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D進したいけど働きたい~研究と実務両立を目指し院生しつつAIスタートアップに就職しました~

こんにちは、浅見と申します。
私は京都大学情報学研究科で修士課程に在籍しつつAIスタートアップで働いています。

理系の修士学生の間では、D進するか民間就職するかで悩む方が多いと思うのですが、私はD進前提で、修士に在籍しつつACESというAIスタートアップで時短正社員として週3-4日働きつつ研究しています。

この入社エントリーを通して、修士/博士過程に在籍しながら就業経験を積んでみたい方や、AIスタートアップでのインターンに興味のある方の参考になれば嬉しいです!

ACESを知ったきっかけ

私がACESを初めて知ったきっかけはTwitterで代表取締役の田村さんが載せられていた会社紹介スライドを見たことでした。「アルゴリズムで、人の働き方に余白をつくる」といったミッションやデータ・アルゴリズム・データの蓄積といった三軸から成るサイクルを形成することで非線形な成長を目指すといった戦略に興味を持ったものの、大学院へ進学し博士課程へ進むことを決めていたのでこういう会社もあるのだなぁ、とくらいの興味でした。

ACESへの入社

そこから数ヶ月後、研究室の先輩から「博士課程へ進学することを決めていても一度夏にインターンへ行って自分の興味のある業界などを知っておく方が良い」とのアドバイスを受け、インターンシップを探し始めました。候補の企業を探す際に基準としたのが、研究でも扱っていて自身の興味のある分野であったAI、その中でも画像認識を主に扱っていること、そして長期でインターンをできる企業、の二点を軸に調べていました。
WantedlyでACESを見つけ、まずはカジュアル面談で話を聞くことにしました。この時点では興味本位という感じで、カジュアル面談を受けるのは初めてだったので正直緊張していました(笑)。しかし、面談では博士課程に在籍しながら働いている方やフルリモートで働かれている方がいるなどの話を本当にカジュアルに聞くことができ、本格的にインターンを検討し始めました。この時は以前に見た会社紹介のスライドのことはすっかり忘れていたのですが、オフィスのリラックススペースでメンバーの皆さんが集まって撮られている写真を見てとても雰囲気の良さそうな企業だなという印象を受けました。

その後カジュアル面談を経て、選考を受けることになりました。ワークサンプルテストというより業務に近い内容のcoding testや複数回の面談を経て2021年6月末にインターンとしてACESで働くことが決まりました。

ACESで働いてみて

オフィスは東京ですが大学院が京都ということもあり、業務は基本的にオンラインで行っています。最初はフルリモートということでコミュニケーションの取り方に不安を感じていました。しかし、メンバーの皆さんとSlackやZoomを用いてコミュニケーションを取ることで、些細な疑問なども質問に気づいた方が迅速に対応して下さるのでコミュニケーションの不安はすぐに払拭されました。とはいえ、オンサイト稼働の方が他メンバーとの繋がりや議論がスムーズな点は勿論ありますので、私の場合は大学の長期休暇の際にオンサイト稼働を取っています。また、業務のオンボーディングに必要な知識やツールの使い方等は全て分かりやすい形でドキュメント化されており、非常にスムーズに業務へ携わる事ができました。

業務としてはまず企業とのDXプロジェクトへアサインされ、行動認識技術を用いて介護行動を記録するプロジェクトに携わりました。オンボーディング後すぐにメインで担当するプロジェクトにアサイン頂けたことは スタートアップで働くからこその経験ではないかと感じています。もちろん、ただ投げやりにアサインされた訳ではなくしっかりとしたマネジメント体制がありましたので、無事半期のプロジェクトを終える事ができました。また、最近は研究開発を行うコミュニティにも参加させて頂き、自社ライブラリの開発にも取り組むなど仕事の幅が広がり、とてもやりがいを感じています。

時短正社員制度

ACESには時短正社員制度というものがあります。これは修士課程や博士課程といったアカデミアで活躍する人材が研究で培った知識や技術を社会に実装できる環境の提供を目指したACES独自の制度です。具体的には、月120時間でリモートワークや勤務時間帯に柔軟に対応しながらボーナス・SO・社会保険などを得る事ができます。今年の3月にはこの制度を利用して方が博士号を取得されました。
私の場合は博士課程への進学を決めていたので、この制度の存在は入社する際の大きな決め手にもなりました。また、インターンとして働いた際に実際に時短正社員の方々と仕事をする中で、社会人学生としてのライフスタイルをイメージする事もできました。具体的には、10時から21時で週3日稼働して、残りの日を研究や休みの日に当てるといったスケジュールを取られている方が多いです。私も日ごとに業務と研究を分けた方がタスク管理しやすいと感じたので週3日稼働の形を取っています。研究にも最大で週4日分時間を当てることができるので学会発表や論文執筆が重なっても今のところ無事にこなすことができています。万が一、学会出張や修論時期など研究面でのタスクが逼迫する場合は業務のタスクを一定調整頂けるなどアカデミアへの理解がある点も安心です。
カジュアル面談では実際に時短正社員として働いているメンバーと面談する事ができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

ACESでの今後

早いものでインターンを含めるとACESに入社して半年以上が経ちました。アカデミアにいてはなかなか得られない現場の生のデータを用いて、より社会に近い場所で課題に取り組むことができ、とても刺激的な日々を過ごしています。今後は学業との両立はもちろんのことですが、エンジニアとしての幅も広めつつPMなどのマネジメント業務にも挑戦していき、正社員として私が会社へ提供できる価値をどんどん高めていきたいと考えています!

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