地獄の門をくぐったら天国と地獄が混在していた件 その先へ

2024年6月10日
一部の方には宣言していた事。
休みの前の日に地獄の門をくぐる。
なんて言ったって私「1/2ヘリテイジ編(100辛)」美味しく食べれたもんね!

200辛は絶対禁止。
死んじゃうからね。しかも夜あれはキツイわ。

せっかく来たからパーツクラブでレジンの材料でも買おう。気持ちは余裕だわー。

パーツクラブで少し時間を使った私。
でもまだ閉店には程遠いわ!
いざ出陣!!

券売機の前に立ち、「100辛」のチケットを買う。

いやー楽しみだ。今回は大丈夫!100だから!!

店員さんにチケットを渡すとまたお決まりの「ものすごく辛いですよ」の言葉。ちょっと聞いてみよう。

私「ヘリテイジとどっちが辛いですか?」
店「いや全然辛いです。えっと……無限くらいですかね」

え………え?無限?
まって?そしたらさ、200辛は何になるの?
だって誰かのブログにヘリテイジ=100辛、無限=200辛って書いてあったよ?騙されたの!?

んーうーんうーん……

私「いっちゃいますか!!」
店「行きますか!!」

そして出てきたのがこちらです。

地獄の担々麺茅ヶ崎ベース界(100辛)

比較してみよう。

地獄の担々麺茅ヶ崎ベース界(200辛)
地獄の担々麺天竜トツカーナモール店(1/2ヘリテイジ編)

明らかに赤い粉が200辛は多い。
てかやっぱり花椒目立つね、界のやつは。

いただきまーす!

ん?甘いぞ?全然行けるんじゃ……辛っこれは辛いわ。200辛の再来かと思うくらい辛い。半分ヘリテイジなんて目じゃないわ。でもいけるかなー……

200辛の時の思い出がよぎる。
あの時も最初は行けると思ってたじゃないか。舌は大丈夫だったじゃないか。

ドキドキしながら食べすすめていった。

ドキドキとは裏腹に、胃は食べ続けても痛くならない。
あれれ?すごく辛いけど平気なんじゃない?流石にスープ全部は感触できそうにない辛さ。
でも胃が痛くなければこっちのもの!!

麺とほうれん草完食、少しスープをすすって

「すみません、スープ全部は無理そうです。ごめんなさい」
店員にほんとに申し訳ない気持ちでいっぱいになり謝った。

店員さんはというと
「いや!すごいですよ!!すごい!今度は200辛いきましょうよ!!」と勧めてきた。

まぁ200辛を注文したやつの顔なんていちいち覚えてないよな。

「実は頼んだことはあるんです。数口でだめでしたけど……」とこれまた申し訳なさそうに伝える私。

「ええっ!!そうなんですね!そりゃそうでしょうけど。それじゃまた、お願いします!」と言われた。

そりゃそうでしょうけど……一体どれくらいの猛者がチャレンジして散っていったのだろう。

とにかく100辛はものすっごく辛かったけど、胃も痛くならないし私にはこれが限界な辛さかな。美味しく食べなきゃ意味ないもんね。

「ごちそうさまでした!また来ます!」
笑顔で店を出た。

はー辛かったなぁ。花椒もう少し少ないかなしでいいな。ちょっと主張し過ぎだったもんな。でも元気に帰れるからいっか!

……ん?

店を出てもう少しで駅という時、それは突然起こった。

胃が………痛い。
痛い痛い痛い痛い!!
同時に襲ってくる吐き気。

まって?さっきまで平気だったじゃん。余裕だったじゃん!

うえええ、やばいやばい!

駅ビルのトイレ(またもやオストメイト)に飛び込む。

飛び込んだと同時に、いつでも発射できるよう便器の前に座り込む。

さっきまで余裕だったじゃん。食べてる時なんともなかったじゃん!!これじゃこの前と一緒だよ……

胃痙攣、冷汗、手足の痺れ、めまい。
だが、少し我慢するとすっとすべての症状がなくなった。

あれ?短いな……やっぱり急に入れたからびっくりしただけかな。良かったぁ。

以前と同じように何食わぬ顔でオストメイトから出る私。

階段を降りると電車が来るまでにまだ3分ほどあった。
はぁ、何だったのかなぁ。

「まもなく、列車が参ります。危険ですので……」
アナウンスが流れたと同時に、また胃の激痛と吐き気が襲ってきた。

なんでこのタイミングよ!危険なのは私の胃だよばか!!とりあえず乗るぜ!

