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nekonogara
湯が沸くまで
通勤に乗る電車での10分が好き
洗濯を回してる40分が好き
10分前に集合場所について人を待つ5分が好き
映画が始まるまでの広告が好き
予告時間を過ぎても始まらない広告が嫌い
ピークを過ぎた喫茶店のランチが出てくるまでの少し手間取る時間が好き
髪切る時間が好き
湯が沸く5分とカップラーメンに湯を注いで待つ2分半がたまらなく好き。
どうしようもなく待たなければならない、待ち時間が1番能率的に動ける。湯が沸くまでに机を片付けて、2分半待つ間に、ゴミ出しと洗濯物を畳める。駅に着くまでに1節は進める。ランチが出てくるまでに午後の予定が立つ。
時間のかかる趣味は素敵だ。コーヒーは淹れる時間こそが、醍醐味であると思う。
手作りの陶器が焼きあがりを待つのは長すぎる。
やるべきことは山積みで、やれることは少数。やりたいこともたくさんで、体は一杯一杯。平等にすぎる時間が唯一感じられる瞬間は少ない。時間を感じられる趣味を増やせば増やすほど、世界は明るく見やすくなる。
あ、湯が沸いた
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