ディーゼルとガソリンの輸出規制

ご存じのように先月(2023年9月)21日より、ロシアはガソリンとディーゼルの輸出を一時的に禁止する措置をとりました。
(除くユーラシア経済連合向け、かつ原油は対象外)

これは、燃料費が海外につられて国内でも高騰してしまい、農業や工業、物流に影響が出てしまったからです。
メーカーにとって国内に回すよりも海外に輸出した方が遥かに高い利益が得られるので、国内のガソリンとディーゼルが品薄になり、その結果国内の価格も異常に上がってしまったのですね。

ところがロシア政府は、わずか2週間程度でその対策を決め、輸出規制を緩和しました。

その対策とは…
製油所が作るガソリンとディーゼルは、必ず50%を国内市場に回せ、というものでした。
(売先が見つからない場合に備えて取引所も作ってあります。)
これに違反すると、メーカーは膨大な罰金を科せられます。

50%が良いかどうかは別にして、うまいやり方ですね。
これなら外国市場は高いまま、国内に回るガソリンとディーゼルの量は潤沢になり価格も抑えられます。

(まぁ私は、国内に回す比率を30%程度にした方が良いかと思いますけどね。)
今の日本政府では、問題が起きた際に、こんな早くしかもこんなにうまく対策はとれませんね。

プーチン氏が凄いのか?
優秀なブレインが揃っているのか?
大したものです。

我が国は、トップが愚鈍だし
ブレインは、私利私欲に走り、トラップに引っ掛かりまくりだし…💦

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