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【2020年振り返り】リスクテイクできたか?の答え合わせ

1年前、2020年の目標として「リスクを取ること」を掲げました。

言い換えれば、会社として、個人として、"最大のリターンを得るために、どれだけ投資を行うことが出来たか?"ということです。

そこで、このnoteでは、1年間の振り返りも兼ねて、どれだけ目標達成できたか、備忘録も兼ねて記していこうと思います。

2020年サマリ

ざっと振り返ってみると、こんな感じです👇

ー 準備期 ー
1月:🎥 フルタイムメンバー3名|YouTubeやってみる
2月:😷 ICC惨敗|九州バンライフ|旅するVANレストラン|風邪で倒れる
3月:💊 大雪の中キャンプ開催|コロナの影響拡大|28歳になる
ー 転換期 ー
4月:🚑「VAN SHELTER」始動|エンジニアYurina入社|カーシェア保険
5月:🎨 家と病院を往復する日々|デザイナーTomoko入社
6月:⏳「バンシェア」リリース|人生初のクラウドファンディング終了
ー 仕込期 ー
7月:🕊 エンジニアThang入社| ワーケーション|新婚2年目 
8月:🦁 資金調達 & 田端信太郎CMO参画|金髪になる
9月:🛠「MobiLab.」発表|キャンピングカーDIY|アンバサダー第1期
ー 発表期 ー
10月:🌱 プロダクトチーム新体制へ|編集長Madoka参画
11月:🔥 スマホアプリ(iOS/Android)リリース|#バンタメ主催
12月:🎉 国内最大級のキャンピングカー予約サービスへ|締め会を初開催

ー 準備期(1〜3月) ー

四半期ごとに振り返ってみます。

最初の3ヶ月は、リスクを取ろうにもなかなか取れない期間が続きました。

理由は、「バンシェア」リリースにあたり必須であった、カーシェア保険の許認可取得に時間がかかり、サービスを世に出そうにも出すことが出来なかったためです。

そのため、この期間はサービスリリースのための準備期間と位置付け、企業さまとの連携や、コミュニティ形成に努めました。

また、フリーランス料理人のNAOちゃんとコラボさせて頂き、CarstayのVANで、後述するHafHさまの拠点を巡りながら料理をするという企画も開催したり、

このイベントで出会った、Moving Base 藤谷さんとも仲良くさせて頂き、大雪の中のキャンプイベントを開催したりしました。

あとYouTubeも始めてみて、継続する大変さを身をもって体感しました(笑)

ー 転換期(4〜6月) ー

そして、新型コロナウイルス感染症の影響により、3月31日に東京オリンピックの延期が決定し(2020年に向けて独立したので、このニュースはとてもショックでした)、4月7日には緊急事態宣言が発令されました。

実は、このタイミングでカーシェア保険の許認可がおりたのですが、自由に旅することが許されない地獄のような世界に様変わりし、リリース見送り。

市況の変化により、大打撃を受けた旅行業界のスタートアップとして、生存をかけて、社会貢献事業「VAN SHELTER(バンシェルター)」を発表。

個人向けに設計していたプロダクトを一旦止めて、会社のリソースを事業者・自治体向けに集め、医療機関の支援を通じて、「動くホテル」と「動くオフィス」の価値検証を始めました。

そして、そのために人生で始めてクラウドファンディングに挑戦しました。

このアクションは、今思えば今年取った大きなリスクでしたが、私自身や会社のミッションと向き合った結果、"誰もやらないなら、Carstayがやるしかない"、と考え、スピーディに施策を打ち続けることが出来ました。

その結果として、数多くのCAMPFIRE支援者さまのご協力をもとに、トヨタさまのご協賛、小田急さまの物資支援を頂きました。

そして、神奈川県庁さまからの協力要請を受け、静岡県藤枝市のPCR検査場のサポートや、熊本被災地支援を実施し、最終的には、27施設へ53台のキャンピングカーを提供、東京都の防災認定事業に認定頂きました。

クラウドファンディングの挑戦については、下記に纏めさせて頂いています。改めて、ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

そして、この時期は新しい仲間との出会いもありました。4月にはエンジニアのYurina、5月にはデザイナーのTomoko、6月末にはTech Leadのメンバーの採用も決まり、一気にプロダクトチームの増強を図り、満を持して日本初のキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」をリリースしました。

ー 仕込期(7〜9月) ー

そして、8月には資金調達と、田端信太郎のCMO就任を発表しました。

このフェーズでは、会社ミッション「Stay Anywhere, Anytime」の実現に向けた、マーケティングに投資するという経営判断のもと、その元手となる資金の確保と、マーケティング責任者として元ZOZOの田端の就任という形で、Carstayのネスクトステージへの挑戦を宣言をしました。

