「ないものはない」の本当の意味が分かった日
土曜の朝、今週の盛り沢山な朝ドラをたった15分でどんなふうにまとめるんだろうという興味から、見逃さないように注意した。(普段は土曜日のダイジェストは見逃しがち)
そしたら、朝ドラ後に流れてきた中島みゆきさんのあの歌声、「新・地上の星」に聴き惚れる。と同時にそのまま新プロジェクトXに惹き込まれた。
いや、もうあの歌と共に始まっちゃったら、もう見るしかないよね。
隠岐の島のとある町の過疎化による人口減少と財政破綻危機からの回復の話だった。町長や町の職員、さらには町民たちによる総力戦が繰り広げられていた。
町長が自分の給料半分カットすると申し出たと思ったら、町の職員全員も給料カットを申し出るという、、、
(うわぁ、自分だったら言えないなぁ)
何年か経ち、役場の人達の本気度が町民にも伝わった頃には、今度は町民たちが預金通帳を役場に持ってきて「町のために使って欲しい」的なことを申し出てきたり、「バスの料金を上げていい」と言ってきたり。まさに、総力戦すぎる。
最終的には、【海のめぐみ】と【人情】によって、戦いに打ち勝ったというストーリーだった。
そして、その町の今のスローガンは、
ないものはない だ。
これを聞いた瞬間、わたしが思ったのは「ないものはないんだから、仕方がないでしょ」と、持っていないことに対する諦めのようなネガティブな面だ。
お母さんが子供に言うような「よそはよそ、家はうち」とか「人は人、家はうち」など、ないものねだりをするんじゃないよ、と諦めさせる時に使われる、あの言葉だ。ないものはないんだから、仕方ないよねと諦めて開き直ることの大切さを伝えたいのかなー、って思ったんだけど、
この町のスローガンの意味は、そっちの意味じゃなくて
ないものは何もない
(つまり、必要なものは全てある!)
の意味だった。
うわぁ~、そっちか!!!
いやぁ、深いなー。
受けとり方が180℃変わっただけなんだけど、世界の見え方がガラッと変わった。
前にも、似たようなこと書いてたかも。
ただ、今日の気づきはまた1段階グッと心に響いたので、書き記しておこう。
ないものは何もない
その本当の意味を、自分自身にも深くしみ込ませる。
わたしに必要なものが、全て備わっているのだとしたら??
そうだとしたら、自分にとって大切なことにチャレンジするのに、なにを躊躇することがあるだろうか。
必要なものが全て備わっていると仮定したら、わたしはこれから何をするだろう?
そう問いかけると、勇気が出てきた。
自分には、なにもないな、って才能のなさに落ち込んだときには、これを思い出そう。
ないものはない =
ないものは何もない(つまり、全てある)
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