#195　頼もしい一言

 朝、私は佐藤さん(＃101　無農薬栽培）に挨拶をした。
　
 佐藤さんは、「大阪の貸し農園でできた極早生の玉ねぎです。無農薬です。食べてください。」と言って、私に玉ねぎをくれた。

　私は、お礼を言って、佐藤さんに、「野菜を作り始めて、もう一年たったな。早いもんやな～。ええ畑になったな～。大阪から引っ越してきてから、畑に来ることも多くなったな～。」と言った。佐藤さんは、「自営業なんで、自分で時間の都合がつけられるんです。私は、この畑が好きです。」と言った。
　
  去年の秋には隣の農地を買い(＃114　大豆の収穫）、その土地にも畝を作って、今年の春から野菜が作れるように準備をしてあった。

　佐藤さんは、「娘も、自分で作った無農薬のお米が食べたいと、いつも言っています。今年は、お米にも、チャレンジするつもりです。」とも言った。これから『耕作地を広げていきたい」と、考えているとのことだった。

　私が、「いつまでも農業が出来ないから、お願いする時があると思うわ。その時には頼むわ。」と言うと、すぐに「もちろんです。」と言ってくれた。

　佐藤さんの「もちろんです。」の一言は、私には、とても頼もしい一言だった。
#ふるさとを語ろう