見出し画像

#249 原爆資料館

 九州の梅雨が明けて間もない頃、私たちは(私・妻・娘・孫のしょうへい・りかこ)は、長崎に行った。

 昼食後、私たちは市電から降りて、平和公園内にある平和祈念像を目指した。途中にある平和の泉には、「『のどが乾いてたまりませんでした。・・・。どうしても水が欲しくて、とうとうあぶらの浮いたまま飲みました。』あの日のある少女の手記から」と石に刻まれていた。

平和の泉

さらに歩いていくと、右手で天を指し、左手お水平に伸ばした大きな平和祈念像をみた。平和公園の崖に彫られた防空壕跡も見て回った。

平和公園・松山町防空壕群跡

 その後、原爆投下中心地を通り、原爆資料館に行った。

 資料館の入り口の柱時計は11時2分を指して止まっていた。長崎市街の地形のジオラマに、原爆投下時の熱・爆風・放射線等の広がりが、光と音声で実感するように表示されていた。長崎型原爆(ファットマン)の実物大模型もあった。浦上天主堂の惨状も展示されていた。永井 隆博士に関わる展示もあった。

 子どもたちは原爆の悲惨さだけに心が奪われるのでなく、原爆投下の惨状を、自分の理解できる範囲で見学していた。ロシアのウクライナ侵攻では、核兵器のことを耳にすることがある。子どもたちの肌にも、核兵器の恐怖を感じているのだろう。

#未来のためにできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?