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#375 納屋の処分
先日私は、「近所の人が、納屋の処分をはじめた。」ということを妻から聞いた。次の日の朝に納屋を見に行った。作業する人が何人かいた。
家の周囲に田畑が広がる農家の納屋には、昔の道具が残っていた。納屋の2階からは、牛(役牛)を飼っていた時に使った農機具もあった。戦後養蚕が盛んだったころの、蚕の部屋を暖める暖房器具や、蚕が繭になる時に使う、藁で使った道具もあった。
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昭和40年代になり、牛や蚕を飼う時代が終わり、納屋に長い間置かれていた。2階に置かれたものは湿気がないのであまり痛むことがなく保管されていた。
その頃から、農業をやめて、大阪に働きに行くようになった。私より少し年配の人で、地区の係の仕事なども一緒にやったことがあった。
その後、ご主人が早く亡くなった後、長い間奥さんが一人住んでいた。数年前に、親の介護もしていたが、親も数年前にはなくなった。
自分と同じ世代の奥さんは、自分が元気な間に、気になっていた納屋の片付けようと決めたとのことだった。
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