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ブライダル映像から撤退します。

この度、2022年6月を持って、6年続けてきたブライダル映像のお仕事から身を引くことに致しました。

先にお伝えすると、別にこの仕事が嫌いになったわけではありません。
人間関係とか、そういうことでも決してありません。

ではなぜ辞めるのか。
このnoteでは、その部分に触れたいと思います。
理由は大きく分けて2つです。

1.そもそもスーツを着て仕事をすること自体が難しくなった。
2.業界の価値観と自分の価値観が合わなくなってきた。

1.そもそもスーツを着て仕事をすること自体が難しくなった。

まずはこちらから。
これは自分自身の疾患面の問題です。
正直、今までも辛いことに変わりはありませんでした。
けど若さなのか何なのかは分かりませんが、まだ何とかできていたんてす。
(スーツや革靴は一度発汗してしまうと着心地やパフォーマンスは最低レベルに落ちますが、汗が目立ちにくいという意味では一定の評価はできる。)
何より、この仕事が楽しかったし、やりがいも感じていたから続いていたという部分も非常に大きいです。

けどそれはこの業界に入った6年前の話。
当時と今の体調や病状、環境が同じなわけありません。
もともと、できること・できないことはすごく微妙なバランスで決まっておりました。
少しの体調の変化、環境の変化でそれは変わってしまいます。
その微妙なバランスが、この6年の間で崩れてしまったといいますか、これはもう限界だなと。
身体にも明確にそのシグナルが出てしまったのもあり、働き方を変えていかないといけないなと考えるようになりました。
この仕事にやりがいは感じておりましたが、やむを得ず撤退をする流れとなりました。

2.業界の価値観と自分の価値観が合わなくなってきた。

2つ目の理由はこちらです。
ブライダル業界に携わるようになって約6年。当初は会社員として携わるようになりました。現在はフリーランスとして引き続き携わらせていただいております。
今日までの6年間で、仕事のはもちろんのこと、生きる上そのものの自分自身の考え方、価値観、将来設計、何もかもすべてが変化したと考えています。
その中で特に念頭に置くようになったのが、「みんな違ってみんな良い」の本質を追い求めていきたいということ。そういう社会を実現させていきたいということです。
これに関しては、深く書いてしまうとこれだけで一つのトピックになると思うので、また機会を改めてお伝えできればと思います。

自分自身がこの6年間で成長し、考え方の変化が生じていく過程で、業界が大事にしていることと、自分が大事にしていきたいことの「ギャップ」のようなものを感じてくるようになりました。
(強くお伝えしたいのが、業界を否定する意図は全くないですし、どちらかが正解・不正解ということでもありません。業界内においても、様々な特徴や社風を持った会社があり、一概に判断することはできないとも考えております。)

1つ目に挙げた理由も大きなポイントでしたので、本格的に気温が上がり始める前に、そしてこの業界の繁忙期が一段落するタイミングの6月末で身を引くことと致しました。

今後は、今までの経験も活かしながら、そして自分自身の考え方や価値観も大切にしながら成長していければと考えております。
ただ、だからといってストレスをため込みすぎず、自分の体調面とも相談しながら、無理をしすぎないようにしていければとも考えております。

最後にお伝えしておきたいことが、決してネガティブになっているわけではないと言うことです。
どうしても、こういう理由を列記するとそう感じ取られる部分もあるかとは思いますが、個人的には「次のステップに進むきっかけになった」くらいのポジティブな気持ちが勝っています。
次はどんな経験や出会いが待っているのか、今からワクワクしています。

この業界で仕事をできたからこその出会いもたくさんありました。
ありがたいことに、今でも繋がれている関係もあります。
どこで何が繋がるか、本当に不思議で分からないものです。

こうした出会いを大切にしながら、次に進めていければと思います。
今後とも応援よろしくお願い致します。

本間 洸貴

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