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yukiko_utto
#377 中間テストの前日
明日から、中学校になったしょうへいの中間テストが始まる。
今日は、学校創立記念日でしょうへいは休みだった。娘からの依頼で、朝10時前に私はしょうへいの家に行った。しょうへいは、一人で窓を閉めたままテレビを見ていた。
今日は、少しやる気があった。「おじいちゃんとテスト勉強しようか。」と言うと、しょうへいは「うん、国語と英語と社会をする。明日は3教科のテストやねん。」と言った。私は、「テストにどこがでるのか教えてくれる?先生が何回も言っていたところはどこやった?」と言った。
英語は、SandayからSaturdayまでの曜日とJanuaryからDecemberまでの月名が大切と言って、スペルをノートに書いていた。国語は、新出漢字を書いていた。やたら繰り返し書いていたので、間違ったところだけ書くように言った。社会では世界の気候の雨温図(毎月の気温の折れ線グラフと雨量の棒グラフ)は、あまりわからない様子だった。
しょうへいと私は、久しぶりに二人で昼ご飯を食べた。「おじいちゃんの家の野菜は好きやで~。」とレタスの生野菜をバクバク食べていた。
私が「学校は楽しい?」というと、しょうへいは、今日も「まあまあやで~。」といった。「けど~、俺の机のところに、うるさい奴が来るねん。腹立つけどケンカはしゃ~へんで。内申書に書かれたらあかんからな~。」としょうへいは言った。
しょうへいの言葉から、中学校の子どもたちには、内申書が無言の力になっているように思えた。
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