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小さなBOXひとつに想いを込めるとしたら

本当に大切なことをする。そのために家の環境整備に取り組む。

引っ越しをする時に、貴重品は小さめのスーツケースにいれるといいと聞いてたので、わたしもそうすることにした。

中に入れたのは、パスポート・通帳・ハンコ・会社のパソコンと携帯・自分のパソコン・ニンテンドースイッチとソフト・プロコン・1日分の下着と服。そんな感じだった。

スーツケース1個で暮らしていけるのに、どうしてこんなにも多くの物をためこんでしまったのだろうか。所有する物が多ければ多いほど、満足感が高くなるのかと思っていたがむしろそれは逆で、、。

物が多ければ多いほど、疲れるということが分かってきた。

あまり多く持ち過ぎないようにして、脳のメモリのスペースを空けたい。
目に映る情報量が多いと(つまり物が多すぎると)、それだけで画像処理するのに脳のメモリーを使ってしまうとかいう理由で、疲れやすいらしい。
(たぶん、そんな話をどこかで見聞きした)


両手で抱えられるくらいのひとつの箱
小学校の時に使っていたような、いわゆるお道具箱くらいの大きさの箱

そのひとつの箱の中にだけ、自分にとって大切なものを入れられるとしたら、何を入れるだろうか。

「Move to Heaven 私は遺品整理士です ~韓国ドラマ」をみて、そんなことを思った。

韓国ドラマで見た遺品整理士であるグルが、私の遺品を整理して、大切にしていたものをBOXに入れて一緒に火葬してくれるとしたら、何を入れてくれるだろうか。

今回引っ越しの際に使った小さめのスーツケース貴重品の中には、自分の情熱を込めた作品はなかった。まだそのような作品を残していないのだから仕方がないのだが。

思い入れのあるものには、その人の想いのかけらが宿るのかもしれない。その想いのかけらを、小さな光を、遺品整理士であるグルは見極めることができる人のようだ。

わたしのことを全く知らない誰かが遺品整理をしてくれることになったとして、その人にも分かるくらいの情熱がこもった物を、私はこの世の中に残すことができるのだろうか。

なんてことを考えたりした。

スーツケースに1つに全て詰め込んで、
それだけで暮らしていくとしたら、わたしは何をいれるだろうか。

あの世に行く時に、小さなBOXひとつ分だけ持っていくことができるとしたら、何を入れていくのだろうか。

そして、この世に何かひとつだけプレゼントを残してあの世に行くとしたら、何を遺して旅立つのだろうか。

この世界が、ほんのちょっとだけでも良くなるために、何をのこすことができるだろうか。

うーん。
ほんのちょっとだけでも、この世界がより良くなるように、なんかしらできたらいいな。

とりあえず、なんかしら良いことができたっていうイメージを想像の中だけでも持つようにしようかな。

その都合のいい想像力さえあれば、なんとかなるかもしれない。




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