○○女子

美術館女子企画が炎上してとりやめになったらしいということをニュースで知った。

個人的には、なぜ今更・・?という感想を抱いた。
ジェンダー全く詳しくないけど気になったので少し考えてみる。

美術界自体は女性のほうが多い業界であるにも関わらず、女性は低い地位にある傾向が強い。『~女子』という言葉は基本的に男性主体の文化に女性が参入する場合、有徴化するための言葉です。ゆえに当該企画は美術界のジェンダー格差を強化していると考えます。

「有徴」というのは、「しるしがあるかないかでデフォルトか例外かが区別される」ことらしい。美術館に限らず、社会の中で性別というカテゴライズをしたときに、ほとんどの場合女性側がマイノリティにあたる分、「○○女子」を耳にするシーンは多そうだ。

(こんなにあるのか・・!)

女流棋士、なでしこリーグ、といったプロの世界で特段取りだたされない。実力を競い合う場として、その世界で脳の構造・体力差で性別の壁を破ることが物理的に困難だった結果、今の形に落ち着いたからだと推測するが、美術界の場合はもっと根の深い話がありそう。これまでの○○女子と違うのは、そもそも美術界の中で女性の地位が低いと認識されていた(実際どの程度かはわからない)という背景が今回の問題に発展させたのかもしれない。

実力社会なのに、実力関係なく、容姿の特徴でくくられることに問題があるとすれば、例えば「外国人タレント」だって扱われ方次第では問題視されてもおかしくない。


女性(観客)の主体性を無視し、『無知』の側に(のみ)置いていることも問題です。

ターゲットが誰だったのかわからないけど、単純にモデルがAKBの18歳のメンバーじゃなくて、宮崎あおいとか、蒼井優とか、大人で落ち着いた女性像のモデルであれば変わってたのだろうか。失礼な話や...


昔から、おままごとよりサッカーをやるような、期せずとも女性側がマイノリティになってしまうような遊びが好きなことが多かった。小学校のときはおじさんと男子しかいない将棋会館に通っていたし、今も女子人口の少ないエンジニアという職業を選択している。そういった環境にいると、必然的に、私自身の実力やパーソナリティではなく、「女だから」という価値に重きをおいて評価されることは一定数ある。昔は性別を乗り越えるだけの何かをもっていないことに悔しさを感じていたけど、自分がそれを全く利用してないとも言い切れない。それにあまりにも○○女子という言葉が世の中に浸透していくうちに、そういうものかといつのまにか気にしなくなっていた。(過剰に性別を持ち込んでくる環境にはできるだけ近づかないようにしてるけど。)

今回の美術館女子企画も、歴女とか山ガールとかの延長で深い意味はなかったのでは。その深い意味はなく気にしていなかったことを、美術の世界で改めて問題提起されたのかなと思う。

たった100年前までは女性は選挙権もなかったし、家事育児は全部女性がするのが当たり前だったのに、今は完全ではないけど男性と対等に働けているくらい、時代はすごいスピードで動いているんだなってことをOLの起源を調べていたときにひしひしと感じたところだった。○○女子の話とはずれるけど、ちょうど今後の働き方を考えている中で、やっぱり女特有の産休・育休(予定はない)から職場復帰できるのか問題にぶち当たってるので、これが女特有の問題にならない未来がきてほしいなあ


今日の進捗

仕事してたら1日がおわってしもた

・ C4Dチュートリアル: 14 /20
・ Codepenでスケッチ(写経も可): 4 /5
・ note書く: 26+1 /27+1 (分母まちがえてた)
・ ストレッチとフィットボクシング: 28+1 /30
・ 食費を2人で1週間14000円以内におさめる: 4 /4
・ 青汁飲む: 28+1 /30
・ 本読む: 2 /2

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