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オトナ帝国(クレヨンしんちゃん)を見て

現在放送中のドラマ「ビリオン×スクール」を毎週TVerで視聴しているのですが、3話で『オトナ帝国』の話が出てきました。
小学生の頃にDVDで鑑賞した記憶があるのですがぼんやりとしか内容を覚えていなかったので、久しぶりに鑑賞してみることにしました。

概要としては、「20世紀博」という20世紀の懐かしい物が展示されていたり、昔オトナたちが憧れたヒーローになりきって撮影体験ができるという施設ができ、その懐かしさにオトナが夢中になってしまい、子どものようになっていく...という話です。

社会ではたくさんの大人たちが働いています。
彼ら・彼女らが働かなければ、生活において困ることがたくさんあります。
例えば、水道・ガス・電気などのライフラインは止まってしまいます。
病気になっても、診察や治療をしてもらうことはできません。
そして、子どもを持つ親が全ての責任を放棄し遊び惚けてしまうと、子どもたちはまともな食事を摂ることもできません。
この映画では社会のオトナたちが責任を放棄し、自由にやりたいことだけをやる世界が映し出されています。
アニメ映画とは思えない恐ろしさでした...。

懐かしく思う気持ちって、とても素敵だと思います。
最近も平成ブームと言いますか、平成を懐かしむ風潮を感じます。(ガチャガチャとかでも平成を感じさせるものが多いですよね!)
でも、懐かしいという心地良さに縋りすぎて過去に戻りたいと思いすぎるのも良くないなと思いました。

⚠️以下ネタバレが含まれます

終盤に差し掛かる展開でしんちゃんのお父さんのひろしが我を取り戻す回想シーンがあります。
子どもの頃の思い出もとても素敵でしたが、自身が大人になって、奥さんのみさえと出会って、息子のしんのすけが産まれて、家族のために働いて、疲れて帰ったら奥さんと子どもたちが出迎えてくれる。くだらないことで家族と笑い合う日々が思い出されます。
その記憶を取り戻したひろしは、家族と共に未来を生きる決意をします。

その後の野原一家が団結して未来を取り戻そうと奮闘するシーンは非常に感動しました。
しんちゃんが必死に階段を駆け上がる場面も涙が止まりませんでした。

詳しくは是非作品を見ていただきたいのですが、やはり生きているって、未来があるって幸せなことなんだと思いました。
何が起こるかは分からないし、自分の行動次第でどうにでも変えられる。

他のクレヨンしんちゃんの映画作品も久しぶりに見返してみようかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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