早速、マーケティング施策の1つとして、Carstayのアンバサダー制度を設け、強力なインフルエンサーによるPRを開始しました。最優秀アンバサダーには、車中泊YouTuberの菩薩さんが選出されました。

さらに、Carstay本社もキャンピングトレーラーに移転する方向性へ。そこで移転候補地を模索する中、横浜市金沢区にある500坪の倉庫をプロデュースさせて頂く機会を頂き、「MobiLab.(モビラボ)」を発表しました。

また、個人プロジェクトとして、キャンピングカーのDIYを開始しました。クルマについての知識を養うためには、まずは自身が車両をいじってみることが大切と考えて、60万円の中古キャンピングカーを購入しました。

こちらの車両は近日完成予定ですので、また別途noteでキャンピングカーの制作過程はまとめてみようと思います*

因みに、7月7日を経て、新婚2年目になりました。妻の支えもあり、仕事とプライベートの両立が少しずつ出来るようになってきたかも?コロナ禍で作れる料理のバリエーションも増えました。あと、金髪になりました。

ー 発表期(10〜12月) ー

そして、第4クォーターは、今まで準備してきたものを一気に世に出す時期となりました。10月中に7本のリリースを出しました。

京急電鉄さまとの協業や、KINTOさまとのワーケーションキャンペーン、そして #バンタメ の開催の発表を立て続けに行い、PR強化を図りました。

そして、プロダクトチームの頑張りにより、「バンシェア」Webサービス公開後の半年後、スマホアプリ(iOS / Android)をリリースしました。

キャンピングカーと車中泊スポットをスマホで検索・予約・決済することが出来る日本唯一のアプリとして、多くのユーザーにDownload頂いています。

📲  iOS:https://apple.co/3gk5pip
📲  Android:https://bit.ly/3mF8Imh

さらに、定額制コリビングサービスHafHさまとのパートナー提携を発表しました。Carstayの無料会員登録で、HafH拠点で使える500コイン(個室5回利用相当)が付与されますので、ご興味ある方は是非見てみて下さい*

そして、2020年を締め括る形として、万全のコロナ対策のもと、#バンタメ Vol.0を主催し、日本全国からバンライファーが山梨県西湖に集結しました。

「完全移動型テーマパーク」をコンセプトに、誰でもバンライフを体験することが出来るイベントを、学友のmicや、ナルくん、イケさん、マルさんをはじめとするバンライファーの仲間とともに作り上げました。

2020年、リアルな場でなかなか集まることが出来ず、物理的にも心理的にもつながりが希薄化してしまうことが懸念された1年でしたが、コロナ禍でイベント主催することを決め、仲間たちが再び集まることが出来る場をアレンジしたことは、今振り返ると今年一のリスクテイクだったように思います。

その結果、12月には「バンシェア」の登録キャンピングカー台数が100台を超え、名実ともに、Carstayは国内最大級のキャンピングカー予約プラットフォームになりました。

ー 個人的振り返り ー

ここからは個人的振り返りを少し。

もともと、インバウンド向けの事業を立ち上げるため、2018年6月にCarstayを起業したため、2020年のインバウンド市場の消滅、東京オリンピック延期は大きなニュースでした。

もし、Carstayを自分1人でやっていたら、もしかしたらコロナ禍の影響を受けたタイミングで、心が折れて、事業を休止していたかもしれません。

しかし、そのような判断をせず、1年間、リスクを取って、攻め続けることが出来た理由は、Carstayを応援して下さる、ユーザー・バンライファー・企業・自治体・投資家のみなさま、そして一緒に共闘してくれるメンバーがいたからでした。

1人では到底乗り越えることが出来ない高い壁を、チームで超越することが出来たとき、少しずつ良い会社になってきたなと実感しています。

というわけで、

ここまでお読み頂きありがとうございます。

今年、お世話になった全てのみなさま、本当にありがとうございました。

すべてが奇跡の連続で、関わりの大小や濃淡の関係なく、みなさまのご支援がなければ、Carstayも、私も今ここに立つことが出来ていません。

2021年は、"俺がCarstayや宮下を育てたんだぞ!" ”私のお陰よ!"と言って下さる方が1人でも増えるように、明確な成果を示すことができるよう、精進してまいります。みなさま、どうぞ引き続き、宜しくお願いします。

天気が変わりやすい年末年始ですが、皆様くれぐれも車の運転や、お身体には気をつけて、良いお年をお迎え下さいませ*

Carstay株式会社では、ミッションである「Stay Anywhere, Anytime|誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」を実現するため、国内最大のキャンピングカー・車中泊スポットの予約サービスを運営しています。企業さま・自治体さま・メディアさまと是非連携させて頂きたく、また新たな仲間も募集しておりますので、下記URLより、ぜひお気軽にお問い合わせ頂けましたら幸いです:https://carstay.jp/ja/contact

2020.12.31

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