人と話し合うこと・伝えることの難しさ

【概要】
人と話すこと、人に何か伝えることは本当に難しい。
単純に会話をする、ということではなく、相手と意見をきちんと交わすということ。   
その難しさを理解しているからこそ、人と上手く話せるように頑張りたい。


今僕の活動の主軸はTABIPPO学生支部になっているけれど、その前は学生自治寮だった。

大学の寮なのだけれど、敷地内に大学職員は一人もいなくて、基本的に全て学生のみで運営している。
いうなれば、地方自治体、かな?
内部には直接民主制・話し合いを基盤とした政治制度がある感じ

そこで僕は法案的なもの(ルールの素案)を書いて、皆で議論して、正式な決定事項として承認不承認か皆で決めて・・・ということをしていた。

そこで思ったことは、人と話すことは本当に難しい

そう思う理由は2つ。特に①
①話し合いが何たるかの前提が違う
②適切な文脈や言葉遣いでないと少し違うだけで意図したように伝わらない

まずは①に関して

もう大学生で大人だし、教養的な部分や話し合いをする上での共通認識や前提は担保されているものだと思っていた(一応全員北大生で)。

実際に議論の場になるとこういう人達がいる。
・意見が否定されたら、直観的に自分まで否定されたように感じる人
・意見が否定されて怒ったり意見をむきになって通そうとする人
・本質的な部分ではなく細かい部分に必要以上にこだわる人
・提出された議題の中身が検討不十分であればきつい言葉で罵る人

自治に限らずだけれどこのような話し合いにおいて肝要なのは、話し合いを経てより良い結論が導かれることだと僕は考えている。
そして、新しいチャレンジに対して実現が難しそうでも、否定するのではなく、実現させるために何ができるかということに焦点を当てる

間違っても討論で相手に勝てば良いという話ではない。
相手に意見をする時も「そのやり方よりこっちの方がいい」というのではなく、「こうした方が○○のやりたいことには沿った形で実現できるんじゃない?」という伝え方をしたり。
新しいチャレンジに関しても否定をするのは簡単だ。「○○をできるようにするには△△が必要だ」という話から入りたい。

そして②に関して。

これは寮だけでなく、オンライン留学でプレゼンを作っている時にも感じたこと。
少し使う言葉や文脈を雑にしただけで、意図したように伝わらず、誤解を招く。
テキスト上だと特に。
○○な感じで作って!と人に投げるだけでは伝わらず、必要に応じて細かく指定しないといけない場合も。


世の中、色々な組織や団体があって、そこには必ず会議やミーティングといったものがあるけれど、先ずは話し合いの前提を共有するところから始めるべきだなとここ一年くらいは考えている。
その前提が共有されているかどうかで話し合いの進み方がかなり変わると僕は思う。

一度僕が長をやる組織で共有してみたけど、中々根付かせるのは難しいなとも思うんだけどねー。

話し合いって難しいよなー。僕だってきちんとやれている訳ではないし。
日々話のできる大人に近づけたらいいな。

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