状:豪華一点突破する勇気もなければ、狙って買うだけの具体性もない欲求。
自分の傾向として、アクションやシューティングに今のところ興味があまりわかないので、そこまで高価なPCである必要はなさそうです。
それでも、長く使うのであれば高性能であるに越したことはありません。
数年単位で見ていく必要のある買い物ですし、いつどんなものに自分がハマるかは分からないので、ある程度は汎用性のあるものを選びたいと思っています。
ディスプレイ、ゲームパッド、その他周辺機器のことも調べないといけません。Steam Deckも次世代機がいずれ出るのかもしれません。CPU/グラフィックボードに使われる半導体の供給事情もこれから変わっていくのでしょう。
いろいろ考えていると踏ん切りがつかなくなるけど、Steamでしか遊べないものがたくさんあるので、1年以内に結論を出したいなぁ。