幸いにも、席は空いていた。時間によってはどうしょうもなく混む電車なのだけど。

何とかできるだけ痛くない体勢を取ろうと座りながらもぞもぞくねくねと動くババアは、傍から見たら異様だっただろう。
でもそうでもしなきゃ激痛とともに込み上げて来る何かに抗えないんだよっ!

何とか乗換駅に到着。その頃には少し落ち着いてきたがまたもやこのまま次の電車に乗ることは多大な迷惑になりかねない!

急いでトイレへ駆け込むが、痛みの再来がない。本当に終わったか?
そうだ、水分を飲もう。実は万が一に備えて食べる前に買っておいたんだ、午後の紅茶無糖。

気持ち的には痛みがなくなり余裕ぶっこいて他人とLINEのやり取りまでできる復活っぷり。

普通に自宅最寄り駅へ到着。もう胃の痛みは襲ってこなかった。

駅から自宅が歩いて20分弱のため、今日はつかれた(食べ物食べただけでね)から、いつも帰りは歩くようにしてるけどバスに乗っちゃおう。

バスはめちゃくちゃ混んでいた。発車時間が間近なのかもしれない。

「発車時間になりましたが、遅れている小田急線の接続を待って発車となります。そのままでお待ちください。間もなく発車……」

ズキン…グサグサグサグサギューギューギューッッッッ

今のいの状態を音で表現するならこんな感じ。
よりによって発車間際かよ!

(以下より一部不適切、気分不快を催す表現があります。)

いてーいてーよー(ハート様風)ごふっ!
「間もなく発車……発車しますよ!?」相反して無意識に口に広がる何か。
外に出さないように口にハンカチを当て押さえる。必死に、それはもう必死に!
私も発射しなければ!早く!早く!

階段なんて登れない!エレベーターだ!
間に合わなきゃこの密室の箱の中で惨劇が、テロが行われる。

悪魔が囁く
「誰も見てないよ、ここで己を開放してもいいんだよ」

ばかいうでねぇ!カメラがあるだろうが!!
という思考回路が働く余裕はあったのかなかったのか

定期でよかった。本当に良かった。
タッチして改札中へ行きトイレへ!

神は私を見捨てなかったのか、はたまた私が悪魔に打ち勝ったのか。

ちょうどドアを締めたそのタイミングで第2波、素敵にリバース✨✨✨✨

喉が……痛い……唐辛子のせい?痛すぎる……

しばらく様子を見ていたが、その後波が押し寄せてくることはなかった。

もういい、もしものための時にそなえて歩いて帰る。

少しスッキリした胃と、顔つきで「掃除後」改札を出る。

胃の痛みはない。もうちゃんとしたし、もうないよな!そうだ、水分飲もう。

ここで、一ついつも嘔吐があった入居者がいたときの介護士に伝えるべきこと
「嘔吐した直後は水分でも吐くからすぐにはあげないで。側臥位にして寝かせて様子見て」だ。

すぐには、あげないで。

そんな事、頭からスポーンって抜けて「喉が痛いから水分を飲む」のが当たり前のように、ごくごくと紅茶を飲む私。

さて、頑張ろう。もういけるいけるー!
余裕に喫煙所でタバコも吸っちゃうよ(〇〇臭いかもだけど気にすんな)

なんだろうね。もうこれは日頃の行いが関係してるのか、よっぽど前世で誰かに酷いことをしたのか。
タイミングがさ、思い返してみると「電車に乗った直後」「バスに乗った直後」

そう、次は……「上り坂に差し掛かった直後」なのだ。

そんなに急勾配じゃないにしろ、ダラダラと続く上り坂のその頂上まで行かなくてはならない私の胃にまたもや攻撃が。

ああああああ、うそだろぉぉ!

まだここから10分はかかるよ、だめだああって!!
と、どうしょうもなくその場にうずくまってしまった。歩けない。歩いたら吐く。痛すぎて動けない。
ても、うずくまってたって痛いんだよ!激痛なんだよ!歩かなきゃ!!

なんとかどうにかこみ上げる何かと闘いながら、自宅へ。
なんで自動ドアじゃねーんだよ!!

と理不尽な事を思いつつカバンもそのまま同伴してトイレへin!!

つまりさ、200辛は数口で現象が起こった。
100辛は完食しちゃったから同様の現象が起こった。

200辛→即効性の毒
100辛→遅効性の毒

の違いなだけだった。

もういい……判った。

私はよくテレビでやる激辛チャレンジをしたいわけじゃない。
激辛を美味しくいただきたい。

無限なんて無理だ。そう、無限は無理。

ということで反省を活かして次回はヘリテイジ編完食にします!




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