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エネルギー保存則

お金を稼ぐ.価値を生み出すということについて当たり前だけど,いいこと思いついたので書きます.

エネルギー保存則

タイトルでエネルギー保存則と書いたことについて初めに書いていきます.別に読まなくてもいいです.中学生になると理科の時間が始まります.そこで,エネルギー保存則を習います.具体的には,運動エネルギー,熱エネルギー,電気エネルギー...といった様々なエネルギーが存在し,それらは形を変えるが,総量は変化しないということです.重要な部分は,もののやり取りはその等価交換が行われているということです.

お金

さて,お金(紙幣)は現実世界において価値があるものとされます.2021の今では,スマホ画面の通帳の数字ですかね..?ですが,その数字というのは意味がありません.交換の媒体として,保存可能で,持ち運べて,複製が難しいことが信頼されている.その条件をみたした紙,あるいは数字に過ぎません.本来の価値として重要なのは,3つ目信頼されていることです.不景気になると日本円が買われたりもしますが,その時に使われる信頼とは意味合いが違います.一緒に考えると,全てのお金が同じ価値を持ってしまうことになります.

物々交換

お金というのは,信頼のもとで社会を発達させるのに大きな役割を持っています.信頼と実績の歯車が噛み合えば,会社や社会はすぐに大きくなることでしょう.今回はそこの話がしたいわけではないので,お金というものをこの世から消したいと思います. 遠い昔まで戻って物々交換をしていきたいと思います.

本題

ようやく本題まできました.ありがとうございます.

私たちは日常的に働いています.それは何故か??衣食住を得るため.生きるためです.生きるためには,食べ物が必要ですし,安定した社会が必要です.一人一人の私たちが,社会の中でいずれかの役割を持ち社会を支えるのです.もちろん無償で支えていては,野菜を自分で作る自給自足の生活を強いられます.これではいけません.役割分担をしたのですから,あなたの労働の対価として,野菜と安定した政治と家と...を得ることになるでしょう.

 あなたは労働(働いた分の体力と時間と道具と....)と衣食住(野菜と家と風呂と....)を交換したのです.これは大胆な発想ですが,すんなり受け入れられると思います.あなたの暮らす現実社会から,お金という交換媒体を抜いたらこの構造を発見できるはずです.

一つ例え話

ここで今考えたようなぶつぶつ交換の世界でのお話を考えます.

Aさんは米を作って生活していました.Aさんはお年寄りでした.しかし,お米はみんなが欲しがるので,Aさんはたくさんのお米を作り裕福な生活ができました.あるとき,BさんがAさんの家の隣に引っ越してきました.Bさんはとても若かった.BさんはAさんを訪ねて,美味しいお米に作り方を教えていただきました.Aさんは一生懸命なBさんが可愛くて,いろんなことを教えました.Bさんは美味しいお米を作らずに一冊の本を書きました.『美味しいお米の作り方〜人生をかけたお米たち〜』という本でした.Bさんはその本を朗読する代わりに多くのもの交換してもらいました.その年も,その次の年も,ずっとずっとその商売を続けました.結局Bさんはその本の内容をたくさんのものと交換することで,裕福な生活をしました.

このお話で損したのは誰でしょうか?本来ならものの等価交換を繰り返すので,損した人は一人もいないはずです.しかし,損した人が存在するのです.Aさんです.Aさんは,Bさんに交換することなく重要なお米の作り方を教えてしまったのです.AさんがBさんとお話しできて,いい暇つぶしができたとポジティブに捉えられるならいいですが,多くの場合それは損でしかありません.さらに,Bさんも熱心に時間を使って勉強したじゃないか!と反論をいただきそうですが,その交換が等価であった保証はありません.もっと例え話をわかりやすくするなら,BさんはAさんの家で美味しいお米の作り方の書かれた秘伝のノートを見つけて持ち帰った.と話をすり替えて考え直してもいいでしょう.

自由主義

自由に商売ができる私たちが他の人よりもお金を稼ぐ方法にはやり方がいくつもあります.

もっとも有名なのが,より良いものを提供することです.これはアイデアと技術の発展により実現されます.

他には騙し取ることです.魅力的な見せ方をして,本来の価値を曖昧にしたまま売りに出すのです.

他にはずっと働き続けることで裕福になることもできます.時間を交換し続けるのです.

最後にマージンを得ることです.付加価値をつけるというよりも,転売することに近いです.安く仕入れて,高く売る.それの最も成功した例が,上の例え話であげたように,無料で得て高く売る.ことです.

見かけ上の等価交換

さてまとめに入ります.今回私が伝えたかったのは,お金を稼ぐときに重要なのは,商品をどれだけ魅力的に買わせるかということです.見かけ上等価交換に見せてあげられるか.本来の買値より高い売値がつけば良いのです.これはよく言えば効率的に稼ぐ,悪く言えば嘘をつくことです.そもそも,ものの値段というものは,文化や土地,風土,時代で大きく変わります.商品は技術の発展で,10年前よりも圧倒的にいいものを使えます.値段の付いていないものに,値段をつけられる,もしくは,価値を見出されていないものに,価値を見出せれば億万長者ですね...

最後にいいこと教えます

ここまで見てくると,等価交換をしないのは倫理に反していると思われた方も多いと思います.十分な説明をして,等価交換をするべきだと.確かに情報の不均一さはしばしば問題になります.でも,この世には等価交換を求めなくていいものがあるのです.常にgive and takeじゃないものもあるのです.

それは..家族,友人,師弟,.....

そう!!ジャンプの世界です!!母親からの無償の愛にあなたが返す必要はありません.そのまま受け取るのが子供です.友人からの励ましの言葉に菓子折りを返す必要はありません.飲み会で割り勘しておけば,会話の内容まで割り勘する必要はないです.絆や信頼,今まで過ごしてきた時間,愛など,等価交換を超えた関係で繋がっている人を大事にすることは非常に大事なことです...

みなさんの明日が希望で溢れるものでありますように
明日もどうぞよしなに。


**書いた人**
光苔太蔵:京都大学生3年目。ライブハウスと居酒屋とブックオフをこよなく愛する。人生で一番楽しい時間は、ライブハウス行って居酒屋行って、余韻に浸る瞬間。二番目はブックオフでビビッとくる本を見つけた瞬間。帰りはいつもスタバでコーヒーを買います。休日は物理と哲学と学生が主人公の小説。


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