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こけ(虚仮)に出来ない、コケの魅力🌱②

もすもす、どうも。オオミズです。

前回に引き続き、今回も「こけ(虚仮)出来ない、コケの魅力」と題して、コケ植物の美しさ・凄さを発信していこうと思います!

コケが住める場所

木の枝に生えるシノブゴケ

コケ植物には、いわゆる植物の栄養や水分を吸収する「根」がなく、
「仮根」という、吸収能力のない、体を支えるための根があります。

そう。
「コケ植物は、根から栄養や水分を吸収しない!」んです!!
理科の授業で習ったのを思い出す人もいるんじゃないでしょうか。
(私は微塵も覚えていません。)

そんな特性を持っているがゆえに、コケ植物は所かまわず生育することが可能となるのです!

土の上はもちろん、石の上や木の幹の部分、コンクリートや動物の糞の上にも!😮

とりあえず仮根を伸ばすことができ、そのコケにとって住みやすい環境であれば、どこでもコケは生きていきます。凄い、、、、

↓フンの上に生えるオオツボゴケを取り上げています。

劣悪な環境でもコケ

上でも書いたように、コケは本当に植物とは思えないほど、いろいろな場所で育つことができるんですが、まだまだコケの生態には驚かされる点があるのです。

それが、「コケの生育環境」

コケがどこに生えるか(専門的に言うと基物)というのも、環境の中の一つの視点なのですが、水分条件や、光条件においてもコケは厳しい環境下で生きることが可能です!

今回、道端に生えるコケを例に出すとしましょう。

あの環境って、よく考えると、いや、考えなくても笑、植物にとっては水分を得づらすぎるんですよね😩

雨が降れば、一時的に潤うことはできますが、雨が降らないと、もーーー、乾燥!!!☀️💦

アスファルトとかだと、すぐ水が流れ出てしまって、保水のほの字もない。

しかし、そんな道端にもコケって生えてるんですよね(しかも1種だけじゃなく、何種類も!)。

これは、そのコケたちが乾燥した環境が好きで、そこを選んで暮らしているんです。

そして、例に挙げた道端だけでなく、乾燥の酷い鳥取砂丘(大学時代によく行ってた)や、桁違いに寒い南極大陸など、様々な環境でたくましく育っていくんですね~

コケって素晴らしい🍃

乾燥にも耐えられるスギゴケ


多種多様なコケ


最後にコケの種類の多さに触れておきましょう💡

コケ植物は、世界に約2万種、日本国内では約2000種が知られています。
比較として、世界にシダ植物は約1万種、裸子植物は約1000種ほど(被子植物は36万種と桁違い)と言われています。

また屋久島には日本国内の約3分の1の600~700種が見つかっています!!多い!
屋久島という島の中に日本の3分の1があるなんて、屋久島はコケの宝庫!🍃

その種数のとおり、コケには様々な姿かたちがあり、これもコケ?!となることも多々あります(その逆の、これはコケじゃないの?!もあります)。

またコケ植物はさらに3つのグループ、蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)、ツノゴケ類に分けられます。
その話はまた今度で、、、!!

そんな多種多様なコケたちを少しばかりお届け↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

大学で追い続けたコマチゴケ
星のようなスナゴケ
イノシシの首みたいなイクビゴケ
私と同じ名前のオオミズゴケ

コケってすごいんだぁ。

2週にわたって(3か月ぐらい時間経ってるの驚き。)お送りしたコケの魅力発信note。

少しは皆さんもコケに興味が湧いてきましたでしょうか?

そうなってくれているとオオミズが喜びます(⌒∇⌒)

そして、またnoteの投稿を途切れないように、精進します。はい。

楽しみながら文章かいていければいいな!!と思います!!

では。

オオミズ🍃


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